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武神帝国にケンカ売る

アレクは走ってる途中で偽装をした。格好は竜王をモチーフにした。身長は2m近くあり、体格は筋肉質で、違うところは真っ黒のマントをつけて頭に角がついてるところだ


「このままだと夜にはつきそうだな」



アレクが走っている頃帝国では


「陛下もうすぐ竜王の遺体が到着いたします」


「やっとか。やっと我の願いがかないそうだ。不老不死になる夢が」


竜王の肉を食べると不老不死になれると言われている。勿論そんなのは迷信だがこの時の皇帝はそんなのを疑っていなかった、

そこへ


「陛下!お伝えしたい方があります無礼を承知でお願いします!」


と兵士が傷だらけの状態で文字どうり転がり込んできた


「何だ今は陛下は宰相と話している」


門の前にいた衛兵がたしなめる


「よい。それよりつたえたいこととは?」


兵士はこれまでの出来事を話した。それを聞いた皇帝は


「竜王が生き返った?魔王が出た?出鱈目ばかり言いおって。さてはお前ら我に隠れて竜王の肉を食いおったな此奴は 牢屋に閉じ込めておけぃ!」


「「ははっ」」


と衛兵が兵士を連れて行く


「陛下本当です。ご再考をーーー!」


「ふん。嘘をつきおって!誰か!誰かおらぬか!」


「お呼びでしょうか陛下」


「おお。よくきてくれた我が帝国内随一の力を持つ騎士団長よ」


「何でしょうか陛下。なんなりと」


「我に献上させるはずの竜王の肉を、取りに行かせた兵士共が食べてしまったのだ!だから奴らを捕まえてこい!」


「御意」


と言って騎士団長が部屋を出ようとした時。ドアが爆ぜた。その衝撃で騎士団長は吹っ飛んだ。


「なっ、誰だ!名を名乗れ皇帝の御前だぞ」


とかろうじて出た声で宰相が言う


「我に名前はないだが周りは魔王と呼ぶ」


その言葉を聞いて全員はおののいたまさか本当にいたなんてと



アレクは 今帝都の前まで来ていた


(どうやろうかな?)


この件に住民は関係ないが意味もなく皇帝を罰したら反感を買うかもしれない。と考えてると


「今代の陛下は本当に人使いが荒いな」

「しかも職務怠慢とか言ってで給料を下げてくるし。そんなことなら宰相を罰しろよ」


と衛兵が愚痴っていた。アレクは角とマントを消して


「すまない。今代の皇帝のことについて聞きたいのだが」


「旅の人。帝都には行かない方がいい」


「それはなぜですか?」


「今代の陛下は圧政を引いていて貴族主義を掲げているだから俺らは陛下の前を横切ったとかで即死刑にされる。それに比べたら殿下は良かったなぁ」


「殿下?」


「陛下のたった1人の息子だよ。貴族主義をやめようと動いているこの国で1番いい貴族だよ。あんな暴君がよくもまああんな名君を生み出せたもんだ」


俺はこの言葉を聞いて今代の皇帝を殺すことに決めた


「取り敢えず街に入れてくれ。夜も更けてきたし一泊したら出てくよ」


と言って街に入った


「なかなかでかいな」


帝都は帝城を中心として縦横2kmで出来た一種の砦だ


「民間人や末端の兵士とかはこのことを知らなそうだな。叩くのはトップだけでいいか」


と言ってると隣を重傷の兵士が通り過ぎたった

「あれは残した兵士ではないか。案外遅いな。ちょうどいいあれについて行こう」


と言って自分に隠密をかけて兵士について行く。いくら馬も怪我してるからってついていくアレクもアレクだ。

しばらくついて行くと帝城の前に止まった。どうやら受付をしているようだった。その後馬を降り走ってどこかに行く。ついた先はこれまでみた扉の中で1番豪華な扉の前だった


「陛下!お伝えしたいことがあります無礼を承知でお願いします!」


と言って兵士が中に入っていった

しばらくしてさっきの兵士が出てきた。連行という形でだ。


(ここの皇帝は事実と虚実を分けることすらできないのか)


とますます殺すことにした

兵士とは入れ替わり今度は偉そうな兵士が入って行った。

(もうそろそろ入るか)


と考えだが、せっかくならとさっきの男が出るタイミングに合わせて扉を吹き飛ばして入ると


「なっ、誰だ!名を名乗れ皇帝の御前だぞ」


と大仰な言い方で言われた。足が産まれたての子鹿のようにく震えているのは指摘しないであげた

しかし相手の質問にはしっかり返す


「我に名前はないだが周りは魔王と呼ぶ」


というと全員の顔が青ざめた



「貴様何をする!」


と先程吹っ飛ばした奴が言ってくる


「何だ起きたたのか?人間は脆弱だったはずだが?」


「何だと!」


と言って切りかかってくる。

流石は騎士団長その太刀筋は確かなものだ。皇帝と宰相が勝ちを確信したが


「なんだこのぬるい太刀筋は?お前はチャンバラでもやってるのか?」


と言ってその剣を小指で受け止めていた。


「「「なっ!」」」


と3人とも驚いていた


「戦っている時に隙をさらすなんて戦士として失格だぞ」


と言ってアレクは軽く回し蹴りを喰らわした。

それは騎士団長では到底見切れるものではなかった。気付いたら壁に背中を打ち付けていた。


「かはっ」


と肺の空気を全て吐いた


「騎士団長が負けただと」


「あんなんが騎士団長か?ならうちの子供だけで世界が侵略できるな」


と笑いながら言った


「さてお前らは自分が何をしたかわかってるな?」


と怒気を込めて言った


「な、な、なんのことやら」


と震える声で皇帝が言った


「ほぉ、とぼけるか。でも証拠なんかなくともお前は殺すけどな」


というと皇帝は青ざめ


「ええい!誰かいないのか誰か!」


と騒ぎ立てる


「お前うるさいなぁ」


と言って皇帝を殴って気絶させた。そして宰相を見て


「おいお前こいつの子供を連れてこい」


「殿下を!分かりました」


と言って出ていった俺はその間さっきまで皇帝が座っていた玉座に座って、皇帝を起こして遊んでいた。皇帝に気絶寸前の殺気を当て、気絶したら殴るを繰り返して待っていた。


(この演技はかなり残虐な魔王っぽいよな)


しばらくすると


「連れて参りました」


と言って宰相が連れて来た


「お前がこの愚帝の息子か?」


「はいそうです」


「噂は聞いているぞ」


「噂とは?」


「とぼけるでない。あれだけ言われていて知らない訳がない」


「それは過大評価かと」


「お前この俺の意見が間違っていると?」


と言って殺気をぶつけた。宰相は腰を抜かしているが


「はい。私は皇帝の息子という肩書だけで私自身は何も偉くありません」


と堂々と答えた


「分かったが、それは謙遜のしすぎだ」


「謙遜は美徳では?」


「それは力の無いものが使う言葉で、力があるものはそれを当然と使うことが美徳だ」


「なるほど勉強になります」


「クックックッ。ここで勉強か、面白いな。お前武の心得は?」


「多少は」


「なら俺はこの左手の小指だけでお前と戦う。お前が勝ったら俺から何かプレゼントしてやろう。ただし俺が勝ったらこの国は俺が頂く。どうだ?」


「お戯れを。そんなにハンデを頂いても私では勝負にはなりません」


「相手の力を見極める力もあると。騎士団長よりも強いんじゃないか?」


「戦ってみたことはないからわかりません」


俺らはしばらくの間、王族と貴族のような無駄な会話を繰り返した。しかしこの間でも確実にわかることがあり


(こいつに任せた国は絶対に良くなる)


何故か確信を持っていた。なので話を切り出すことにした


「まあいい我がここに来た理由は分かるか?」


「竜王のことでしょうか?」


「そうだここにいる愚帝は我が同胞に向かって愚かにも刃を向けて来た。その報いを与えに我直々に出向いてやった。それだけだ。我がしたいのはこやつと、そこにいる竜王殺しを企んだ奴を殺して、次また同じことをしない頭のいい奴を王に据えるためだ。先程の問答は貴様が次のこの国にふさわしいを試しただけだ。民からの支持もあり、文武もある次に上に立つものとしてふさわしいとみた。そなたはどうだ?」


「私は、いえ俺はこいつがやったことを全てを覆してマイナスをプラスに変えたい!」


「よき心構えだ上に立つものはそうではなくてな。それてここにいる奴らはどうするんだ?」


「全員殺してしまって構いません」


この言葉に驚いたのは皇帝、いや先代皇帝だ。

俺もここまで簡単に親を殺してくださいと言えるこいつにも驚いていた


「何をゆうんだ我は散々お前を可愛がってやったじゃないか」


「可愛がっただと。どこが可愛がったのか教えて貰いたいな。母さんを散々いじめて来て、生まれた俺のことを居ないものとして扱っただろう」


「うぐっ」


図星なのか言い返せないようだ


「分かった全員殺しとく」


と言ってアレクが指を鳴らすと全員が消えた。いや潰されたと言った方がいいか。重力魔法で押し潰した


「これでは汚いな」


と言ってまた指を鳴らすと潰された肉体が燃えた


「これで終わったな。お前も我の同胞に手を出すなよ」


「誓って」


「これでよい。我は帰る。さらば」


と言ってアレクはテレポートを使ってアルスとコーデリアの元へ帰った

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