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4.異世界1日目 【七星カレン】

【七星カレン】



「夜更かしは良くないわ。身体的にも、精神的にも影響が出てしまうから。これからは止めておきなさい」


「了解」


「蓮もよ」


「…おう、分かった」


「私もやってるけど」


「え?」


 ハロー、皆さん。

 七星カレンです。

 高校二年生。

 見た目美人、成績優秀、運動上手、万能女子高生でございます。

 ゲームとか楽器扱うのも普通に上手い。

 欠点なしの完璧美少女。

 ちなみに、私はハーフです。

 金髪に青い眼。

 母が外国に行った時に父に一目惚れして、アタックを繰り返した結果日本で同棲する事になったって聞いてる。

 基本的に五人で遊ぶ時に計画立てる役になることが多い気がする。

 何でかは分からないけど。


「ま、とにかく。あんたがのーんびり寝てる間にここら辺色々調べたから。後で力仕事はよろしく頼むわよ」


「仕方ないか。仰せの通りに」


「うん、よろしい。それで、体調の方は?あんただけ寝てたし、どっか不調とかない?」


 手を伸ばして秀の額を触る。

 それから、私の人差し指を見るように指示して目の焦点がブレてないかも確認。


「特に問題なさそうね。吐き気や眩暈は?」


「大丈夫。というか症状あったらもう吐いてる」


「それもそうね。なら問題ないか」


 秀の顔色も良いし、特に持病とかも無かったはず。


「…だからね、優奈。あなたの秀を取ったりしないからそんな膨れっ面しないで頂戴。可愛い顔が台無しよ?」


「…別に、拗ねて無い」


「拗ねたかどうかなんて私一言も言ってないんだけど…。ああ、もう」


 優奈の頬を掴んで引っ張る。

 上下にグイグイと動かして遊ぶ。


「ふぁなして、あそぶぁないへ」


「貴方ねえ、少しくらいいいでしょう?幼馴染なんだから。それに、私は秀のことを異性として気にしてないわ。OK?」


 隣で若干秀が複雑そうな表情をしているけれど仕方ない。

 本音として、私は秀の事は普通に仲の良い男友達だと思っているから。


「むう…それはそれで複雑」


「好みなんて人それぞれよ。…と、これで全員揃ったわね」


 一緒に周辺探索に行っていたもう一人の幼馴染が戻ってきた。


「…ただいま。秀、ようやく起きたね」


「悪かったな。おかえり、奈々」


 鈴森奈々。

 これで私達、幼馴染五人が揃った。



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