あの頃に戻れても
もしもあの頃に戻れたとしたなら
下らないって分かっていても
よく夢に見てしまうことがあって
もし戻れたとしても
きっと思い通りには行かないんだろうって考える
全てが望んだ頃に戻れたとしたら
きっと僕は同じこと繰り返す
記憶を持ち帰ったとして
残した後悔を前に努力を重ねても
それだけが都合良く報われるはずなんてないし
新しい選択をしたとしても
その先できっと新しい後悔を作って
あの頃に戻れてないかなって
やっぱり呟いている気がするんだ
僕には楽しかった誰かとの記憶があまりなくて
楽しかったあの頃にとはあまり思えなくて
ただ必死に抗っていた
そうすることできっと未来は変えられると信じていた
あの頃に戻りたいんだ
今だって諦めないために闘っているつもり
でもそれは諦めないためにで
あの頃みたいに
本気で叶えに 掴みに 変えに行っていた
熱は確かに失われている自覚があって
つまりは僕は今この瞬間も
燃えられない言い訳を並べている
こんな次生まれ変わってやり直せたら
ちゃんとやるからって
今から目を背けてばかりの奴が
次をもらえたってやれる訳ないのに
やれる理由をどうせ無理だと潰しながら
やれない理由ばかりを掘り出している
少なくても今の僕じゃ
今でも、あの頃に戻れても、次があっても
どこへ行っても上手くやれる訳ない
今、目の前にあって自分ができること
僕にはなにができるだろう