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パクリマスオンライン 六つの企業が協力して完成された、最先端のTRMMORPG  作者: 紫電のチュウニー
第2章 大陸への航路を求めて

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第61話 カプセルトイ、第一弾!

ついにきました。ガチャっとね。

演出も第~弾で変わる模様。

ここに運営のこだわりがっ! 


 ミーコを連れて魔チャポンの前まで来たが、その表面には驚くことに1回3千カーネ、11連で3万カーネと表記されていた。

 カプセルトイを実装する場合にはよくある話だ。今が回すべき! と思えないと、ユーザーはなかなかカネを落とさない。

 そのため、期間限定や割引を行うのだ。

 特に第一弾はみなが回したくなるようにするはず。

 

「お兄ちゃん?」

「ちょっと待ってくれ。これってデジタル表記だよな。提供割合とか書いてあるけど、ところどころおかしくないか。押したら画面が切り替わるのか?」

「わぁ。文字が変わったよ? なんて書いてあるの?」


 うるわしの孤島第一弾(だいいちだん)期間限定提供割合

SLD(スーパーレジェンド)……

LD(レジェンド)……

SSR(すごいスーパーレア)……

SR(スーパーレア)……

(レア)……

 限定は期間が定まった排出物になります。期間が終了するとラインナップから外れます。

 SLD、LDはひとつでも排出されればその後、別の排出物へ切り替わります。(例)SLD……職業獲得↠ゲート瞬間移動5/5大陸1カ所固定型

 SSR以下は排出された後、再度同じものが排出される場合があります。


限定SLD……職業獲得用案内Z(限定、極秘)

限定LD……二つ名獲得用クエスト受注の書A(限定)、職業獲得用案内A~D(限定、特秘)

限定SSR……ミッドランド島ダンジョンキーA~M(限定)、ミッドランド島海知の竿(限定)、きわどいハイレグA~E(限定)、キャンプ道具一式セット、生産スキル向上の書セット(限定)、指定生産スキル用グッズセット(限定)

限定SR……願望の魔術書(クイック詠唱術書)、赤炎の魔術書(赤炎取得)、迅雷の魔術書(迅雷取得)、武器スキル獲得のユニーク、ゲート瞬間移動5/5大陸指定型(限定)、雷帝なりきり装備(外見用限定)……。

  


 ……これは回るわ。さすがは大手六社で開発してるだけあって、カネの取り方を心得ている。

 R以下は面倒なんで読まなかったが、上位までのラインナップが強烈な名称ばかりだ。

 ひとつ手に入るだけでも喜ばれそうな道具ばかりに思える。しかも上手いと感じるのが、その効果が乱数による支配を受けるものが多いってこと。つまり手に入れたあとの想像力をかき立てる。この中にある防具類と思われるのは雷帝なりきりってやつだけだし、それも見た目装備だ。カネの力で攻撃力やらに差が開くとゲームがつまらなくなるからな。しかし魔法などの演出効果で差がでると、課金しない奴らも欲しくなる。リアリティ追求型ゲームなら尚更だ。

 生産スキル用の道具もあるし、俺が欲しいものも多い。

 それにだ。今の状況を理解するのに回す必要はある。

 だが、ひとつ気がかりというか、問題な箇所がある。


 提供割合なのに確率が書いてねえ。必須項目だろ? どうなってるんだ? 


「ねぇお兄ちゃん、まだー?」

「うーん。限定で割引ってのもいつまでか分からんし……よし、回してみるか。カーネはどこに入れるんだろ」

「上に乗せればいいみたいだよ」

「3万もあれば投入口に入るわけないもんな。よし、これで……おお!? レバーが光ったぞミーコ!」


 カーネを袋から出して魔チャポンの上に乗せると、カーネは吸い込まれて消えた。それと同時にガチャリとひねるアレが虹色に光りを発しだす。

 これって演出じゃねーの!? 


「すごいすごい! キレイ! 回していいの?」

「ああ。俺、乱数の女神に見放されてるからいいよ」

「それじゃ回すね。わぁ、ガチャ、ガチャって言うよ。わぁ、魔法が飛び出てきた!?」


 演出がリアルな魔法で表現されている。

 飛び出してきたのはまさかのミニチュア雷帝。周囲には七色の竜が出て来て戦い始めた。

 そして、ワイバーンを薙ぎ払うときに見たような光景が再現される。

 全てを打ち払い落とした雷帝が微笑みながら決めポーズ。それと同時にカプセルトイが排出……って「おおおおい、ミーコさんや!? まじですか……」

「キレイな入れ物いっぱい出てきたよ。ミーコ、この入れ物が欲しい」

「ああ……あとで何か美味しいものでも買ってやる……って俺、文無しだったわ」

「うふふ。入れ物だけでいいの。回すの楽しかったー! またやりたい!」

「そうですね、またお願いしますミーコ女神様……」


 転がったカプセルトイ。それは赤と虹色に光るものが1つ。虹色に光るものが5つ。赤と金色に光るものが5つ。ようするにだ。上から全部出たわけだ。

 確実にバグってるってか調整されていない状態の排出のされ方だ。

 

「開けてみるの?」

「カプセルが残るか分からないから試しにひとつ開けてみよう」


 虹色のものを開いてみると、中身とカプセルの大きさが伴っていない。中からは本が出てきた。

 カプセルは残るみたいで、乱数の女神、ミーコに献上すると大喜びされた。

 こっちは中身に大喜びなんだけど、何が入っているか上位のものは全て分かっている。

 この本は、【二つ名獲得用クエスト受注の書A(限定)】で間違いない……まじでレジェンドだよ。ログアウトしてアキトに自慢してやりてえ……つか、こんなの現実に持ち帰ったらいくらで売れるんだよ。家が建つくらいじゃねーのか。まぁ帰れないわけなんですけど。


「お兄ちゃん?」

「そろそろ城に帰らないとミンニャさんに怒られるな。戻って寝る支度をしよう」

「うん」

「それともバルのところに寄って行きたいか?」

「ううん。しばらくしたら来るって言ってたから大丈夫だよ。お城の人、心配させるのよくないもんね」

「ああ。急いで戻ろう」


 来た道を戻るだけだが、二往復目となれば楽勝だ。

 早く戻って中身を吟味してみたい。八歳の子が眠りに着いたらじっくりと確認してみるとしよう。

 長い夜になりそうだぜ……。

そして相変わらずバグリマスオンラインを継続中のジャッジさん。

なにせ第一弾、まだ未実装ですよ? そして実装はまもなく。

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