第1話 「少年は『嘘』を嫌う」
この世に救世主はいない。
この世に真の英雄なんていない。
偉人はいたかもしれない。
聖人はいることを知っている。
神はいるらしい・・・性格は糞ったれだろう。
数年前に教会で大きな出来事があったらしい。何でも教皇が神様とお話をしたそうだ。
昔の教皇達も神様とお話した際に情報や物を頂いてきた、そう神父様は仰っていた。だから教皇が神様とお話をしたことはそう驚くことではない。問題は今回のお話の中身だ。
なんでも、この世界は神様が別の世界の『地球』とやらを基に作ったそうだ。そこでは人間が強くなり過ぎた為に、人間のほとんどがそこの神様によって殺されたらしい。だから、この世界ではそうならないように魔物がいるんだそうだ。魔物は人間を増長させない為で、魔法は魔物に立ち向かう為だそうだ。少なくとも教会ではそう教えている。だから人間は謙虚に生き、人々は手を取り合い、魔物から身を守る為に助け合いましょうと。
教会でそれを聞いて俺は思った。神様はきっと気が狂ってて、教会もそれに負けない位にイカレてるって。
だってそうだろう?人間が強くなり過ぎるのと、魔物にどこが関連性があるんだ?人間が強くなり過ぎたら、その時にその力を削げば良いじゃないか。何が手を取り合いましょうだ!言っていて恥ずかしくないのか!?そこに関連性を無理矢理見出しただけの詭弁だろう?
盲信するのが信仰なら、俺は、そんな物、捨ててやる。
「ヴィル、お前魔法は使えるようになったのかよ」
いつも絡んでくる馬鹿が俺を見つけて近寄ってきた。
にたにた笑いが気持ちが悪い。
「まだ試してないやつがある、それだったらもしかしたらできるかもな」
あぁ、嫌だ、何で道を塞ぐようにして立ってんだコイツ。
「へぇ~、何だよ、勿体ぶらずに教えろよ」
「テメェの頭を切り落とした後に、くっつけるって魔法だよ。糞ったれ」
そう言って喉を掻っ切るように、右手の親指を喉に向けて立てて横に引く。
そいつは一瞬呆けると、次の瞬間爆笑し出した。
「テメェってのはテメェ自身のかヴィル、そりゃ傑作だ!それなら酒場でもウけるだろうぜ!!」
「馬鹿は言葉も分からないのか、テメェのだよ、ドゥンダ、死ね」
「相変わらず威勢が良いな!そんなだから誰とも組めないんだぜ?」
「違ぇよ、俺が望んでないんだよ。お荷物抱えてやってられっか、特にお前のような重い奴はな」
「ハッ、負け惜しみなら幾らでも出るってか、その調子で魔法も出してみろや、インチキヤロー」
「俺はインチキなんてしてないさ、神様が間違ったんだろうよ」
「ドゥンダ、お前とこいつが仲良いのは分かったから、早く行くぞ。森に行くのに遅くなる」
「お前の目は足にでもついてんのか、ヤンミル。っち、分かった分かった、悪かった。ホンザも。じゃあな、ヴィル、テメーの捜索依頼が出たら俺達が受けてやるよ、ゼッテー一番に見つけて笑ってやる」
「じゃあな、パーティの足を引っ張っているドゥンダ。テメーの討伐依頼が出たら、受けてやっても良い、もし他の奴と受注争いしなければな。俺だったら暴れないでいてくれたら一太刀で済ませてやるよ。あぁ、これは『約束』してやる。その依頼金はお前の死後を祈る為の寄付金にも充ててやる」
ようやくどいてくれた。
少し歩くと後ろから声が届く。聞きたくも無いのに耳が勝手に拾う。
「ドゥンダ、あいつが噂の?」
「あぁ!魔法が使えない魔法剣士様さ、魔法が使えない、金もない、だからペッラペラな剣をご大層に2本もぶら下げてやがる、よく今まで死んでねぇぜ」
後ろであいつの笑い声がする。
あいつの豊満なお腹が波打って笑っているのを思い出す。
これで顔もオークもびっくりする程、汚いんだから手に負えない。
よくもあいつ等もパーティを組めるもんだ、俺なら森に入った瞬間魔物と間違えて切りかねない。
・・・それを考えるとあいつが今も生き残っているのは実は凄い事なのかもしれない。
曲がりなりにも冒険者らしく装備が整っているからか?
でも、あいつがパーティで長続きをしていないのも確かである。
いずれにせよ。
昼間から嫌な奴と会った。胸糞が悪い。それは確かだ。
思わず道路に唾を吐き捨てる。
汚い街を更に汚す、そんな自分にも嫌気がさす。
はぁ。
溜息を一つ。目線を戻せば黒髪が視界を揺らす・・・髪をそろそろ切るか。
・・・
・・・
壁に書かれた討伐依頼の一覧を見る。
ゴブリン10体・・・まだあった。
受付に並ぶ。
長い金髪を後ろで結っているのが見えた。
「ブランカ、ゴブリン10体討伐してきた」
鼻と耳を鞄から出す。
「ん?ヴィルか、うん、揃ってるね。いくらだっけ?」
髪を後ろで結うのは魔物の血がつかない為と本人は言っていた。
「言っても良いが、嘘かもしれねぇぞ」
「・・・あっはははははは!はははっははははっはははははは!!」
机をバンバン叩きながら笑うもんだから周りから注目される。
「ヴィ、ヴィル、え、えい、はははっ、営業妨害、はははっ、ごふっ、ごほごほ、ひゅーひゅー」
あぁ、目立ちたくないのに。
目の前では笑い転げた挙句に他の職員に介護されている馴染の顔がある。
「・・・あ~、死ぬかと思った、営業妨害だよ、怒られちまった」
「・・・俺は今盛大な風評被害を受けているんだがな」
「何が『嘘かもしれねぇぞ』だ、真顔で言うな。あんたが嘘をついたんなら喜んで自分の財布からミスった分払うさ、あんたが嘘をつけるならね、『偽り殺し』のヴィル?いいから、言いな」
「8鉄貨だ」
「・・・どこだい?そんなショボイ依頼?いやウチだったわ、あっはははっ。はい、8鉄貨。買取もあんの?」
「薬草と、あいつ等の装備がな」
「ん~、どっちもいらない・・・みたいだね。向こうで売った方が幾分マシだよ」
「そうか、ありがとう」
「あいよ~、はい、次の人~、いやぁ待たせてごめんね、ツボにはまって、あ?馬っ鹿、私のケツがじゃねぇよ」
あいつは決して美人顔ではないが、妙に人気がある。不思議だ。
薬屋と道具屋で雑貨を売る。
3鉄貨。
今日、俺が命を張った結果は11鉄貨。
冒険者なんて運次第だが、命を懸けてコレってのも悲しいものがある。
せいぜいが家族の1日の食料分とちょっとか。
これが魔猪だとか、亜竜だとか、いやいや贅沢は言わない。ゴブリンの巣でも良い。
そうすれば何かしら食い物も持ってこれたが。
薬草探した時に見つけた食べられる野草が今日のオマケってんだから。
嫌な奴に会って、碌な得物に会えず、碌な食べ物も見つけられず。
「厄日か?」
今日を振り返りながら、孤児院に帰る。
「ただいま」
「おかえぃ」
「「「「「おかえり~」」」」」
「「「お帰り」」」」
「「お帰りなさい」」
ここが俺の、ヴィルヘーレンの家である。
・・・
・・・
「神父様、今日もご飯の後に稽古をつけて下さい」
「えぇ、勿論です。明日が終わればあなたも巣立ちの日。私の持っている物をできる限り吸収していってください。勿論、巣立った後でも稽古には付き合いますがね、我が子よ」
「それは申し訳がない、シェンも稽古を受けたがっています」
「あの子もですか?」
二人して厨房に立ちながら話をする。
ここはある程度年齢がいった者しか入る事を許されてない。
そして、皆立ち入らない事を俺と『約束』している。
だから落ち着いて話ができる。多少は。
「そういう事に興味が出る年頃ですか、早いものですね」
「巣立ちの日までにもう少し稼いであいつ等の道を開きたかったんですが」
「難しいですよ、それは。何人分の年間の生活費を稼ぐつもりですか」
神父様が笑う。穏やかな笑みだ。
俺はこの人こそが聖人だと思う。
こんな孤児院に収まる器じゃないのに、俺等を温かく、本当の親みたいに見ていてくれる。
わーきゃー騒ぐ声が聞こえる。
「でも、ジョブは年齢がいってから、授かった方が選択肢が増えるのでしょう?」
「そうですね、それは確かです。でも、貴方のように幼くても良いジョブに恵まれる子もいます、もう6年ですか」
「そんなですか・・・早いなぁ」
「寂しいですか?」
「少しは、でも同じ街にいることでしょうし、大丈夫ですよ。ダニエル兄貴達みたいにどうにかやっていきます」
ぎゃーと泣き出した声と、慌てて対処する声に笑みが浮かぶ。
「・・・ヴィルヘーレン、本当に冒険者になるつもりですか?」
「なるつもりではなくて、なっていますよ」
笑顔で首から下げたギルド発行の身分証を見せる。
「貴方なら・・・それこそ、商人にだって、職人にだってなれる。今からでも。・・・貴方の魔法が生きるのも、別にそこ以外にもありますし、魔法が全てではない。そして」
神父様は悔しそうに、そして悔いるように言う。
「ジョブに従って職を選ばなくても良い、ですよね。耳にタコができる位に聞きました。良いんです、これが性に合っているんです。・・・駄目な子で申し訳ないと思っています」
鍋の中を見つめる。
ぐつぐつ。
ぐつぐつ。
ぐつぐつ。
「冒険者は、確かに行き着く所が無かった者の最後の場所です。でも、そこでしかできない事もあります。魔物を俺が殺せば殺すほど、この街は安全になっていく。あいつ等も兄貴達も、神父様も。それはやりがいがあることですし、その為の力だと、思っています」
溜息が聞こえた。
「あの子達を守るのは私の仕事です。そんな事を理由にする位なら、旅でもしてきなさい。旅人も良い者ですよ、大体は歓迎されます。そこで最近の情勢について語ったり、王都で仕入れた歌を歌って路銀を稼いでも良い。自由です、色んな土地がありますよ」
「神父様、オートミールもスープもできました。その旅の話は食事の時にでも、ほら皆がもうそわそわしています」
厨房と食堂がつながっているため、彼等の様子が見える。
入って良いギリギリのところで待っている。
「さぁ、お前等、ご飯ができたぞ!大人しく座れ、遅い子は誰だぁ!!」
がぁと手を猛獣のようにやると、きゃーきゃー皆が座りだす。
「さ、行きましょう、神父様」
「貴方を憎しみから解き放てなかったのが最後の悔やみです」
その言葉は聞かなかったことにした。
・・・
・・・
「シェン、この料理はどれ位の重さだと思いますか?」
神父が恒例のクイズを出している。
「えっと、1キロは無いと思います」
「そうですね、キロよりも軽い物を表す言葉をディー言えますか?」
「ぐらむ?」
「よく覚えていました!偉いですよ、二人とも!こういう風に単位を決めておけば約束していた量と同じかどうかなどで喧嘩は減りますね、これも神様が教皇様を通じて私達に与えてくださった知識です。そうそう神様からの最近での贈り物といえば、このジャガイモというのも神様が授けてくださった食べ物なのですよ。この前の神託から作られるようになりました」
そんなに最近なんだぁ
意外~
「そうだぞ、俺だってまだ食卓にあるのを見ると新鮮な感じがするからな」
そうなの?
「あぁ、改めて今日寝る前に神様に感謝を言うんだぞ?」
は~い
はーい
はい
「しかし、美味いし、腹が膨れる、良いもんだ」
改めて蒸したジャガイモを見てみる。
チーズやバターも合う、それが素晴らしい。
何故なら、孤児院では割とその辺のが寄付されることが多いからだ。
基本は食料系、たまに衣服。
基本的に住民の皆には感謝をしている。
冒険者はほとんど寄付をしないから、あいつ等は別だが。
神を信じている人達は好きだ、皆優しくしてくれる。
だが、神は嫌いだ、それを言うと神父様が悲しむから言わないが。
「連作障害には気をつけなくてはならないという話ですがね」
れんさくしょうがい?
「同じ場所でずっと作っていると、段々あまり取れなくなってくるそうです。それをそう言うんですって」
れんさくしょうがい。
「そう、連作障害」
れんさくしょうがい。
真面目に復唱している子達を見てつい神父様と笑ってしまう。
なんで笑うのぉ?
え、おかしいのがあった?
おかしいの?
おかしい?
「微笑ましいって言うんだ、こういうのは」
残ったものを平らげる。
「今日も美味しかったです、神父様」
「ありがとう、ヴィル。ヴィルのも美味しいよ」
「ありがとうございます、さて、ディー達は食べ終わったのか?」
うん、美味しかったぁ
おいしかったぁ
おいしいかった
おいしかっただよ?
「じゃあ、使った食器は」
さげる~
「そうだな、そしたら先に外にいるからトイレを済まして、神様にお祈りをして、眠りな」
は~い
「では、神父様。ここはお願いします」
「えぇ、そちらも」
皆でご飯を食べた後は外でトイレを済ませる。
そっちの方が処理が楽だからだ。
の筈だが・・・カレリーナが来ない。
「神父様?カレリーナは?」
神父様がトイレを済ました他の子を促しながら、こちらを見て首を傾げる。
「もう二階ですよ?」
「?」
二階に向かう。寝室だ、ベッドばかり。ぺたんこの毛布・・・もう少し稼ぎが良ければ、あるいは鳥の魔物がいればふわふわ温かい物にできるのに。最近はここを見るたびに自分が情けなくなる。
「カレリーナ」
呼ぶとびくっと震えた布団がある。
「な、なに?」
毛布を被ったまま返事がきた。
「トイレはどうした?」
「・・・」
「どうした?」
「し、し、したもん!!!!!ヴィルにいちゃんがいない時にちゃんとしたもん・・あ!・・・い゛っ!」
気づけば右手がカレリーナの頭の辺りを掴んでいた。
「カレリーナ」
そのまま毛布ごと持ち上げる。
「カレリーナ、今、お前は、自分が何をしたのか分かっているのか?」
片手に力が集まっていく。
「俺は皆と『約束』をしたよな?簡単な、なぁ?したよなぁあああ!!??」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
「なぁぁあんで、『嘘』を、つく、のかなぁ!?行きたくないならそう言えば良い!理由を聞かれたくないなら聞かない!最悪、ベッドを明日汚していても気にしない!だよなぁ!?前からそうだったよなぁ!?」
「いたいいたいいたいいたい、ごめんなさいヴィルおにいちゃんごめんなさい」
「『嘘』をつかないって『約束』はそんなに難しいかなぁ!!??なぁ!!!!!!」
「ヴィル!!!!!!!!」
カテリーナを掴んでいた腕を掴まれる。
どさっとカテリーナが落ちて、泣いている。
「やり過ぎです!!!!!!」
右後方を見る。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神父様」
ベッドを見る。
カテリーナが泣いている。
周りを見渡す、他の子達も泣いている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・申し訳ありません、後は、お願いします。俺は・・・外に出ています」
階段でシェンを見た。
「シェン、お前が神父様を?」
暗がりでも分かる恐怖した顔、それでもこちらを見て、ちゃんと頷いてくれる。
「ありがとうな」
通りがかりに頭に手をぽんと乗せた。
「良い判断だ」
・・・
・・・
外に出て、ふと空を見る。満月だ。
・・・嫌いな月だ、あの時を思い出す。
『ヴィル、良い子にしていてね。そうしてれば、すぐに戻って来るわ』
『そうだぞ、神父様に迷惑をかけるなよ』
『うん、おかあさん、おとうさん、はーく、かえってきてね!』
『あぁ、勿論だとも。それでは神父様、申し訳ございませんが』
『・・・そうせざるを得ないのなら、そうなのでしょう。ですが、最後にもう一度考え直すとしたらここです。貴方達は本当に--------?』
『-----------、----------』
半年は無邪気に信じられた。
1年目は良い子でいられた。
2年目に心に疑いを持つようになった。
3年目に縋るように思い出すようになった。
4年目に・・・。
捨てたのは構わない、両親にも生活があっただろう。
許せないのは『嘘』をついたこと。
一握りでも希望を持たせたこと。
何で後で相手が傷つく事が分かっていてそんな事を言う?何故、あの高潔な神父様に『嘘』をつかせた?
おかげで貴方達の子どもはこうなった。
ギチッと音がする。
歯を噛み締め過ぎたようだ。
敢えてリラックスできるように息を深く吸い込み、ゆっくり吐く。
これから神父様に稽古をつけてもらえるのにこんな状態で立ち会うのは不敬ですらある。
心を静めたところで神父様がいらした。
俺から数歩離れた所に立って、軽く準備運動をしている。
俺は木剣を両手で持ち、腕に小さな丸い盾を装備している。
それに対する神父様は防具も無し、素手である。
だが、それはハンデでもなく、この人のスタイルだ。
曰く、巨大な岩をも粉砕する。魔猪を投げ飛ばした。ゴブリンの巣を一人で幾つも壊滅させた。オークが見た瞬間に逃げ出した。盗賊団を誰一人殺さずに全員捕まえた。亜竜の翼を引きちぎった。
この方の伝説には枚挙に遑が無い。
誰が呼んだか『レガナスの最終防衛線』、『人間兵器』。
穏やかに微笑み佇むこの姿からは想像できない猛者、それが、バルナデス神父、この方である。
ちなみにオークが見た瞬間に逃げ出した、だけは違うらしい。そんなあからさまに殺気を出すことはないということだ。・・・殺気を出したこの人を見たオークが逃げたところを、その噂を流した人は見たのだと俺は思うのだけど。
「皆落ち着いて床につきましたよ」
「申し訳ありません、神父様」
「謝るなら彼女に、と言いたいのですが」
唇を噛む。
「・・・暴走したことになら」
「そうでしょうね」
溜息一つ。
「カレリーナは泣いていました、ヴィルにぃちゃんを怒らせたと。なんでもお腹の調子が良くなくて恥ずかしかったそうです、先ほど私がトイレに連れて行きました」
「・・・そうでしたか、彼女の謝罪は受け入れます。私も力を込めすぎたことは謝ります」
溜息がまた聞こえた。
「少し、頭を冷やす時間をあげましょう、まだ必要でしょう?」
「・・・ありがとうございます」
目をつぶって、息を深く深く。
獲物を待つ時のように、時間をかけて自分を薄くしていく。
ゆっくりと目を開ける。
「大丈夫です」
「よろしい、ならば始めましょう」
「お願いします」
両手を上げる。
二刀、本来の俺のスタイルである。
ということで、新連載を始めてみました。
うなぎうなぎです。
初めての方は、初めまして、どうぞよろしくお願いします。
初めてじゃない方は、いつもありがとうございます、どうぞよろしくお願いします。
うなぎうなぎは以下の作品も連載しております。良ければ目を通していただけると嬉しいな!
動物好きが異世界に行くのならテイマーになるしか道はない!!(もふもふもっふもふ)~やがて魔王へと至る道~
初めてじゃない方はお気づきでしょうか。
そう、トールの物語の、トールがいない世界の話です。
そこで少年達はどんな物語を描くのか、作者も楽しみです。
皆さんも楽しみにしていただければ幸いです!☆
以下うなぎうなぎのいつもの!
皆さんからの後書き上の「勝手にランキング」の1日1回ぽちっと、感想、評価、いずれも楽しみにしております!読者の皆様からの反響はとてもモチべUP要因です☆
是非ご贔屓に♪