1限目 国語 (1)
やっと、授業に入れた。
呼んでくださっている方々、ありがとうございます!
文章力・語彙力、共に無いのですが、精一杯書かせてもらいます!
授業が始まって、すぐにBは新しい椅子を持って帰ってきた。しかも、満面の笑みでだ。
さすがに、皆が引いた。1限の担当の先生までもが、対応に困る程の笑顔だ。
「先生、遅くなりました!」
「えっと、B君?どうしたの?」
「山田先生と新たな相棒を求めて、冒険してきました!」
1限目は国語で担当は鈴木先生だ。優しい女の先生なのだが、Bへの対処に困っている。
「え、まあB君、授業を始めたいから着席してもらっていい?」
Bが拒否する理由が無い。
「それでは、授業を始めたいと思います。今日は教科書の112ページから~~」
人の生きる意味について書かれた評論文なのだが、大して難しく無いのだが、、、
「それでは、皆に質問です?皆はなんで生きてると思う?」
ふ、深すぎる!生きる意味!?え、高校1年に投げかける質問か?いや、でも、生きがいを見つけさせるとか、目標を作らせるたいう点では、妥当な質問か。
だが、俺は指さないでくれ!
「それでは、C君あなたはどのように考えますか?」
最初の犠牲者はCだった。
「え、う、ぼ、僕が生きてる理由は
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………いつか、誰かを愛するためです!」
Cが突然熱いことを言い出したが、皆は動揺しない。Cはたまにこうなる。言うことが思いつかないと、恐ろしく熱いことを言い出し、恥ずかしがる。
現に、顔を俯かせているが、耳までもが真っ赤なため顔を赤く染めていることがわかる。
「うん、いい答えね。誰かを愛すること・好きになることは、生きていく中でとても大切だもんね!」
リア充な意見をありがとう。。。。
俺が誰かを好きになった所で、誰かが俺を愛してくれることが無いのはわかっているから、俺はそんな愚行をしない!俺の嫁は、ガラスの向こうにいる!……………まあ、ガラスのこっち側にも欲しいけど。
「先生は好きな人がいるんですか?」
Bが地雷っぽいことを訊いた。
「いますよ~~」
皆がほっとした。よかった、地雷じゃなかったのか、、、
「じゃあ、先生を愛している人は?」
一瞬にして、教室が凍りついた。皆がおそるおそる先生の顔を見ると
笑っている。目のパーツと雰囲気以外は。
「それは秘密にしとくわね」
Bはしっかりと地雷を踏み直してくれたのだった。
「じゃあ、B君、あなたはなんで生きてるの?」
先生の目が不気味に光ったのだが、俺は気にしない。てか、その質問に悪意と怒りが含まれているのかが気になる。
「え、俺ですか?俺は、特に意味はないっす!生きちゃってるから、そのまま生きちゃってます!」
「うん、じゃあ、生きてる意味を見つけてね」
「まあ、今度見かけたら捕まえます。」
先生、塩対応過ぎないか?まあ、Bだからいいけど。
Bも今度見かけたら捕まえるとか、生きる意味って、そこら辺にいんの?
俺も捕まえみてーわ!
「じゃあ、この質問はここら辺にして、次の質問をします。」