表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

〜スライムとの出会い〜

 周りのほとんどは山に囲まれ、見上げると山一面生き生きととした木々で埋め尽くされている。そんな所でもなんとか一本道路が通っており、そこに小さな家がある。


 僕は大学受験をなんとか乗り越えたが、大学に通うため、住む場所を探さねばならず、探しに探してなんとかこの小さな家に住むことができた。しかし、住んでみるとまぁど田舎で、コンビニヘ行くのでさえ、チャリで山を越えなければならなかった。


 少しずつ暖かくなってきた春先、僕は大学から帰宅中、普段は何もない道路のわきに少し大きめのダンボールが置かれているのを見つけた。不思議に思った僕はそのダンボールへ近づく。ダンボールには貼り紙がされてあった。


貼り紙には



「心優しい方、どうかこの子の世話をしてあげてください」



               と書かれている。


 おいおい、もっとこう、多少ひと目に付く所でこういうことはするのではないのか。ここは山中だぞ。もし僕が見つけてなかったらどうなってたんだ。昨日くらいにこの道は通っている。そのときにはこんなダンボールなどなかったはずだ。


 ところが、特にその中にいるであろう動物の鳴き声など聞こえず、最悪の事態を予想しながら僕は思い切ってダンボールを開けてみた。



 ダンボールから現れたのは、捨て犬でもなく、捨て猫でもない、ましてやモルモットなどでもない。



 くりっとした愛嬌のある目がついていて、透き通った水色をしている、丸いとても柔らかそうな物体。



 、、、、、いわいる"スライム"とかいうやつであろうか。

 

 僕はたぬきにでも化かされているんだろうか


 夢かとも思った、しかしとりあえず僕は、家に持って帰ることにする。ダンボールを閉じ、自転車のかごに上手くすぽりと入れる。なんか、ぺちゃぺちゃ音がする。気にせずにそのまま家に帰った。




 こうして僕は、これからこのスライムをペットのように飼うこととなる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ