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武神竜王と出会う

アレクは街を出て今は帰らずの森に向かっている。大公爵家の後継が帰らずの森に行く何て普通はできないがそこは衛兵に行くところを偽って伝えて来ているから大丈夫だ


「さぁーてとどんなのがいるのかな」


アレクはこの森の魔物に期待していた。それは戦利品とかではなく、強さの方だ。それも他の人とは真逆の方でだ。アレクはこの世界に来てから楽しんだことはあったがどれも闘いとは関係ないことだ。アレクとて武神だ、闘いが最も楽しいに決まっている


(それなのにさっき戦った奴は本当に雑魚だった。強い、弱い以前に戦う意志がない。あんなのと戦っても興醒めだ)


と思いつつも森に入って暫く経つち数え切れないほど戦ったが未だアレクに傷はおろか呼吸一つ乱れさせたものはいない。


(退屈だな〜。そうだ!魔界に行けば何かマシな相手がいるかも知れない!)


アレクはこの時自分が武神で神級の才能を持っていることに気づかなかった。だから人や魔物では満足できる戦いができるわけがないことにもだ


(人の世界は退屈だな。早く神界に帰りたいな)


神界には天魔と呼ばれる魔物が居る。下界にいる魔物とは比べ物にならないほど強い。


と考えてるとこれまでとは明らかに違う強い気配を持った相手がいることに気づいた。アレクはこのくらいの気配の持ち主なら星の数ほど増えるが、これまでとは違った気配を持つ者に興味をもった。


「ほう、このぐらいの気配は神獣の子供か?でも奴らは自分の子供を可愛いがるからいないはずだ。だとしたらこの世界の魔物か」


と自分なりの考察を言っている。そのまま気配の位置に行くとそこにはアレクと同じくらいの女の子がいた。


「この子が気配の本人か?あの気配を人が出せるとなることは不可能に近いそれを幼女が出しているなんて······いや、違う!お前は人ではないな!」


最初は自分に向けて、最後は相手に殺気を向けながら言った。殺気を向けると相手はビクッとなって


「違うの!私のせいじゃないの!それは他の奴がやったことで濡れ衣なの」


と意味不明なことを言って、気を失い倒れた。それをすかさず抱えるアレク。


「何だこいつは。気配が人じゃないし、濡れ衣?何のことだ?」


アレクはこの幼女が気になりこのまま野宿することにした



「ここは〜?」


と幼女が起きた


「ここは君がいた森だよそれで君は僕と会って直ぐに倒れたから僕が直ぐ近くで野宿している。ちなみにこの周りは不可視、不可侵の結界が張ってあるから安心できるよ」


というと安心して


「すまぬな。妾を襲ったのが奴らだと思ってな。ああ、口調がさっきと違うのは身元を少しでも隠すためでこっちが素じゃ」


俺の謎をさっきとは違って偉そうに喋った


「それだ。その襲ってきた奴を教えろ」


この言葉はアレクの優しさで言っているわけではなく、これぐらいの気配の幼女を追い詰める力をもった奴に興味があっただけだ


「分かった。まず妾の名前はコーデリア・リュオンじゃ」


名前を聞いてびっくりしたリュオンて確か


「そして妾は竜王じゃ」


そう、リュオンは竜王が襲名する名前だ


「しかし何でこんな幼女が竜王何だ?普通は先代がもっと生きてるはずじゃないか?」


そう竜族は平気でに数万年と健康に生きる。だからこそこんな幼女が継ぐわけないのだ


「そのことだ。妾が話したいのは。先代は何者かの手によって殺されたのじゃ。それは始祖竜と呼ばれる4体の竜じゃ」


始祖竜は火、水、風、土の属性の竜で竜王の次に強いと呼ばれる。いくら竜王でも始祖竜4体を相手にするのは少しきついだろう。だがそれだけだ


「いくら始祖竜でも竜王を倒せないはずだ」


「そうなのじゃ。そこで出てきたのは帝国じゃ。帝国は竜王が戦っている最中に国宝の邪神の毒を使ったのじゃ。いくら竜王とて邪神の毒はキツくて始祖竜に負けてしまったのじゃ」


最後の方は話すのも辛いのか、少し涙声になっていた


「そうかわかった。で、お前は結局俺に何をしてほしいんだ」


「は?」


「それはそうだろ。こんな話5歳にすることじゃない。本当の目的があるんだろ。せっかくあったんだ手伝ってやるよ。それに竜王や始祖竜とも戦ってみたいし」


これは全て本当のことだ。ここまで込み入った話を聞いたんだから手伝うのが普通だろうし戦ってみたいのは本当だ


「妾は、妾は始祖竜や帝国に仇が撃ちたい!竜王は本当は凄いことを認めさせたいのじゃ!」


「了解分かった。俺の名前はアレク・リーンだこれからよろしく」


「改めて妾はコーデリア・リュオンじゃ。よろしくなのじゃ」


ここに神と竜の始めの仲間が誕生した



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