000 卒業
初めての投稿になるので、誤字脱字ありましたらすみません!
「えーしだいに暖かくなり、日本の四季を感じさせる今日この頃、本日は卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。えーこの学園を巣立って新たな…」
(はぁ、相変わらず校長の話は長いなーいつまでつづくのやら…高校生活3年間やっと終わりかー)
将来の夢、未来の自分なんて真剣に考えたことなんて全くない。
強いて言うなら、普通の高校を卒業して、普通の大学を出て、普通の会社に働いて無難に生きてければそれでいいと思ってる。
だって、裕福だから幸せとは限らないし貧乏だから不幸とも限らない。
自分が何に幸せを感じるのかそれこそが大事なんだから。
そんな考えを持っている俺天笠 凜音は、今日で普通の高校生活を終えた。
部活動を積極的にやったわけでもなく、その分勉強を頑張ったわけでもない。
ましてや、彼女が出来た!とかそんな青春もなく無難に3年間が終わった。
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「ただいまー」
ドッドッドッドッ!!
「おにー!!!ご卒業!!!おめでとうございまーす!!!!」
「ちょ!おま、危ないから!勢いよく飛びついてくるな!」
家に帰ると1つ下の妹が物凄い勢いでタックル、いや抱きついて?いや、タックルだろ!をかましてきた。
「えー!いいじゃないですか!卒業っていう!おめでたいときくらい!サプライズです!です!!」
「ドヤ顔すんな…てか学校は?」
「おにー!実はですねー?今日は休みなのです」
「あ、そなのじゃ俺は部屋に行くんで」
「あっ、あー!!ちょっとまっておにー!ちょっとしたらお昼ご飯なので!」
「わかったとりあえず着替えてくるわ」
「待ってますね!」
今のが1つ下の妹、流々、俺は流々と2人でこのアパートに住んでる、親は…俺の小さい時に…まー生きてるんだけどね。
転勤の多い父さんに母さんがついて行って、学校を転々としたくない俺に流々がついててくれてる。
両親も流々が俺についててくれるなら安心だ!とかいう、流々への信頼度が俺と比べると悲しくなる!ほんとに…泣いていい?
実際、流々は家事全般をやってくれてて、流々様々だ。
「着替えも終わったしリビング行くか」
アパートの間取りは2LDKで俺と流々の部屋は各部屋が廊下と繋がっていて、廊下の奥にリビングとキッチンがついてるタイプだ。
「あ!にーさん!ちょうどご飯の準備が終わったとこです!」
俺はいつもの席につく。流々もいつもの席につく。
「ありがと流々、いつもやってもらって」
「いえいえ!好きでやってることですから!」
「それでもだよ」
「わ、わかりました…どういたしまして?さ!冷めないうちに食べてください!」
「めっちゃ豪勢だな…」
テーブルには、唐揚げからオムライス、パスタにサラダなどなど、とにかく2人ではあきらかに多いと思われる量が置いてある。
「とりあえず、いただきます」
「はい!お祝いなので!にーさんの大好物をいっぱいつくったので!沢山食べてくださいね!」
せっかく作ってくれたから残さず全部たべたら、本当に、本当に、お腹いっぱいで死ぬって初めて思った。
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昼飯を食べ終えて、早めに風呂に入って部屋でゴロゴロしながら高校生活を振り返っていた。
本当に、なにもこれと言ってなかったなー。
まー別に送ってきた3年間に不満がある訳でもないし、いいんだけど。
「ま!考えてもしゃーないか!寝よ」
そのまま、睡魔のまどろみに意識を投げた。
この時の俺はこのまま、普通に過ごしてくものだと疑いもしていなかった。
そう、翌日起きる前までは………
初めまして!結城 由良といいます!
小説を投稿するのは初めてで、こんなんでいいのか!?とか誤字とか脱字とかないよなーとか頑張って書きましたww
ちまちま!書いていこうと思うので!1人でも多くの方に気になる、気に入る作品を書けるように頑張ります!あ、ちなみにストーリーはある程度はちゃんときまってますww