32話
―次の日―
グーイ「それじゃ昨日勝ち残った4人前へ」
4人『はい』
グーイ「それでは改めて名前を」
コトヤ「コトヤです」
小さめの女の子「クライです…」指をモジモジさせながら俯いて喋る。なぜか人形を持って。
大きな男の子「デイガだ」
長身の女の子「ゼルっす」
グーイ「それじゃこの四人で総当たり戦をしてもらう。他のものはこの試合を見て学びを得てくれ。なぜその
攻撃をしたのか、その攻撃は正しいのか。色々考えてくれると嬉しい。今回はどちらかが降参するかこちらが停めるまで本気で戦ってくれ。もちろん殺しは厳禁だ。最初はどうするかな」
ゼル「やりたいっす」コトヤを指しながら言う。
コトヤ「僕?いいけど…」
グーイ「それでは初戦ゼル対コトヤ、2回戦クライとデイガ、3戦目は敗者同士、4戦目は勝者同士、最後2
戦はやっていていない者同士でやる」
ゼル「よろしくっす」
コトヤ「よろしく」握手を交わす。
コトヤ(ゼルさんは火魔法って言ってたっけ。どう対策しようかな)
ゼル「女だからって手加減するのはやめてほしいっす」握っている手に力が入って痛い。
コトヤ「大丈夫、そんなことはしないよ」手を解き、開始地点に移動する。
グーイ「時間制限なし、始め!」
ゼルは手を前にして集中する。コトヤは火力を見定めるため、最大限距離を取る。
ゼル「行くっすよー!」大量の火が前方から放たれる。
コトヤ「そうか、意外と量が多かったなぁ」目の前を埋め尽くすような火を見て困惑する。
コトヤ「“下から上に風よ吹け”」
コトヤの目の前に風のバリアが展開され、火球は全て上に逸れ、消える。
ゼル「へぇ…火だけじゃないんすね」
コトヤ「そうだね、僕もそう思ったよ」
ゼル「今度はどうっすかね!」
ゼルは火を後方へ放ち、推進力とする。すごい勢いでコトヤに接近しようとする。
コトヤ「落ちろ」
ゼルの体は急激に落ち、地面に腹打ちしながら横たわる。
ゼルは一言も発せずに横たわる。
グーイ「ゼルの戦闘不能によりコトヤを勝者とする。次クライとデイガ」
二人『はい』




