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魔法中年 3.5 外伝 月狼  作者: 宮上 想史
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 男は立て膝で座り、くせ毛の姉とショートの妹はソファに座っていた。

「あの魔法使い制服着てたわね、ってことは私たちと同じ年くらいか」

「相当、力も強かったよ」

「あなた、何か悪いことでもしたの?」

「俺は……」

 男はうつむいた。

「言いたくないならいいよ、ね、おねえちゃん」

「ええ、誰にでも言いたくないことくらいあるものよ、無理に言う必要はないわ」

「だが……助けてもらっておいて」

「いいよ、私たちが助けたかったんだもの」

「それより、おねえちゃん日曜日に眼鏡かけてるとか、イギリス人みたいじゃん」

「うふふふ」

(なに、笑ってるんだこいつら、なにがおかしいんだ?イギリスは日曜日に眼鏡をかけるのか?いや、ないだろ……え、あるのか?俺が知らないだけで本当はあるのか?)


「珈琲でよかったわよね?」

「ああ、ありがとう」

 男はコップに入った黒い液体を飲んだ。

 蕎麦つゆだった。


 三人は男物の服を買いに行った。

 姉妹は楽しんでいるようだったが男はこれは?これは?これは?攻撃に嫌氣がして早く帰りたがっていた。それでも買い物はしばらく続いた。


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