35話
機動力、火力、火への耐性も相まり、10秒程度でクライが勝利した。
グーイ「相性も克服できるといいな」ゼルの頭を撫で、退場させる。
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グーイ「コトヤとデイガの最後の試合、始め!」
コトヤ「飛べ」
コトヤの体がデイガに突っ込む。意外だったのか構えをとることもできず体ごと直撃し、勝利。
グーイ「最後の試合くらいもっと長引かせろよ」
コトヤ「いや、色々試せって…」
グーイ「まぁいい、それじゃ見学者は先ほど行ったことを含め、グループ外同士で二人一組を組んで実践形式
の模擬試合をしてくれ。4人はこちらへ」
4人『はい』
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グーイ「お疲れ様だったな、4人にはいい試合をしてもらったと思っている。君たちにはいい起爆剤になってもらった。4人のおかげでやる気を出した生徒が格段に増えた。私は休憩時間中、君たちの試合を解説、そして攻略法を伝授した。これからは追われるものとして決して挫けずに半年間頑張ってくれたまえ」
コトヤ「半年間?」
グーイ「半年後学年内の大会がある。それに勝ったクラスは一週間の旅行が贈呈される」
ゼル「だからみんなやる気なんすか?」
グーイ「出場者4人には特別報酬として、欲しいものを一つ。まぁ限りはあるが…それに金もちょろっと出る」
クライ「ちょろっと?」
グーイ「まぁ一学年だからな、200万くらいだろうな」
デイナ「それって…」
ゼル「一年は遊んで暮らせる…」
グーイ「まぁ、それまで君らは日々鍛錬を積めるようにクラス全員をライバルにしておいた」
ゼル「だからみんなの目がやばかったんですね…」
グーイ「負けたら選手交代。君たちのことを考えて毎日7時から修行を含め7時半まで他試合形式を1分、20秒の休憩をサイクルで回す。君たちも参加は自由だ。勝てると驕るのであれば参加しなくてもいい、本当に自由だ。授業時間で出ないからと言って遅刻や出席点が減らされることは一切ない。その中で勝てた4人を選抜し、1分の試合をしてもらう。それはこちらで指定させてもらう」
コトヤ「ということは、今やっているのは…?」
グーイ「それは安心してくれ。君たちの情報を与えて攻略法を教えただけだ。普段は仲良くやってくれたまえ」




