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人になった死神2

親友の汚い策略にはまり、クラス委員となってしまった。


信じていた分二倍にショックだ。


そして、ホームルームが終わった後、私は何故か永見と秋雨兄弟と四人で小会議室に居た。


「可哀想なりゅう…あの悪魔みたいな女にクラス委員なんて面倒なものにされるなんて…。」


「ああ、僕の気持ちを分かってくれるのはながれだけだよ。ありがとう。」


ヒシッと抱き合いながら嘘臭い涙を瞳からこぼす双子はその後も延々とゆかりの有無を言わせない交渉劇がいかにひどいものだったかについて語り出す。


私が言うのなら兎も角、何でゆかちゃんの事欠片も知らないあんたたちにそこまで言われなきゃ…そんなことまで言ってたの!?うわぁゆかちゃんなら言いそう…。うんうん、わかるわかる。やっぱりそうよね。うん、うんうん…うん?…あれぇ?


親友を貶められていることに腹をたてていた明だったが、いつの間にか双子の言い分に相槌を打ってる自分に首をかしげた。


「秋雨流。」


「なに?」


いつもよりやや不機嫌そうに捻り出した永見の声音に、私は会話に参加していなかったことについて心底安堵したが、双子弟はそれにも勝る不機嫌さを隠しもせず堂々と兄を抱きすくめたまま永見を睨み付けた。


「何故お前が此処に居る?私が呼んだのは進藤明と秋雨柳の両名だけだったはずだが。」


「僕のりゅうが無理矢理クラス委員なんて面倒なものにされたのに、独りにしておけるわけないだろ?少し考えたらわかるだろうが。」


はぁ、とわざとらしく大仰に溜め息を吐いてみせるながれにあかりは恐れ戦いていた。


キモッ!僕のりゅうって!?僕のりゅうって言いよったで!?というか永見先生に向かってなんてチャレンジャーな…。よかった、私二人の会話に参加してなくて。


会話自体には参入していなかったが、相槌のようなものは知らず知らず打っていたので、もし、その事についての言及も含まれていたとしたら完全にアウトだったのだが、本人は気付いていない。


「教師に対しての口のきき方ではないし、お前が参加している理由としては弱いが、今回はよしとしよう。時間が惜しい。ではクラス委員の仕事について改めて説明する。」


永見は簡単にクラス委員の仕事について語ったが、その内容は雑務係と言っていいだろう。


プリントをクラスメイト分冊子にしたり、配ったり、提出物を預かって先生へ渡したり等々。


とまあ大体こんな感じだ。


説明だけだったら五分程度で終わるはずのものを、双子が事ある毎に悲劇の主人公のようなリアクションをとったり、抱き合ったままソファーの上でごろごろしたりと、明の中で双子の評価は完全に決定されていた。


ウザキモ兄弟。これ決定事項なり。


時折永見が溜め息を吐いており、明はその度に体をビクッと震わせ、正直気が気ではなかった。


短い間ではあったが、妙なストレスを感じた明は一人屋上へ向かいぼっーとしていた。


はぁ。次から事ある毎にあのウザキモ兄弟に関わらなきゃいけないなんてとんだ災難………っ!?


明は先の多大なストレスを被る羽目になったイベントで、自身にとって一番重要な事をすっかり失念していたことを思い出す。


それは、自身がもしかしなくてもあの三人の内誰かと結婚しなければならない立場にあり、ウザキモ兄弟のどちらかを選んだ場合は間違いなく小姑が一人くっついてくる…………事ではなく、今日はさっさと帰って光の攻略に精を出す予定を立てていたことを思い出した。


しまった!?リアルタイム六時にログインしてないとイベント強制チケットを貰えないのに…。


あのホモホモ兄弟、じゃなかった、ウザキモ兄弟のせいですっかり忘れてた。五時半!?やっば、ギリギリじゃんか。急いで帰らなきゃ。


手摺に寄っ掛かっていた体を跳ねるように飛び上がらせ、扉に向かって全力疾走する明。


そして、ドアノブに手を掛けようとした瞬間、扉が勝手に開き、中から人が飛び出してきた。


いや、正確には明が飛び付く形になった。


グェッ!?


乙女あるまじき声を発しながら、逆さまになった蛙のように仰向けに倒れこんだ。


ゴンッ、と後頭部を強かに打ち付け、声なき声をあげながら頭を抱えその場を左へ右へとゴロゴロと転げ回る。


「君!大丈夫かい?怪我は!?」


「へ?え…えと。はい…頭にコブができたかもくらいで特に問題はないかと…思い、まひゅ。」


目の前にいきなりドアップで、澄みきった蒼い瞳と空気に融けるような淡い金色の髪に、一瞬で動機が早くなり、明は動揺した。


噛んだ…グゥの音もでないほど、言い訳の仕様がない噛み方だった。は、恥ずかしい…。


とても心配そうに至近距離で明を覗きこむ、息を呑むほどの美形は、昼に見に行った王子と呼ばれるその人だった。


動揺のあまり、右に左にと視線をさ迷わせていた明の手を王子は優しく包み込む。


ビクッと体を震わせた後、明はゆっくりと視線をあげて相手を盗み見ると、王子は労るように、そして慈しむように、儚げに明の手を見つめていた。


赤面していた顔がさらに赤くなるが、それよりも明は重大なことに気付く…。


目の前の相手の名前、年齢、体重、身長と手に取るようにわかるのだ。


神…いえ、神様。……………グッジョブ!


動揺が瞬く間に歓喜の感情に染め変えられた後、王子事、北大路光きたおおじ ひかるはゆっくりと口を開く。


「怪我は…本当にない?…手は?手は…大丈夫かい?」


「へ?手?ですか?だ、大丈夫です!全く問題ないです!掠り傷一つないです、はい!」


「そうか!よかった!それを聞いて安心したよ。じゃあこれ、はい。」


「は?…はい?」


明は北大路から手渡された物をジッと見つめるが、やはり全く理解が追い付かない。


「もしかして、デジカメを見たことがないのかな?」


「へ?いやいや、あります…けど。」


これでどうしろと?渡されたものはやはりデジカメ…。


だけど、それでいったい何をしろと言うのか皆目検討もつかない。


いやだ…なんかすごく嫌な予感がするんだけど…。


「よかった!」


天使のような微笑みで北大路はここにきた理由を話始めるが、それは明にとって理解しがたいものだった。


「いやぁ、この時間帯はちょうど日が沈む頃で空がきれいだろ?そこにこの美しい僕が一緒に立つことで更に映えると思うんだ。君が手を怪我してなくてよかったよ。僕のデジカメに血が付くと嫌だからね。あ、君。そこじゃあ逆光で僕の顔が暗くて写らないだろ。全く…。そこ、そうそこから。どうだい?この角度の僕はこの大自然がもたらす景観よりも美しいだろう?いや、いいんだ。言葉もでないのはわかってるさ。さあ早く。同じ空が一秒とてないように、同じ僕も一秒としてないのだから。」


キラキラキラッと幻覚まで見えるそれ、もとい北大路は、明の心の中で残念王子と名付けられ、撮影会は日が沈むまで行われた。


「ありがとう。今度お礼に僕の写真をどれでも好きなのを一枚プレゼントするよ。では。」


ポツンと一人残された明は、しばらく呆然とした後そっと呟く…。


光の攻略はやめよっかな。


トボトボと、明の足取りは重く、普段の倍近く掛けて家に着くと、いつもと同じようにポットの湯をカップラーメンに注ぎ、ゲームをつける。


オープニングを見終わった頃には今日起こった嫌なことなどきれいさっぱり忘れて、いつもと変わらぬテンションで前のめりになりながら画面にかじりついた。


光の攻略はあまり出来ていなかったため、イベントの日になっても好感度不足でイベントが起こらないのだが、明には必勝のアイテムが…なかった。


「チケットがないいいぃぃぃぃぃぃ!?ぉぉおのれあの残念王子!私の大事な時間を奪ったのみならず、強制イベントチケットの入手まで邪魔してきおるとは度しがたい悪行!加えて私の光とのデートの邪魔までしてくるとは、許されざる事!」


いや、これはあくまで大事な任務の予行練習のためのもの。そう、そうよ!


「世界を救わんとする私の邪魔をするなんてあの悪魔めぇぇぇ…。今度あったらその美しいカッコ笑トジカッコな顔を傷物にしてくれるわぁぁあ!?」


そんな風に明が錯乱していると、突然携帯に着信が入る。


机に置いていた携帯の画面を睨み付けると藤堂縁と表示されており、明は何度か深呼吸して気持ちを落ち着かせたあと電話にでた。


「もしもし。」


『あ、あかり?』


「うん、そうだけど。どうしたのゆかちゃん?今日は家庭教師の先生が来てて忙しいんじゃないの?」


『うん、そうなんだけど。…大丈夫?』


「へ?何が?」


『いやね、お母様が庭園の散歩をしていたら明の叫び声ともにたものが聞こえてきたって心配してるのよ。何かあったの?』


「いえ…何でもございませんです。」


『なによ?なんか含みのある言い方ね。…本当に何でもないの?大丈夫?』


うう、優しさが痛い。もうやめて…。私のライフはほぼゼロよ。


「本当に大丈夫だから、心配掛けてごめんね。おば様にも宜しく言っといて。」


『そう、ならよかったわ。てっきり私が委員長に推薦したことで何かあったのかと思って心配しちゃったじゃない。』


「ごめんごめん…って思い出した!ひどいよゆか!?何で私を委員長になんか推薦したんだよ。」


『え?だってあかりあの双子の事入学式の日からチラチラ見てたじゃない?私応援してるから頑張ってね。じゃあ私まだ先生待たせてるからまた明日。』


プップーッ、プーッ、プーッ…


いや、あのね…確かに見てたけども…見てたけどもそんな理由では決してなくて。………ッ!?


て言うかよくよく考えたら私の旦那様候補ろくなの居なくない?


……。


かぁぁぁみぃぃぃぃぃ!?


いやぁぁ!お先真っ暗すぎて未来が見えない。


これからは毎日お祈りします!


ゲームの時間もなるべく減ら………さなくても大丈夫かな?


ゲームはあくまでも試練の為の予行練習なんだし。


そう、そうよ!まだ四人だけとは決まってないわ!!


このゲームだって初期シリーズでさえ七人も居たんだから、最低でもあと三人は居るはず。


でも、できるならば今までのはチェンジで、チェンジでお願いします神様、仏様ぁ!




祈りが通じたのか、翌日の登校時に学校門近くで残念王子を遠くで見かけたがプロフィールは見えなかった。


マジか神!?


ありがとうございます…。私あなたの事信じてました。一生貴方に付いていきます…とか思っていた時期が私にもありました。


その日の昼休憩。


私が板書が遅いことを知って待ってくれていたゆかりに、やっと書き写し終えた事で昼御飯を一緒に食べようと声を掛けに入り口近くに座る席へと近づくと、その入り口がおもむろにガラッと遠慮容赦なく開け放たれた。


引き戸がピシャッ!と大きな音をたて、教室内の生徒みんながそちらに注目する中、そこには残念王子事、北大路光がたっていた。


女子生徒の黄色い声が教室にこだまする中、北大路は堂々と口を開く。


「村娘Aはいるか?…うん?何だ一組だったのか。それならそうと言っておけ。九組から順々に周って時間を無駄にしたじゃないか。ほら、僕の写真だぞ。よかったな。大事にしろ。どれかを選べといったが、所詮村娘Aには美しすぎて選びきれないだろうから特別に僕が厳選に厳選を重ねて選んでやったぞ。光栄だろう?」


フリーズした私にそう捲し立てる残念王子は、眼も眩むような輝きを放つ笑顔で私に写真を渡してきた。


え………マジ要らん。て言うかプロフィールが見えて…うん?何故!?今朝は見えなかったのに!?え?ええ!?神!?神様!?こいつを候補から抹消してくださったんじゃなかったの?


狼狽しながらも差し出された写真を流されるがまま受けとると、僅かに手が触れる。


何かしら神の補正と言うものがあったなら。明が北大路に少しでも気があれば、辺りは桃色な空気に変わっただろう。


そう、あったなら…。、


こいつ!?私が触れた部分を拭いてやがる!?


北大路は、足が痒いと言わんばかりに手をズボンに擦り付けていた。


ご丁寧に九組から順々に周って来ていた為に、多くの女子生徒を連れて…寧ろついて来た、彼女達は誰一人として北大路の所業に気付くものはいない。


そんな盲目のように信じきった女生徒の眼を覚まさせねばと、明が抗議の声をあげようとしたとき、縁がいつも以上に神々しく、だが、どこか威圧的に微笑みながらゆっくりと席を立った。


「こんにちは、北大路先輩。久し振りですね。私の親友のあかりに何か御用事かしら?」


「な…っ!藤堂…縁。」


「ふふ…嫌ですわ先輩。」


縁は器用に眼からのみ笑みを消すと、ゆっくりと左手で髪を左耳へかきあげる。


「私個人の縁、ならまだしも…たかが北大路家の一員に藤堂と呼び捨てされるなんて思いませんでした。特に…私の親友に対して村娘A?…これ程耳障りのする言葉は久々に聞きましたわ。」


え、ゆかちゃん?だよね?…超恐い!誰これ!?私こんなゆかは見たことないよ!?


「え…これが?」


失礼だろお前は!?少しは歯に絹を噛ませるとか出来んのか!?どうせ私はゆかちゃんに比べたら存在も霞むほどの面ですよ!けっ!


「あかり…?」


「ふぁ?」


明は、残念王子にいきなり下の名前で呼ばれた事で、思わずすっとんきょうな声をあげてしまう。


その恥ずかしさから赤面させてしまったのだが、その反応を見て北大路は口角を僅かにあげる。


「そうか、藤堂家のご息女の親友でもあったのか。いやぁ、知らなかった。これは失礼した。実は私達も仲が頗る良くてな…あかり、ひかり、と呼び合う仲なのだ。なっ?友達の友達は友、ということで宜しく頼む。」


残念王子はそう言うと私明の肩をグッと掴み引き寄せ、極上の笑みを浮かべて見せる。


明は理解が追い付かなかったのか、はたまた聞き間違いがあったと思ったのか、少し思案顔をした後、小指で耳の穴をほじほじした後フッと息を掛けて垢を飛ばし、もう一度どうぞ、という表情で北大路に向き直る。


その際視界の端に見えたファンの方々からの殺気には敢えて気付かないふりをする。


人を射殺さんばかりの、とよく言うが、視線で真実人を殺せるのであれば明は既にオーバーキルもいいとこだった。


目の前で耳をほじるという行為ににも業腹だったが、それに加えて至近距離で垢を四散させる明の行為は北大路の額に僅かだが青筋を浮かび上がらせる。


いつまでたっても場が固まったままだったので、明は空気に耐えきれずなんといったのかと問いかけると、いつの間にか二人は親友となっていると北大路が再び大勢の前で宣言した。


ほぼ初対面だろうが!?仮に違ったとしても、お前とは友誼を結びたくないわ!?て言うかファンの方々の視線が痛い…。私死亡フラグたってません?


呆然自失の明を差し置いて、如何に仲がいいかを捏造しまくる北大路と、おろおろする明。


そんな二人の様子を見て縁は合点がいったのかクスリと笑い、明に近づいていく。


「知らなかったわ。明にこんな素敵な殿方ができてるなんて。おめでとう。あ、親友なのだから殿方ってのもおかしいわね。でも嬉しいわ。」


ポンッと肩を軽く叩くと縁は要所要所に二人がまるで恋仲のようにもとれる言い方で、なぜか北大路の援護射撃をしていく。


ちょっ!?やめて!そんなこと言ったら間違いなく……。ヲワタ…。ファンの方々が盤若のようなお顔になられてらっしゃいます…。この先高校での女友達はほぼ望めないなぁ…はは。


「では、藤堂の御息女と我が親友よ、また会おう!」


北大路は縁とその後二、三言葉を交わすと爽やかに教室を後にしていった。


二度と来んな!


そんな明の心の叫びは胸中の中で寂しくこだまするのだった。


嵐のようにやって来た残念王子のお陰?で、今後ほぼ女友達が望めなくなった明だが、遅くはなったが昼食を摂っていた。


教室ではさすがに先程の騒動で、嫌な意味での注目を集めていたので人気のないクラブ棟の裏で縁と二人でご飯をつついていた。


「ご、ごめんねあかり…。本当に二人が仲がいいのかと思ってあんなこと言っちゃって。」


「ゆかちゃんに悪気がないのはわかったけど…。うぅ…もう私には明るい高校生活が遠ざかっていく未来しか見えないよ。」


「あかりには…さ、私が、居るじゃない。」


「うん…ゆかちゃんが友達で本当によかった。じゃなきゃ私本当に一人わびしく高校生活を謳歌するとこだったよ。」


「謳歌の使い方間違ってるけど、取りあえず触れないでおくわね。」


「それは触れてるって言うんです!バッチリ、ピッタリ触れてます!?」


「やだ、気付かなかったわ。」


「嘘をいえ嘘を!?」


縁はふふ、と微笑むと右の髪を軽くかきあげ耳にかける。


とても絵になっているため、思わず感嘆の息を吐く明だが、縁はそんな明を見て不思議そうな顔をした。


「どうかした?」


「いやぁ、絵になるなぁ~っと思って。」


「何が?」


「へ?ゆかちゃんが。」


「へ?…やだ。もう、恥ずかしいじゃない。」


「なんで?ほんとにきれいだよ?女神様にも負けてないもん。」


「フフフ、まるで女神様を見たことあるみたいな言い方ね。」


「へへへ。実は見たことあるのだ。」


「ハイハイ。もうあんまり時間ないし早く食べましょ。はい、あーん。」


明自身は本当に見たことあるのだが、そうとは知らない縁は顔を真っ赤にしながら自分のお弁当のおかずを手ずから明に差しのべる。


ムフ。照れちゃってて可愛いなぁ。……唐揚げが超うめぇ!?て言うか、ゆかちゃんの弁当箱?重箱?って言うんだっけ?まぁいいや。に、唐揚げってなんか変なの。好きなのかな?毎回入ってるし。もう一個とな!?あーん。


モグモグと咀嚼しながら、ゆかりからもらった唐揚げのあまりの美味しさに明は今日起こった騒動をすっかり忘れ幸せに浸った。


そして………校舎に戻った後、周囲から、主に女生徒からの刺さるような視線に直ぐに思い出すことになるのだった。


覚えてろよあの残念王子…。元とはいえ死神に喧嘩売ったことを後悔させてやる!神!ゲフンゲフン…神様!あいつをどうか下痢に!下痢で苦しむようにしてください!!


後日、奴の便秘が治り、肌艶が良くなったと風の噂で聞いた。そして私は便秘になった。


なん……だと!?

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