過去と書いて因縁と読む
昨日は、インターネットが悪くて投稿できなかった。
仕方ないね。
でも、遅れてごめんなさい。
これからも応援よろしく。
ジョパー野郎もとい白貴 紅と天寺 和綺は、昼のキャンパスを堪能中である。
「あんたがまさか同じ大学に入るとは思ってなかったよ」
「まぁ、大学でゲームが出来るんだったら絶対選ぶよね」
「わかる。大いにわかる。けども、偏差値やばいやん」
「...まぁ」
2人が廊下を歩きながら大きめの声で(と言っても白貴だけだが)話している。
そうこの遺功扇麓大学、偏差値73を誇る有名大学である。しかも、2人の入ったのはそれらの中で最も優秀と言われる理数系の学科であった。
「で、和綺お前言っちゃ悪いんやけど、そこまで学力高かったっけ」
「うん?いや、テストって覚えるだけのが多いからそこで補ったよ」
「あぁ、納得」
数学はそうともいかないはずだ。なのに、普通に会話を続けている。これが次元が違うという事なのだろう。多分。
「でさ、学食にする?自習にする?そ、れ、と、も、私?」
「」 スっ
「あぁぁぁぁ!!ごめんて、ごめんて、いや、普通に痛いんよぉ!!」 ミチミチ
確かに一人ある意味次元が違う。
というか、これが白貴の通常運転である。一切頭の良さを感じさせないこれで白貴クオリティである。
「というか、してはいけない音がするんやけど!ねぇ!」
「ふぅ、満足」
「あぁ、跡がついたぜお....」
「ていうか本当昼どうする?普通にがくしょ「あ、」どうした?」
白貴が天寺が話しているときに、顔を引きつらせすぐにそっぽを見つめた。
「...あいつがいる」
「え、あいつ?」
「.....霧染」
「なるほど」
霧染。
2人と反対側から廊下を歩く女性である。
フルネームで、霧染 美雨瑠という。
彼女は、小学生の頃卒業式で転校した子である。
彼女は、前からその他の、女子と歩いてくる。
しかし、彼には地獄絵図でしかない。
「今思ったんけどなんであいつ同じ大学なん?」
「まぁ、頭良かったからな」
2人とも気づかれないように、その横を横切る。
...そこで目が合ってしまった。
白貴と霧染の視線が交差する。
すぐに目をそらした白貴が呟いた。
「あんま、かわっておらんなぁ」
「...?どうした白貴」
「いや、なんでもない、それよりあいつ例の授業入れてんのかな?」
「いや、入れてないでしょ」
「だよな。で、今何時」
「うーんと、12時の32」
「まだ、俺は暇だから大丈夫だわ」
「ふーん」
「で、なんの話してたっけ」
「なんだっけ?」
彼は、なんでもなかったかのように言ってるが、そうでもない。
ただ、今は放課後が待ち遠しいだけだ。
「あっそうだ、放課後どこだっけ?」
「おい、忘れんなよ」 スっ
「待て、その他の構えはなんだ⁉︎」
おい、ちょっとしたシリアスを返せ。