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武神帰還する

ステータスの耐性を防御に変えました

耐性だと『毒』とか『魔法』ですもんね

皇帝を潰してから既に5年経った。

あの後起こった事を端的にまとめようと思う

・皇帝が変わったことで、世界に激震が走った

・皇帝は病死ということになった

・竜王とコーデリアは大公爵家で預かることになった(竜王は竜王の座を誰かに譲るらしいが)

・コーデリアのことで国王に会いに行ったこと

(魔王の同胞という事は、帝国を脅すための嘘となっている)

・俺は何故か竜騎士となった(???)

・サーシャとエリザが何故か誇らしそうにしていた


これぐらいだろう。アルスとコーデリアは竜だが、人の姿で過ごしている。・・

俺たちはあの後始祖竜に挨拶を理に行った。アルスは俺に譲ってくれたが、正直前戦った騎士団長とどんぐりの背比べだったな。(アレクが異常なだけ)

結果として始祖竜が竜王を襲った理由は帝国の洗脳らしい。証拠として俺は始祖竜全員の記憶も読み取り、その魔法具も見せてもらった。

帝国が洗脳できた理由は、始祖竜が睡眠していたからだろう。そして始祖竜は俺についてきたいと言っていたが、竜王が拳で制圧していた。


「神についていけるのは竜王たる我だけだ」


らしい。

俺は何度も神ではない(嘘だけど)否定しているが


「蘇生など神の御業です」


の一点張りで取り合おうとしない

そして俺とコーデリアは父さんとアルスの許可を得て森に潜っている。冒険者ギルドに登録はできないが、買取はできるのでよく行っている。

しかしよく絡まれるが慣れたものだ。既に周りからも認めてもらっている。

ギルドマスターから


「冒険者になるならAランクからでもいい」


と言われているがそんな面倒ごとはゴメンだ。

しかしそんな話を聞いていたら周りが反対すると思うが、何故か周りが俺より先に納得したことに納得がいかない。

·········俺がとってきた素材を全て売っ払ってギルドに貢献してるのもあるし、稼いだお金で、1週間に一度全員の酒を奢ってるのあると思う。

しかし何故だか分からないが最近俺に料理させる奴が増えた。帰らずの森で取れた魔物を使って料理を作る。勿論費用は相手持ちで報酬も貰える。料理だけでお金が貰える美味しい話だ。しかし『美味しい話には裏がある』ともいうから酒の席で聞いてみると答えは意外とあっさりしたものだった


「アレク様が作る料理はそんじょそこらの料理より旨いんだわ。この前は王都から料理人が来て『この料理を誰が作ったか教えろ!!』って怒鳴り込んできたんだぜぇ?俺が教えてやったら『大公爵家か。なら今度のパーティーで会えるはず!』って勢い込んでいましたぜ。要するにアレク様の料理は王都の料理人を超えるレベルなんですよ。その料理をちょっとしたお小遣い程度の値段で作ってもらえるなんて······アレク様には感謝してるんですぜ」


と言われてしまった。こんな事を言われると調子に乗ってしまうのが男。この前街の冒険者ギルドで昼食をただで配ったら凄い数の人が来て大変でした。

この事で父さんと母さんに呼び出され、怒られました。しかし料理が気になるのか結局は料理を作りました。しかし見つかったのがこれだけでよかった

回復魔法で金稼ぎしてるのがバレたら更に怒られそうだ。

そして俺はSSSSランクの体の意味が分かった気がした。魔法や攻撃の威力が武神だったときと比べて明らかに威力が上がっているのだ。♾は上限でそれ以上成長できないと思っていたが、それ以上に成長できるのだ。レベルとして、数値として現れないレベルで。

そこから俺は推測した。SSSSランクの力は


限界がないことではないか


俺はそう考えた。速さも、魔法力も、力も、使えば使うだけ威力、効果が上がるのだ。


(この体なら創造神を越えられる。戦略ではない、圧倒的な力の差を乗り越えられる!!)


俺はそれからもトレーニングを続けた。速さ、魔法力、MP、力を。・・・防御と体力は体が成長してからにしておく。万が一怪我をしても回復できるがなんとなく今はやらなくてもいい気がしていたからだ。



そして俺は10歳になった。サーシャもエリザも同様にだ。


余談その1

2人のステータスは総合で1500近くある

サーシャは回復、エリザは魔法のスキルとなっている。サーシャも魔法が使えないわけではないが、エリザよりもスキルレベルが低く、使える魔法は水、風となっている。エリザは火、風、土の三属性持ちでかなり強い。



2人はレベル上げにまだ行ってないから1のままだがいずれコーデリアを含めて帰らずの森にレベル上げに行きたいと思っている。


余談その2

帰らずの森の魔物と言ってもピンからキリまでいるわけで総合ステータスが5000近くの雑魚もいるが、50万を越えるものもいる。アレクにとってはどちらも雑魚に変わりがないが。



俺とコーデリアは今王都に向かっている。それは10歳になると王城で開かれるパーティーに参加するためだ。コーデリアは竜王の娘として参加しないわけにもいかない。だから俺らは急いでるのだ。何故かって?それは俺とコーデリアが時間ギリギリまで魔物を狩っていたからだ。最後の魔物はギルドに全部あげた。後ろから


「「「ありがとうございます」」」


と聞こえたが時間がやばいため急いで帰る。しかしすぐにパーティーが始まるわけではない。始まるのは3日後だ。しかし


「準備があるから3日前には帰ってこい」


と言われている。だからこそ急いでいるのだ。テレポートを使ってもいいがあれは切り札として秘匿することにしている。


「アレク様、間に合いますかね」


「正直かなりギリギリかな?でも最悪テレポート使えば問題ないよ」


俺らは今走って向かっている。理由は簡単。馬車に乗るより走ったほうが速いのだ。コーデリアは、元々のステータスが高い上、魔物を狩り続けて、今の速さは6万ぐらいだ。だからこそ、走ったほうが速い。




「アレク様!」


「分かっている。助かるぞ!」


「しかしそれでは間に合わないのでは?」


「はん!コーデリア。俺が本気で走れば10秒もかからずつくわ!」


「なら!」


「しかし、それだと地面がえぐれるな。1.2キロぐらいは届くかな?」


「・・・」


「それをしなくても間に合うでしょ。ほら、もう目の前に馬車がある。取り敢えず俺が潰すからコーデリアは守りよろしくな!」


そう言ってアレクは飛び出す。


「むぅ。アレク様だけずるいのじゃ。少しくらいならアレク様も分からんじゃろ」


そう言ってコーデリアも飛び出す




「くっ!」


「ぐるうううあああぁぁーーーーーーーー」


護衛に今直ぐにでも噛みつこうと護衛に襲い掛かる護衛は死を覚悟したが


「よっと」


そんな掛け声と共に狼が吹き飛ばされる。

突然の事態で護衛、魔物どちらも呆気に取られるが


「意外な数が生きてたな。なら『エリアヒール』

これで大丈夫でしょう?魔物は俺とコーデリアで倒すんで馬車の護衛をよろしく頼みます」


「お、おう」


突然の事でつい了承してしまう護衛。


「アレク様?妾も戦っていいのか?」


「いいらしいぞ」


「やったのじゃー」


そう言って嬉々として魔物を狩る


「おい!ずるいぞ!俺の分も残しとけ」


そう言うが、アレクは魔法でコーデリアを強化し、魔物を弱体化させる。


「アレク様?」


「今回はコーデリアが戦っていいよ。俺はサポートするから」


「ありがとうなのじゃ」


そう言って魔物と戦う。いや蹂躙と言ったほうが正しいのかもしれない。

その間にアレクは


「ご無事でしょうか?」


「ああ。勿論だ。しかしあんな少女に戦わせてもいいのだろうか?」


「その事なら気にしないでください。あいつは元々強い上に強化の魔法をかけ、魔物に弱体化の魔法をかけてますから余裕でしょう」


「ならいいのだが」


「それよりそちらの馬車が壊れてるように見えますが?」


「そうなのだ。魔物が一番最初に不意打ちで車輪から壊してきたのだよ」


「なるほど。てことは相手には指揮官となる魔物がいるのでしょう」


「俺もそう思うな」


「でも態々狩りに行く必要もないでしょう」


「そうだな。そんな事をしていたらパーティーに遅れてしまう」


(貴族かよ。面倒だなぁ〜)


「そうですね。なら私が直しましょう」


「これをか?子供の君には無理だよ」


「しかしやりようによってはいけるんですよ」


「なに?」


「例えば『タイムリープ』」


すると馬車の車輪が自分から動いて馬車にくっついたのだ


「は?!!」

「どうですか?できたでしょう?」


「いや確かにそうだが」


「アレク様ー終わりましたよー」


「よしなら帰るか。それでは!」


そう言ってアレクとコーデリアはさっきと同じように王都に向かって爆走して行った


「何者だ?あいつらは?」


「終わりましたか??」


馬車の中から声が聞こえる。急いで扉を開けて応対する


「はっ!先程何者かが応戦をしてくれ、そのおかげでなんとか窮地を脱しました」


「馬車の中から見ていたので分かります。しかし彼はどこへ?」


「コーデリアと呼ばれる少女が魔物を殲滅し終えた後、直ぐ様走って王都の方へ向かわれました」


「っ!!走ってですか。何者かは分かるのですか?」


「いえ。男の方はアレク。女の方はコーデリア。と呼ばれていました。後は男の方の敬語が上手でしたので、恐らく貴族の息子か、大商会の息子かと」


「なるほど貴族でしたらパーティーで会えますね」


「まさかっ!!」


「ええ。そのまさかですよ。私の心は彼に持ってかれてしまいましたわ。このままだと私は嫁に行けません。なので、娶ってもらいましょう」


「しかし!そんなことはお父様の許可を頂からないと········」


「お父様は絶対に許可を出しますよ。あの身体能力に、あの魔法。最後に馬車を直した魔法は見当がつかない。そんな人を放っておく程お父様は抜けてませんし、バカでもありませんよ」


「しかしご兄弟の中で一番愛する人を手放す事を」


「すると思いますよ。そのご兄弟の中で一番愛する人の言う事を聞いてくれるでしょう。それにあんな強い子を手放すはずないは。『男は色仕掛け』お母様の持論よ。それにあの凛々しいお顔。ああ素晴らしい」


「お嬢様·········」


「はっ!。コホン。そんなことより早く王都に向かうわよ。準備があるんだから」


「ハァ〜。分かりました」


そう言ってまた馬車を動かす







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