表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

〜スライムの食べ物〜

 両手で元気のなくなったスライムを持つと先程より少し軽くなった気がする。心なしか触り心地も少し硬くなったように感じる。僕は少し焦る。

 

 少し暑かったし蒸発でもしたのか??

 それともお腹をすかせているとか

 そうならスライムは何を食べるんだ、、、

 とりあえず水をあげてみるか


 スライムを部屋に置いて、僕は慌ててシャワールームから洗面器を持ってくる。水道で洗面器に水を入れ、スライムの部屋へ戻った。

 僕は両手でスライムを持ち上げ、洗面器に溜まった水に少しだけスライムの一部をつける。なんせ口のようなものがないのだからこうするしかない。

 すると、少しずつ洗面器の水が減っていくのが分かった。水が減っていくのに伴ってスライムの身体のぷるぷる感が戻ってくるのが分かった。大きさも戻ってきているような気がする。


 というか、最初のころより大きくなったか?


 元に戻った--というより、一回り大きくなったスライムを床に降ろす。するとさっきの倍くらい高く飛び跳ね始めた。といっても、10センチほどだが。僕は床にあぐらをかき、スライムが元気になったのを見て息を吐く。

 水をあげたことによって僕のことを完全に味方だと理解し始めたのか座っている僕の周りを飛んだり、すり寄るように近づいたりしてくる。恍惚として僕はスライムの頭を撫でる。


 水で元気になったし、とりあえずスライムのご飯は水でよさそうだな。

 

 今日は信じられない夢のような日で、短く感じもしたが、どっと疲れがおしよせた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ