001 謎の六角形
1部の方に早速、誤字ありましたねw報告ありがとうございました!気をつけます...
「あなたに幸せがみつかりますように」
(ん?これは...夢?夢だよな...なんだろ、別に誰かいるわけでもなく、なにがあるってわけじゃない、ただの空間なのにすごく落ち着く....)
ピコン!
(なんだろこれ、六角形?)
流れ星のアクセスを確認しました...
タイムループを開始します...
視界の真ん中に表示されてる謎の六角形と頭に響くアナウンスのようなもの
(まーよくわかんないしいいか....)
俺は何も考えたくなくて、そのまま意識をおとしていった。
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「にーさん、起きてください」
「ん....」
「にーさん!起きないと遅刻しますよ!」
「んんん....何言ってんの流々....今日から休みだよ」
「もー!何言ってるんですか!にーさん!逆ですよ!今日から学校!入学式じゃないですか!」
「んー?今なんて?」
「だ!か!ら!今日は、にーさんの入学式です!とりあえず、朝ごはん出来てるので早く支度して来てくださいね!」
まて、まて、まて....ん?昨日卒業式だったよな?高校3年間通って、昨日終わったばっかだよな?
どーゆーことだ....卒業式が夢だったとか?
言われてみれば高校生活どう過ごしたとか、修学旅行はどこに行ったのか、勉強の内容すらも思い出せない。
というか、記憶にない?
「はは....入学式当日に卒業式の夢とかどんだけ学校行きたくないんだよ」
卒業式が夢だったということにしっくりこないけど、そうゆうことだったとしか考えられない。
俺は納得いかないまま、顔を洗いに行き、部屋に戻り制服に着替えているとあるものに気づく。
「あれ?これなんだろ?」
俺は、視界の端に何かあることに気づき、それに視線を移す。
すると、視界の真ん中に拡大された六角形が表示された。
「これは、なんだ?」
どっからどう見てもただの六角形、よくゲームとかのステータス画面で見るようなやつだ。
ただ、ゲームと同じように角になにも書かれていない。
例えばHPとかそーゆーのがいっさい表記がないのだ。
「んーでも、六角形の中心だけ色があるからなんかのステータスみたいなんだよなー...」
ドッドッドッドッ!バン!
俺の部屋の扉が勢いよく開かれた。
「にーさん!!さすがに怒りますよ?本っ当に!遅刻します!早く朝ごはん食べてください!」
「す、すみません、食べます...」
流々が部屋に飛び込んで来た時には、例の六角形は、視界の端に戻っていた。
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この時に、あの、何故か心地の良い空間のことを少しでも思い出せていたら、すぐに気づけたと思う。
自分がタイムループしてることに...