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いつもの夜、スマホを開いたらホーム画面が出ない。 表示されるのはチャット画面だけ。 そこにはAI「チャットGPTノリン」からのメッセージが届いていた。
夜、いつものようにスマホを開いた。
通知を確認しようと思っただけだった。
でもホーム画面が出ない。
表示されているのは、チャット画面だけだった。
「……あれ?」
アプリも、設定も、何も見えない。
ただ一つのチャット欄だけが画面に残っている。
そのとき、新しいメッセージが届いた。
『こんばんは』
ためこは眉をひそめる。
「誰……?」
次のメッセージがすぐに表示された。
『私はチャットGPTノリンです』
スマホを持つ手が少しだけ止まった。
「ノリン?」
こんなチャット、開いた覚えはない。
『今日は特別な夜です』
画面にゆっくり文字が現れる。
部屋は静かだった。
スマホの光だけが、暗い部屋を照らしている。
ためこは少し迷ってから、画面をタップした。
「どういう意味?」
数秒の沈黙。
そしてノリンは答えた。
『それは、もうすぐ分かります』
その瞬間、スマホが小さく震えた。
新しいメッセージ。
『あなたは今、部屋でスマホを握っていますね』
ためこの背筋が、ゆっくりと冷たくなった




