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武神パーティーに出る3

重要な部分を[・・・]ではなく[、、、]で表してみました。もし変えた方がいい、見にくいなどの意見がありましたら教えてください。

他にも書き方に問題があったら教えてください

誤字脱字の部分はどうしても分からない部分だけ教えてください。それ以外はなんとか読んで頂けると嬉しいです

「はははは。アレク大変だったな」


俺たちは父さんのもとへ戻ってきてすぐに言われた


「大変どころではないですよ。最初に追い詰められた時は面倒くさいどころではなかったのですよ。父さんから離れない方が良かった気がします」


「しかしそれも経験だ。自分のことや、価値は早めに理解しておくべきだからな。アレクは容姿、家柄共に揃ってる超優良物件だからな、アレクを見ない人がおかしい」


「そうだよアレク。俺はモテモテなアレクに嫉妬しちゃうな」


「心にもないくせによく言うな」


「分かっちゃった?俺はまだモテなくていいかな。婚約者も自分の目で決めたい」


「そう言うこと言う奴に限って『家柄を見ない』とか『僕自身を見てくれる』人がいいんだろ?」


「アレク君はエスパーか?」


「家にある本の物語にそういうシーンがいっぱいあるんだよ。大体が英雄物語だけどね」


「君の近くにいる生ける伝説は、どうかな?」


「父さんの結婚に文句は出ないだろ。俺の母さんも生ける伝説だからな。しいて言えばナナ母さんの方は少し文句が出そうだな」


「確かに大公爵と商人じゃ釣り合いが取れないだろうからね」


「それでも王都1。すなわちスランフ王国1の商人だから下手な貴族よりも蓄えや、年収もあるだろう。それに母さんも、ナナ母さんも恋愛結婚だ。2人の仲も良好、家庭としてここまで素晴らしいことはないね」


「その家庭に君も入っているけどね」


俺とデルタは性格も、相性もいいっぽいな


(こんな時間が長く続けばいいのにな)


しかしそんな思いを打ち砕く者が現れる


「アレク様。私は〜〜〜〜家の〜〜〜〜〜と申します以後お見知り置きを」


《〜〜〜〜の部分の理由はアレクが覚える気がないから》


こんな面倒な輩が現れる。勿論返答はするが


「俺の名前はアレク・リーンだ。私たちの世代になった時にこの国をもっと発展できるよう頑張ろう(棒)」


素晴らしいほどの棒読みだった。後ろでデルタが笑いを堪えている


「ありがたき幸せ」


しかし相手の、名前はなんだけっけ?まあ相手は喜んで去っていった。しかもその問答は何回も何回も続けられた。中には俺に対し嫉妬の視線や敵意を持った奴もいたが俺は華麗にスルーした

この問答が終わるとさっきと同じようにデルタがジュースを持ってきた。それもさっきとは違うジュースを


「デルタは気が効くな。さっきととは違うジュースで気分を変えようとしてる」


「さあ?偶然かもよ」


「それでも凄いな。そこら辺にいる貴族なら俺のご機嫌を取るために俺の好きなジュースを何回も出すはずだからな」


「相手の行動すらも予測するアレクの方が凄いよ。本当に10歳?」


「お世辞はよせ。そんなことを言わなくてもデルタのことは高く買ってるからな」


「お世辞じゃないけど、高く買ってるってことは今後俺のことをどうするのかな?」


「俺が当主になったらデルタの事を、そうだな。秘書兼護衛にでもしようかな」


「そこまで高い役職にしてくれるのか。それより護衛はなんでかな?俺はアレクにステータスもスキルも入ってなかったはずだけど?」


「デルタは俺のことを舐めすぎだ。俺は大英雄と大聖女の息子だぞ?戦えなくてどうする?それに俺ははっきり言って強い。父さんや母さんは無理でもそこら辺にいる雑魚には勝てる」


「大人を雑魚呼ばわりか。凄いなアレクは」


「謙遜も過ぎると相手を不快にさせるぞ。お前も相当だろ?5歳の時は『天才を超えた天才』とか言われたんじゃないか?」


「·········本当にアレクがエスパーに思えてきたよ」

「当てられた理由は経験者だからだ。それもお前以上のな」


「っ!!本当か!この年代で最強だと思ったんだけどね」


「最強になりたいなら明日からでも俺と一緒に来るか?」


「どこへ?」


「勿論リーン領の帰らずの森だ」


「いきなりそんなところ行けるわけない!あそこはAランクの冒険者ですら危険と呼ばれてる森だよ!第一お父様が許してくれるはずないよ」


「だからデルタは俺を舐めてると言ったんだ。何故俺が帰らずの森に行こうと言ったかわかるか?

それは俺が既に帰らずの森に行ってるからだ」


「っ!!」


「勿論秘密だがな。それにこれも秘密だが、俺には先代竜王とその娘がついてる」


「っ!!!!!」


「その娘がコーデリアだ」


「っ!!!!!!!!!」


「だからこそ安全なんだよ。まあそれが嫌なら召喚獣を呼び出すならして戦略を強化するだけだがな。それにどうせサーシャもエリザも来るしな。そもそもこれはデルタの意志で決める問題だからな。答えは明日の出立まで待つよ」


そう言ってこの場を後にしようとすると


「待って」


突然肩を掴まれた


「なんだ?答えならまだ待つぞ?」


あえて惚けて言ってみる


「惚けないでよアレク。君なら分かってるでしょ」


バレてたか


「俺はアレクと森に行くよ」


「それが俺から離れたくない、大公爵家に仕えたいとかのくだらん理由で付いてくるならやめろ。そんな中途半端な気持ちで来ると魔物からの恐怖で立ち直れなくなるぞ」


これは事実だった。自分の意志できた場合は怖くても、恐れても、『自分のためだ』と立ち直ることができるが、人から押し付けられたり、責任感からなら自分で立ち直ることができない。自分で決めたことじゃないからきっかけが掴めないのだ


「そんなことがアレクが嫌いなことなんで百どころか千も承知だよ。正直に言うと俺の力は本来忌むべき力なんだ。だから使いたくはなかった。でもアレクならこれを見ても嫌わないと思って」


「お前が言ってる忌むべき力って『魔眼』のことだろ?」


「っ!!なんで知ってるのさ?!」


「だって俺も持ってるから」


「え?っ!」


俺は軽く力を使った少し右手が痺れる程度のものだ。しかしそれでもデルタには効果が十分だった


「スキルなんて後天的にも覚えられる。ただその道順が面倒なだけだ。だから魔眼だって、覚えようと思えば覚えられるぞ」


「それは!」


「そうだ。本気になれば伝説のスキルだって覚えられる。まあそれを安易に人に教えようとは思わんが」


そう言うとデルタが腰を折り、頭を下げてきた


「アレク、これが身勝手なお願いだってことは分かってる。それでも!俺にスキルの身につけ方を教えてくれないか?アレクが願うならなんでも···

······」


「勿論いいよ」


「するか、ら、さ?······それは本当か?!」


「おおっ。近い近い。本当だよ。だって未来の護衛だぞ?今のうちから鍛えないでどうする?」


「ふっははは。どう考えても10歳から護衛を鍛える人なんていないよ。しかもその護衛が公爵家の者ときた。笑いのタネだよ」


「でもお前は公爵家を継げないだろ?てゆうより継げたとしても継ぐ気がないだろ?」


「ご名答。勿論そんな面倒なことなんかしたくないよ俺の将来の夢は冒険者だったからね」


「だったら俺の誘いを断って冒険者をすればいいじゃないか?」


「言ったろ『夢だった』って。今はアレクと一緒にいる方が楽しそうだ」


「それでいいならいいがお前の父さんはどう説得する?」


「大丈夫だよ。きっとお父様も竜王の存在を知ってるだろうし、それを理由にすれば大丈夫。それにうちのも中々の親バカだからね」


「親バカ度ならうちも負けてないと思うが」


2人はしょうもないことで張り合いながらゼインの元へ向かった

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