異世界に召喚されて帰ってきたら、現実世界でも無双出来た件。【小説資料設定・裏】《魔剣篇》
魔剣に関する設定です。
魔剣とは?
何らかの武器の形状をした物体を依り代に、悪魔、悪霊、魔獣、魔神等の悪しきものが取り憑いたり、封印されたりしているもの。
“魔剣”は、そのような物体の総称であり、形状が武器でさえあれば例えそれが斧でも弓でも、【魔剣】と呼ばれる。
特別値からが強い個体は、区別するために斧であれば【魔斧】、弓であれば【魔弓】等と呼ばれる。
魔剣に宿る非常に高次な存在は、皆一様に傲慢であり、貪欲であり、時には残虐である。
故に、その力を認めた者にしか【魔剣】へは触れさせもしないという。
尚、魔剣にはそれぞれに格付けがなされており、それは召喚するのに必要な詠唱の一部によって分かる。
【低位魔剣】
《兵》
《騎士》
《将》
【上位魔剣】
《王》
《帝王》
【天位魔剣】
《皇王》
《法王》
【禁位魔剣】
《魔王》
《剣帝》
【神位魔剣】
《神剣》
《詠唱例(未登場魔剣あり)》
1.
「……【召喚】」
「……【世境の尖兵】」
「…………【求みの泉】」
2.
「……【召喚】」
「……【冷雹の帝王】」
「…………【狂嘆の氷河】」
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3.
「……【召喚】」
「……【深願の王】」
「…………【苦悩の冥河】」
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4.
「……【召喚】」
「……【炎熱の帝王】」
「…………【永焔の灼河】」
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5.
「……【召喚】」
「……【亡極の王】」
「…………【忘却の大河】」
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6.(本編登場予定)
「……【召喚】」
俺は呟く。そのまま謌を綴って行く。
「……【巨憤の神剣】」
繋ぎ会わせた右腕に、この魔剣の契約徴紋が浮かび上がって行く。
「【神怒の鉄槌、覇者の暴虐】」
周囲を迸る紫雷。その様相は怒り狂う神が翔るが如し。
「【我、汝を呼び覚ます】」
そして俺は、その名を喚ぶ。
「…【顕現せよ】………【滅灰の雷霆】」