本の真相と姉ッ!と
ーーーー重大報告ーーーー
来週から、火曜日の0時に投稿ですることになります。
理由としては、塾で書けなくなると思われるから金曜日の0時に投稿できなると思われるからです。
こちらの身勝手で変更してしまいすみません。
どうぞこれからもお願いします。
「はい、お釣り」
「ひーふー。うん、大丈夫ですわ」
「それと、坊ちゃん。お姉さんと少しお話ししていかない?」
鼻を突かれた。
「はぁ...」
呆れの感情を示すようにため息を漏らす。
「さっき言ったよね?俺急いでいるって主張したよね!だから、帰るんで」
すぐさま背を向け、足を前に進める。流石に、この店の甘いすぎる匂いでクラクラしてきたし、こいつの構いにも頭を痛め始めたのだから。
「むぅ... 。あっ、ちょっと待て、お釣り間違えたから」
「はぁ、なんや?」
彼は、さっきお釣りを確認している。しかし、誠実な性格がほんの少し申し訳程度にあるため人の呼びかけには、応答してしまう。
「えいっ!」
「にゃっっっ...」
強烈な光が目の前で炸裂した。視界は、当然真っ白に染まる。閃光弾かよ。
......術の影響じゃないよ。彼の性格だよ。にゃっ、て言っちゃうのは。
「ふふ」
「ちょ、何すんね...?待て待て、頭がスッキリしたのか?」
「ちょっとね」
「......そういえば、質問あるんだけどいいか?」
「いいよ。なんだい、坊ちゃん?」
「なんで、あんた人族じゃないわ?」
「ぇ、あぁやっぱり効かないかぁ...はぁ」
予想通りというような落胆が混ざった息が発せられた。いきなり閃光を放たれたこちらとしては、迷惑でしかない。
ただし、今の彼にはそんなこと些事のようだ。
「っていうか、この部屋の匂いとさっきの発言から遠くから獲物を呼び出し事ができるみたいだ。そんなことは強力なスキルを保持していないと無理であろうがこんな初期にそのスキルを持つのは不可能だ。その解答も」
「大失敗か」
「で!」
いきなり押しが10倍程に膨れ上がったモイマムがここに1人。
「分かったから!ちょっと落ち着いて」
「.....おけ」
「じゃあ、一つ目からこれは二つ目の質問と関係しているから、それと併合して話すわ」
ずいぶんと落ち着いた口調で話す双喜紋。
「で、このスキルわね。あなた持ってない?最初から持ってる本のアイテム」
「信仰なき本のこと?」
「そう。それね。実は言うとある一定の条件を満たすと違うアイテムに変化するの。でね、その条件がね、いくつもあって満たすものによって獲得するスキルとアイテムが変わるんの」
「ちょっと待て確認するから」
慣れた手付きでイベントリを開く。
案の定、見たことのないアイテムが一つイベントリの枠を圧迫していた。
『ある博士とその狂人 私はあの不幸な■■■■・■■■の生涯を閉じる。スキル二重人格を獲得する。
変化条件 博士又は、医者に準ずる職業で初日以内に殺害数(人でなくとも良い)が一定数越えた場合変化する。しかし、博士と医者では別人格の性格が変化する』
「あぁ、あったよ」
「....その様子だとあなたはこっち側だね」
「否定の必要はないのだろう」
「私もそのスキルを手に入れたのよ。その効果で種族が変わってしまっているの。それでおしまい」
「それと、気になったんだけどあなたどこの大学?」
こいつ、リアルを聴きやがった!
「まぁ、大学の名前だけだったらいいわ。まぁ、大学院なんだけどね。秀緣徳大学の2年生よ。あ、学年もいっちゃた」
「...え、いや、たまたまだろう。変なこと聞くけど弟いたりする?」
「?、ぇえ、なんで?」
「.........あなたの苗字、白貴だったりしない?」
「......忘れてくれないさっきまでのこと」
「工房持ったら貸して、それとこの街の歴史書ください」
「....逆になんで分かったの?」
「...勘、まぁ今後ともよろしくしまので」
「ギャァァ!!よろしくすんなっっ!忘れろー!わーすーれーろー!!!!」
双喜紋、改め姉の背後からいくつもの刃物が弱点を狙って飛び込んでくる。
「ちょっ姉ぇっ!やめい!それと工房どこ!」
「その紙に書くから!!はよ帰れっ!」
「はーい!」
ドアに対して飛び込む。
ドコッという重く鈍い音がなる。
後ろが追いかける刃物はすぐに止んだ。からだは、勿論切り傷が当たるところに刻まれた。
姿勢を向き直り飛び出たであろう、壁を見つめる。そう、それは本当に壁になっていた。しかも、裏の道に出てきているようだ。
「やばんなのどちらかと言えばお前やん」
叫び声のように口にする。
「それと、工房は...?これって魔法陣なん?」
紙にかかれたのは、アニメのような丸型ではない歪な何かであった。
_| ̄|○スイマセン_| ̄|○))ユルシテクダサイ_|\○_コノトオリデス