プロローグよりもっと前 注、本編とは関わりはない
本編?
それは来週から。
あとがきには、ネタバレ書くのでごめん。
だって、なにこれぇ。いらんやつやん、っていわれんの嫌だもん。
夜の街を歩いていた。
昼は賑わっているはずの場所が、やけに静かに感じた。
そう、後はただ家に帰るだけだ。
いつも歩いた道なのだ。
なのに、脚がくすむ。
なぜかは分からない。行ってはいけないのかもしれない。
でも帰らなければ。早く家につかなければ。
その一心で脚を動かした。
無我夢中になににも気を取られぬように。
それがいけなかったのかも知れない。
気づけば目の前が、見えなくなっていた。
さっきまでなかった霧が私を包んでいる。
恐怖で体が凍ってしまった。
「そこのお嬢さん」
とっさに振り向いた。
後ろには、品のいい男性がたっていた。
昼ならば安心していただろうが、今は異様に見えて仕方がない。
なぜこんな夜中にいるのか。どうして私に話しかけたのか。そして、なぜ....メスを持っているのか。
「最近は、物騒ですからね。こんな夜中にひとり歩いてちゃいけませんよ」
逃げるべきだ。
なのに、どうして、私は、動けない、、?
「喧嘩に、人さらい、さらには、強■ときたものだ。あなたも、水商売ばっかしていると危険ですよ」
なんで、その事を知っているの?
そんなこと一言も言えない。
「医者をしている身としては、迷惑きまわりないのですが」
声を張り上げる、なのに口からはかすれた音しか鳴らない。
「ここであったのは何かの縁。なので、少しお手伝いしてくださいな」
あぁ、、ここで終わるのだろうか。
足音が無音の空間に響く。
喉にメスが 突きつけられた。
「まぁ、もうおかえりになる事は、ないと思いますが」
鈍い痛みが身体に走った。
...あぁ、血が止まってはくれない。
こんな普通の日に、こんな普通の男にすべて捨てられるなんて。
...彼は悪魔だったのだろうか。
そして、世界は暗転した。
下にはネタバレ。
これは、主人公の夢の中。だから次に続く。
え?一気に書けって?
夜に書いてるから眠いんよ。(昼にかけよ)