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街並みと最初の夜と

やっと街。

やったぜ。

三匹の解体作業を終えたモイマムは、歩きイベントリをしていた。

「あぁ、、、やっぱ解体作業きついわ。全然慣れないなぁー。イベントリの空きもなかったしくたびれ損だわ」

イベントリ内には、狼の毛皮や爪、ゴブリンの内臓、薬草類がぎっしりとあった。イベントリのチャックはこまめにしようね。

ちなみに、このゲームは一つのアイテムを1ダースつまり12個まで重ねられる。そして、枠が初期だと30である。

「....今思えばこんなに必要なくね?時間かかったしもう日が沈みかけだよ」

現実の時間にすると冬ごろの3時半だろう。景色の山々が

赤く光っている。再現度もなかなかのものだ。

その景色に明らかに人工物の城が見えてきている。ここからだと、城下町が大きくある事がわかる。距離にして2キロメートル強程度だろう。

「.......やることない」

何かやれこっちが書けない。

いや、基本ステが異常に低い彼がなぜこんな数の魔物を狩れたか説明しよう。

最初の頃は、暗殺(狩)を乱用していたが成功率は3分の1ていどであった。しかし、地道のやっていたら『隠密』が手に入った。これは、相手が知覚しにくくなるという効果を発揮する。簡潔に書くと影が薄くなる。そして、これを活用した結果、暗殺(狩)が『姿なき狩人』となった。スナイパーかよ。これは、魔物相手にほぼ気づかれなくなる効果がある。そして、すでにある隠密と合わさってほぼから絶対に限りなく近いとなった。そして最後、『暗殺型致命切断法』である。これは、首や心臓を狙うと切れやすくなる効果がある。

そして、これは全て暗殺系統のスキルである。

恐るべし、アサシン超適性。

そんなことを言ってるうちに、街が近く見えてきた。というか、街を取り囲む壁と入り口があった。その街は、遠くから見えた時よりとても大きく見える。入り口は、アーチ状で真ん中に木の柵があり出る人と入る人で分けられている。その入り口の前には、門番らしき人が2人立っている。鎧姿だ。

壁は、20メートル程でレンガでできており明るい朱色であるように見える。

街への出入りは、少なくまだこのゲームがテスターしかやっていないことを感じさせる。

モイマムの第一に出た感想としては、中世ヨーロッパかな?である。

そして、その中に彼は足を進めた。

案の定門番に止められたが。

「汝は、何者であるか?」

「俺?....モイマムですが?」

「職業は?」

「Doctor」

「I'msorry.I don'tknow English.、、、、ではなく、そんなものは、知らぬ。真実のみ述べよ」

「えぇ......医者」

「ふむ、嘘はついておらぬようだな。ふむ、ではこれをもらっていただこうか」

「ナニソレオイシイノ?」

「コレハオイシイヨ。.....ではなく、其方のカードである。俗に言う、マイナンバーカードだ。これには、其方の名や住所、職業などが記入される。失くすなよ。では、通ってよし」

「はぁ、、」

.....なんかこのNPCノリよくね?

そして、50メートル程のかべの中を進むと....

街は、やっぱり中世ヨーロッパだった。

メインストリートと、思われる道は横幅が15メートル有り、中世っぽい石畳であった。しかし、真っ直ぐではなく、途中で緩やかに曲がっている。その脇に建物が立ち並ぶ。建物は、高くて隣の家同士の境界がわからないものがずっと並んでいる。三角の屋根で煙突が所々に突き立っている。

それは、美しい芸術のように思えた。

「......そうだ街の中心部に行こう」

思い出したようにモイマムは呟いた。ただし大きめの声で。

その前に行く足取りは早いものだった。それもそのはず、日が沈みきってしまいそうだからだ。

そうなる前に宿屋を探したかったのだろう。

そうして、歩いて行く間に人が少し多く感じるようになった。中心地に近いらしい。少したった間広場に出た。丸い広場で道は六つの方向に分かれていて、その全てに人が行き来している。広場自体も人が多くいて和気あいあいとしている。だけども、真っ直ぐに見据える一回り大きい家に目がいった。

直感的に宿屋と感じたのだ。そして、ダッシュで目の前の扉から入った。

ロビーと思われる場所のカウンターには、残り一部屋の文字と現在開店無料セールという二文が目に入り理解をした。

そのまま、カウンターの人に聴く?

「泊まっていいですか!!?」

「はい」

「ありがとうございます!!」

「では、こちらの部屋のをご利用くd「わかりました鍵くださいっ!!」....こちらになr「ありがとう!!」」

強引に鍵を取りダッシュで部屋へ向かった。

そのこうどうは、煩かったらしい。当然である。

鍵を開け、ドアを大きな音を鳴らしながら開け、そして同じく閉め、鍵を閉めて荷物をソファーに投げ、ベットにダイブした。

「もう寝る。おやすみぃ......zzzzz」

そして、電気を消さずに寝る。

その次の朝、カウンターにいくつかの苦情が来たらしい。









       _____

                   |起こすな!|

         _,,..,,,,_ . _      ̄ ̄|| ̄ ̄

        ./ ,' 3 /   ヽ--、   || ...

        l   /        ヽ、 ~~~~

.       /`'ー/_____/

        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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