表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一人の私(俺)  作者: リーム
2/3

孤独

前回の【記憶喪失じゃない何か】見ていただけたでしょうか?もし見ていない方がいましたら見てきてください。


さて、今回は続編です。

楽しんで頂けたら…と思います


「おい林檎お前大丈夫か…?」

「あれ?なんで私ここにいるんだろ…」


どうしよう…記憶がない…


「私、何でここにいるか知ってる?」

「いや、俺に聞かれても…そういやお前が外出すんのは本当に珍しいよな」


「…お父さんとお母さんがいなくなってからなんか怖くて…」


…そう。私には両親がいない。

つい先日、お父さんは癌で逝ってしまった。

そのせいでお母さんはノイローゼになり、自ら命を絶った。


学校で平静を装っていたが耐えられなくなって早退した。

家に帰ってきた。

「ただいま」返事は返ってこない。

私は泣きわめいた。

涙が枯れるほど泣いた。

もう笑えなくなった。


「…落ち着いたらまた学校来いよ」

「…ありがとう」


神川君はとても優しい。

でもやっぱり学校に行く気にはなれない。


なんだかんだで家に着いた。

狭くて暗い押入れが私の部屋。

最初は怖かったけど今ではすっかり馴染んでしまっている。


冷蔵庫から卵を取り出してご飯に乗せる。

これぞまさにTKGたまごかけごはん。小さい頃からの定番メニュー。


食器を流し台へ持っていって洗剤で洗う。

水道代の節約をしたいので川から汲んだ水で洗う。

お風呂は川の水を沸かす。昔ながらの方法だ。

寝るのは暗くて狭い押入れの中。

気づくと雨が降っていた。

ついこの間の事だ。ちょっとやそっとで吹っ切れるものではない。

その雨は私の心に染みた。

私は静かに目を閉じた。

いかがでしたか?


今回は女の子の心境を書いてみました!

次回はちょっとしたラブストーリーが含まれるのでご期待ください!!


評価、コメントお待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ