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採取と強化と

アアアアアアアアアア!!!

街に行かせたい!グダって来てる!

アアダァッッツ!


「ぬぅ...意外と周回ってきとぅい」

モイマム。彼は、現在進行形で魔物を狩っていた。

理由としては、町に行った後もう一度戻って来て魔物を狩るのは面倒だから、というありふれ過ぎたものだった。

「.....なんかもう、面倒になってきた。そろそろやめて街に行ってしまいますか。....って丁度いいところにおりますね魔物」

約120メートル先に狼型の魔物が3匹の群れをなしていた。

見ている方向は、90度ほど違う。要するに此方からは、横顔が見えているということだ、

「....三匹かぁ、さっきまでは二匹が連続してたからな。ってかまずイベントリ空きあるかなぁ....めんどいからちゃっちゃとやっちゃいますか」

彼は、そのまま少し左足を前に出し、姿勢を低くした。

次の瞬間、彼はただ前に歩き出した。自然にただ街を歩くように。

そして、時間が経つにつれ距離は短くなっていく。

100メートル.....90メートル.......

狼は、こちらに気付く様子を見せない。

80メートル......70メートル.......

すでに警戒態勢をとっていても良い距離になった。

60メートル......50メートル.......

すでに狼の射程範囲だ。

40メートル......30メートル.......

未だに狼は、前を見たまま。

20メートル.....10メートル......そして.0メートル。

すでに、手を触れられる位置。

そして、彼は狼たちの間に佇んだ。

次の瞬間、一番前の狼の首が飛んだ。残りの狼は動揺している。

そこには、モイマムの姿があった。

モイマムの姿を認識し、残り狼は彼に飛びかかった。

すぐに、一体の眉間にナイフが刺さった。その間にもう一体は、噛みつこう歯を見せた。

モイマムは、そのまま前に体を出し手に持ったメスで脳天から顎までの皮を引き裂いた。

痛みで失速し足元に落ちた狼の頭と腹に二本投げナイフが突き立ち生き絶えた。

ここまで、実に15秒。RTAかよ。

「あんま強くないやん!なんでさ」

それもそのはず、彼は新しいスキルを多く手に入れていた。

その一部を紹介しよう。

『隠密』『姿なき狩人』『暗殺型致命切断法』

この三つだ。スキル詳細は、またいつかするが名前で大体予想できるだろう。(丸投げ)

彼が、なぜこのようなスキルを手に入れたかというと戦績を見れば言わずにわかるだろう。

ゴブリン 29体殺

狼 36体殺

ボブゴブリン 2体殺

闘狼 4体殺

銀狼 1体殺

あたまおかしい。これが、周回廃人の末路である。

おかげで、イベントリはパンパンである。

「....ぁぁ、ちょっと憂鬱だけどやるかぁ」

しかしこれからもっと辛い苦行がある。

解体作業である。

これは、形容し難い惨状になることがある。だから、ある程度の人はSAN値チェックを要する。

ちなみに、白貴はファンブラーである。

そして彼は、やっと街に行く。

そして、街はきりに包まれる。

ひとは、それをよしとしないだろう。


▂▅▇█▓▒░( ˘ω˘ )░▒▓█▇▅▂スヤァ…

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