説明とダイブと
すみませんでした。
最近、定期テストに始まり、つい先日の台風により家が酷いことになってしまい投稿する暇がありませんでした。
ごめんなさい。
現座の時刻は、18時を指している。
大学初日が終わりを告げていた。
....ある一部の人以外は。
その1人のうちの白貴 紅は、友人の集合場所である天寺 和綺は、集合場所の第三研究室に向かっていた。そこは、別棟の奥にあるため話すための時間は腐るほどあった。
「いやぁ、さっきのシュチュエーション、ぜってぇ腐女子喜ぶ」
「さっきの白貴と教授がぶつかったやつ?うーん、もっとイケメンだったら俺鼻血出てた」
本当に話が腐っていた。
実は、こいつら腐っている。そして、白貴に限ってはショタもロリも百合もいける。
ただの変態である。
「で、やっとだね」
「ま、これのためにこの学校選んだんだしね」
集合場所に着いた。近く一帯は、さっきまでのコンクリートの壁ではなく、もっと無機質な鉄の壁になっていた。
研究室の扉も、また鉄で出来ている。厚く出来ているのがみて取れる。この見た限り重いドアは、人間2人では開けられるはずがない。
「場所、間違ったっけ?」
「まぁ、開けなきゃわからないからなぁ」
「じゃ、開けて来ます」
扉の取ってに手をかけ、そのまま引いた。
思ったより扉はすんなり開いた。
「おっ、、失礼しまー..おっふ」
口から不意に声が漏れた。
目にした光景があまりに予想外であったからだ。
そこは、一般的な体育館より一回り大きい程度の部屋であった。壁や床は、白く光沢があり妙な清潔感を漂わせている。奥の方には、大きな机があり何やら高そうな機材が綺麗に整頓されている。手前側には、長机が8つあり史料がそれぞれ並べてある。そして、集合時刻を待つ人がいた。
どうやら、あっているらいし。
「天寺、多分あってる」
「そうでしょうね」
「あと何分で、集合時刻?」
「ちょっと待って、あと1分」
「おう、ギリギリやないか。それにしても、外観とは程遠い見た目してんなここ」
「うーん、なんか都合いいのでは」
「ただ単に先公の趣味とか?」
2人も普通に、この場の空気に馴染んだ。
その時、奥にある横の扉から人が出てきた。
「静かにしなさい!!」
妙に甲高い大声が教室に響く。そして、皆の注目はその一点に集中した。
「えぇ、適当な席に座ってください」
皆その指示に従い、近くの席に座る。天寺たちは、さっき来たばっかりなので出入り口に近い席に座った。
それに、してもこの教授の声は甲高い。織田かよ。
「えぇ、集まっていますね全員。出席確認はしなくてもいいですよね。では、手元の資料に目を通してください」
資料の見出しには、「MFG(株) 遺功扇麓大学 共同ゲーム機開発プロジェクト」と書いてある。
MFGとは、mechanical feature gamesの略である。
一通り資料の内容をまとめると、VRゲームを作るためにMFGは、この大学を始め他の大学と共同開発に乗り出した。こちらは、技術の提供であちらが制作を行うという体制であった。そして、3ヶ月前にやっと本体及びゲームデモができたらしい。(まだ、家庭で使える大きさではないが)
しかし、MFG側はゲームの要素がこれでいいか悩んでいるらしく大学生に使ってもらい意見を集めたいらしい。
大学側は、了承したのが共同開発した大学のうち半分ほどだった。この大学が了承した理由としては、脳への影響などを見るためらしい。(安全性はあちらが既に保証している)
というような内容であった。
「えぇ、読み終わりましたよね。では、早速ですが前から順にゲーム内に入ってもらいます。最初は、キャラメイキングかららしいですので頑張ってください。あとは、MFGの皆様お願いします」
そういうと、奥の扉からサラリーマンのような人が大勢出てきた。そして、前の方から機材を取り付けている。そのきざいは、頭にすっぽり覆う大きさである。バイクのヘルメットみたいな感じである。
「なんか緊張するな天寺」
「わかる」
「で、キャラはどうする?男or女」
「女でいいや」
「ふーん、珍しいなお前結構男キャラ使うと思ってたのに」
「別に」
「まぁ、人の勝手だからいいんだけど。で、どんなキャラ」
「秘密で」
「ふーん」
「はい、つけますので喋らないでください」
「あっ、はーい」
自分たちの番に回ってきた。頭の上から、かぶるようにつける。そして後頭部は、固定するために少しきつくなる。めのまえは、真っ暗で何も見えない。
「では、3....2....1...ダイブ」
そして、眠るように力が抜けた。