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〜こめスライム〜

 「わあああ〜〜来ないでええ〜〜亅


 昨日の昼、スライムが炭酸スライムになった。ただ、夜ごはんのときには殆どシュワシュワは収まっていた。本当にドキドキさせるやつだなと少し怒りを覚えるが、かわいいから許せる。次別の反応起こさないよな、と少し緊張しながらも、夜ごはんに僕はスライムにソーダをあげた。昼と同じくスライムからシュワシュワしていたがそれ以外に何も起きなかった。そんなスライムに、僕は恍惚とした眼差しを向ける。

 山が少しずつ明るく照らされてくるころ、僕は起き、隣にスライムが寝ていることを確認する。そういえば昨日の夜寝るとき、シュワシュワしているスライムが横にいると、若干うるさいので少し距離をとろうした。ところが、スライムは自分を炭酸スライムにした責任と取れ言わんばかりに身を寄せてきた。そんなことがあって寝起きが少し気持ち悪い。二度寝したい気分だったが、今日は大学の講義があったので無理矢理起きた。

 先に顔を洗い、着替えを済ませる。その後、僕は朝ごはんの用意をする。スライムも起きてきたようだ。準備している最中ふとこんなことが気になった。


 スライムって白ごはんとかって食べられるのか?

 やってみるか


そう思って僕はスライムのごはんの皿である洗面器に、お茶碗の半分くらいの白ごはんをよそう。

 いざスライムに白ご飯をあげる。スライムが寄ってきた。かなり慣れてきた様子だ。僕は床に、おそらくスライムが今の慣れた様子とは正反対の食べ物が入った洗面器を置く。

 スライムは白ごはんをみると、警戒するようにそれを見つめる。こんなかわいいやつに見つめられる白ごはんってどんな気分なのだろうか。そんなことを考えていると、スライムは洗面器に入っていった。


 どうだどうだ?


 僕はスライムの方へ近づいて床であぐらをかいた。スライムはもぞもぞしている。苦戦しているのだろうか。

 振り返って、スライムの目が僕を捉える。

 スライムの体の表面に白い点々が付いているのがひと目でわかった。がしかし、これは予想していなかった。次の瞬間スライムは僕の胸元に飛び込んできた。


 これはつまり、米粒を大量に付けた物体が僕の胸元に突っ込んできたわけか。状況を整理したが、



 わあああ〜〜来ないでええ〜〜


 

 べたっ、、、


 

 僕の心の叫びは無情にも意味をなさず、ついさっき着替えた服とズボンに米粒がこびりついた

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