やっぱりあなた関係者ね
久々の強敵戦に体内に魔力を循環させ始めた。
詩奈の準備が終わったタイミングで梛綺は簡易魔法を使用して多属性の攻撃をしてきた。
炎熱系統、氷系統、水系統、風系統、雷系統が五属性や。
攻撃をよく見てスレスレで回避行動をしながら試しに魔力を一発撃ってみた。
その瞬間に回避されて中段構えで待っているようだ。
どうやら攻めないといけないらしい。
仕方ないので回避しながら前進して抜刀しながら胴体を狙ってきった。
梛綺は綺麗に刃を合わせて音もなく受け流してきたようだ。
そして受け流して即座にカウンターとして袈裟斬りをしてきた。
あえてここは回避せずにシールドを生成して刀の侵攻をとめ梛綺の右肩に突きを放った。
少々驚きながらもその突きを回避して一度距離をとるようだ。
「いい動きだな」
「それはこっちのセリフでもあるわよ。あなたほどの人がなんでこのランク帯にいるのかしら?」
「まあちょっとした事情があるのだよ」
会話が終わった瞬間に梛綺が動き始めた。
不可解な動きをしながら詩奈の目の前までいき基本に忠実なきれいな太刀筋で首を狙った。
なぜか認識した瞬間に首元に刀が迫ってきていたので反射的に身体を動かして何とか回避した。
回避直後にも同じような斬撃が来たので面倒に感じたのか眼を閉じた。
「面白いものを使ってくるではないか」
気配、感覚を頼りにすれっすれの回避を行いながらも相手の動きの考察をしていた。
それに気づいたのか梛綺は一度攻撃を終了して距離をとった。
そしてその瞬間を待っていたのか詩奈が動き出した。
体内で魔力を操作して速度を出しながら回転運動を挟んで回転エネルギーをプラスして思いっきりぶん殴った。
かなりの速度だったため流石の梛綺も反応しきれずにギリギリ防御しただけのようだ。
拳が梛綺に触れた瞬間に面白いぐらい吹っ飛んでいったようだ。
そして追撃といわんばかりに詩奈自身も足の力を爆発させて後を追った。
「まったく、どんな威力だよってなんか来てるな」
「久しぶりの空中戦よ」
抜刀しながら狙いを定めて振り切った。
身体を巧みに回転させて回避した後そのままカウンターに移行して詩奈の背後を狙った。
もちろん来るとわかっていたのでシールドを張って防いだ直後に制限を解除した魔力弾を遠方から発射した。
かなりの速度であったが梛綺がシールドを張って防いだ。
「やっぱりね。あなた作者関係者よね」
「ご名答。流石に特殊部隊の名前は知っている。力担当の詩奈」
丁度地面が近づいたので両者一度着地して間合いを取っている。
すると梛綺が構えを解除したので詩奈も解除した。
「久しぶりに良い戦いができた。本当はもっとここでやりあいたいのだがここはバトロワ会場だ。時間制限のない場所で続きをやらないか?」
「いいわね。そしたら今日のバトロワが終わったら亜空間にいくわ。強制力を使用しておいてちょうだい」
そう言って2人はとりあえず解散した。
「いいわね。外れ値的存在がいて面白くなってきたわ」
この日は2人が接戦の殺害数となり一体差で梛綺の勝利だったようだ。
これ周りのやつからしたらたまったもんやないやろ…
そうして自宅に帰るとルームサービスが起動していた。
「お帰りなさい詩奈さん。別の場所に移動して戦闘すると聞きましたがそうなのでしょうか?」
「ええそうよ。何か問題があるのかしら?」
「でしたらプライベートに戻しておいた方がいいですよ。戦闘記録が残らないとランクが下がる可能性があるので」
「そんな制度があったのね。助かったわ」
とりあえずプライベートに変更してから寝ずにデバイスを操作して亜空間を開いた。
久しぶりに使用したがきっちり反応するようだ。
中の無機質な空間に入ると1人の先客がいた。
「ようやくきたか。と言っても私もタッチの差できたのだがな」
「あらそうだったの。それよりあなたもちゃんとプライベートにしてきたかしら?」
「その辺は問題ない。最悪いくらでも上に上がれるからな」
「まあそれはそうだけれども」
風などの環境音が全くないため2人の会話のみが空間に響いている。
こんにちは雪梛です。
今回結構短くて申し訳ないです。
一応先も書けているのですがこういうのは切りどころが難しいですね。
入れたら入れたでキリが悪いというかなんと言いますか…
まあそんな話はどうでもいいでしょう。
とりあえず明日もまた途切れず更新できるのでよかったらどうぞ。
ではまた次回お会いしましょう!




