表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

中学生編 1

自分がもし

女の子だったらって妄想しながら

書きました

私は、お姉ちゃんの彼氏が大キライ


大キライ…


1話『大キライ…』


そんなにイケメンでもない

頭も良くはないし

服のセンスもまるでない

それでもお姉ちゃんは

そんな冴えない彼氏が好き

あんな彼氏のどこがいいのか?

私には全然わからなかった

『ねーお姉ちゃん!幸お姉ちゃん!』

春日井かすがい さち、私には二つ上の姉がいる


『何!?美里!』

私は春日井かすがい 美里みさと

今はお姉ちゃんの彼氏について興味津々な私!

質問攻め中なんです


『お姉ちゃんの彼氏ってカッコイイの?』

私の興味はやっぱり見た目!!ダサイ何てもっての他だ!

『イケメンではないかな』

その言葉に私は驚いた


『えー!じゃあ頭いいとか!?』

更に姉に質問をしたけど・・・

頭も良くないとか、プリクラを見せてもらったけど


『ありえない・・・何で!?お姉ちゃんなら、もっとイケメンの彼氏がいいよ!!』

そう私の姉の幸ネイは凄く綺麗で頭も良かった

クラス、いや学校中が幸ネイに惚れている


『美里!!お姉ちゃんは人は外見じゃないと思うよ!!』

その言葉の意味が全然わからなかった・・・

わかりたくなかったのかもしれない・・・

そんなある日、私はお姉ちゃんの彼氏にバッタリ会ってしまう!


『きゃ!!』

移動教室中に知らない男子生徒と衝突して筆箱から筆記用具が廊下に散らばる


『ゴメンね・・・余所見してて、怪我はない?』

そう、その男子生徒は私の大好きなお姉ちゃんの彼氏にして

全くと言っていいほどつり合わない彼氏!!


『僕は3年の美瑛びえい 真之さねゆき君は?』

(ヤダーこんな形で出会うなんて!!私最低!!)


『わっ私は1年の春日井 美里です・・・』

恥ずかしかった・・・初対面がこんな突然で

しかも心配されるなんて、私どーしてこんなにツイてないんだろうか?


『もしかして!春日井の妹?』

彼は驚いていた、そうだろう私は幸ネイと違って

少し可愛いくらいで色気も無いし頭も悪そうに見えるただ運動だけは自信があったでも勉強だってちゃんと出来るんだ!!


『はい・・・ガッカリしましたか?美瑛先輩!!お姉ちゃんと違うから・・・』

絶対にバカにされると思ったけれど


『うんん・・・凄く可愛いよ、運動が得意なんだよね、春日井が自慢してた

テニス部なんだって?一度だけスマッシュ決めるとこ見た事あるよ』

凄く優しい笑顔だった

あぁ・・・幸ネイ本当にこの人が好きなんだ・・・


『うるさい!!アンタ何かお姉ちゃんとはつり合わないんだから!!

アンタ何か大キライ!!大ッキライ!!』

私は先輩にそう言うと何故か凄く悲しくなって走って逃げた


『お姉ちゃんのバカ・・・』

私は屋上で一人泣いた


『アレ・・・何か気にさわる事を言ってしまったかな・・・?』

美瑛は頭をポリポリさせながら職員室へ向かった

流れる雲を見て私は5時間目の音楽をサボった


続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ