002 占いの少女と2回目の高校生活(無意識)
朝ごはんを食べ終えた俺は、とにかく学校に向かうことにした。
俺が今日から通うことになる、神代学園の門をくぐる。
「えーと、俺のクラスは....」
「よ!おはっぴー!凜音!」
「おい、高校までその変な挨拶なのか?おはよ」
「えー?なんか良くない?おはっぴー」
「良くねー...だせー」
「連れないねー」
このバカは、氷見 蘭子中学からの腐れ縁てやつなのかも。
なんというか、まー悪いやつじゃないんだけど...
「あ!凜音の今日の運勢占ってあげるよ!」
でた、これだ...蘭子は占いが好きすぎる。
なにかと占ってくるのだ...当たってるかは...まー意外にあたる...
ちなみに、蘭子は結構可愛いと思う。
いつも、自慢のポニーテールをふりふりしてるけど...とりあえず、残念なやつです!はい!
「はいはい、蘭子さんの占い教えてくーださい」
「かしこまりー!えーっとねー...あれ?なんかあった?なんだろ不思議なんだけど、凜音、何かに巻き込まれてる?」
「いや?なにも?朝普通に起きて学校きたけど?」
「んーそっかー、私の思い違いかなー!てへっ!」
「いや、そんなてへって、ドヤ顔されても...」
「いーじゃん!べつに!」
「はい、はい」
キーンコーンカーンコーン....
「やべーまだクラス確認してない入学当日からついてなくね?」
「あ!伝え忘れてた!凛音は私と同じクラスだよ!」
「蘭子さんありがとうございます。教えてください」
「へっへーん!さすがっしょ?まー蘭子さんですから!」
「いいから教えろ」
「なんだよーぶー!Aクラスだよーだ...」
「ごめんて、ありがと蘭子」
「えへへー、どういたしまして!」
ピコンッ!占い師との接触を確認しました...
頭の中に響く音というか声?
(なんなんだろ、ゲームとかのやりすぎて幻聴とか?いよいよやばいな俺)
蘭子とAクラスに向かうと、黒板に席順が張り出されてあったのですぐに確認し席に着く。
すると、同タイミングで本鈴がなり、担任らしき先生が入ってきて体育館へと移動になった。
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この学校の体育館は結構広いと思う、部活動が活発なこともあると思う。
バスケットコート2面とバレーボールコート1面、さらにはバトミントンコートも2面ある。
ちなみに、体育館の他に弓道場などもある学校なのだ。
「えー、晴天が広がる今日この頃、本年度ご入学の皆さん、ご入学おめでとうございます。本校は部活動が.....」
なぜだろう校長の話はどこの学校も長いというお決まり、この学園も例外ではない。
ありがたい、校長の話も終わり、何事もなく入学式は終わっていた。ぼっーとしてたら終わっていた...
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「もー!凜音ぼーっとしすぎだよー!」
「わりぃって何回も謝ったじゃん」
そう、ぼっーとしすぎてた俺は、蘭子に声をかけられて入学式が終わったことに気づいたのだ。
「今度、駅前のクレープね」
「はいよ」
その日は、入学式ってこともあり、軽くホームルームをしてから帰宅になった。
「んじゃ!凜音!また明日!」
「おう、またなー蘭子」
俺は蘭子と校門を出たところで別れ、自宅に向かった。
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ドッドッドッ!バン!
「にーさん!おかえりなさい!!ご入学おめでとうございます!!」
「流々(るる)だから、飛びついてくるな殺す気か」
「殺す気なんてないですよ?だって愛してますから」
「あ、はい」
「にーさん!とりあえず着替え来てください!ご飯出来てます!」
「ん、いつもありがと着替えてくるわ」
「はい!お待ちしております!」
(なんか、こんなやり取り前にもやったようなまーデジャビュってやつか)
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この後、流々のご飯を食べて、風呂に入って布団に入った。
そして、俺は高校生活を普通に3年間部活に入らず、特に勉強を頑張ったわけでもなく無難に過ごし卒業式を終えた。
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