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第二十四話「夏だ! クラス対抗戦!~7~」

 前回より短くてキリが悪いです。ごめんなさいm(_ _)m


 次回から試合再開します。



 龍騎に勝った宗田が倒れてから、今は一時間程の時が経っている。


 あの後、冷静になった審判のお兄さんが驚異的なリーダーシップを発揮したことにより、宗田はすぐに医務室に運び込また。


 龍騎はというと、専門の“機関”の人間に回収されていった。聖岳ちゃん曰く、どうやら重要な研究サンプルになるらしい。

 散々、宗田を虐めてきたバチだぜ全く。


 それにしても、あれだけの事があったのにかかわらず、観客に死傷者が出なかったのは、ホントに不幸中の幸い―――いや、奇跡だったよ。

 観客のほとんどはプロの『イデアバトラー』か『イデアスポーツ選手』だしな。


 …飛んできた【レールガン】の弾丸を素手で受け流している長髭のお爺さんとか、俺級の化け物もいたけど、あの人が一般人とかそんなことは流石にないだろう。

 ……戦ってみたいなぁ…。


 ってえ、そうじゃなくて、『半独立性イデア暴走の発現』という外国でも報道されるレベルの事件が起きたのだ。

 もしかしたらこのクラス対抗戦は中止になってしまうかもしれない。



 ―――ということで、今は学園幹部を集めた臨時会議中だ。


 最初は対抗戦を中止で決定していたらしいが、理事長もといあの魔王っ娘が「まだ戦い観たいぃぃいいい!!」と駄々をこねたらしく、現在臨時会議を行っている次第である。

 碌なことしねぇ魔王(フィリス)だが今回ばかりはナイスだ。これで俺も戦える。でも何故ヤツがここに来ねェッ!! あんた理事長だろおぉ?!


 ――――――そして。


「なあ、聖岳ちゃ…先生は分かるんだけど何で俺まで出席してるの? 俺、当事者認定されちゃってる?」


 何故か俺が会議に出席させられていた。


「…霧式くん、君が鳴雷 宗田を“強化”したのだろう? 本来ならば鳴雷本人に事情を聞きたいものだが致し方ない。君に改めて鳴雷 宗田の代理を委任しよう」


「ええぇ…」


 俺の質問に対し、超絶近未来的なバイザーを装着した、何か議長のような人が「…左様」と前置きしてから言う。

 何? 新世紀なの? ゼ○レなの?


 考えているうちにも、


「えー、では先程の件からこの対抗戦を続行するか否かを―――」


 と、眠くなるような会議が続く。隣の聖岳ちゃんは眠っておられる。…大層な御身分なこと――


「――でぇッへんぶるぐるぁあッッッ?!?!!」


 寝ながらハリセン?! なにそれそんなのあり?!


 なにそれ怖い。聖岳ちゃん、超怖い…。


 いい加減会議に飽きてしまった俺は、スキル【聴覚強化】で、大イデア実演アリーナより聞こえてくる、実況の二人の“暇潰しトーク”の音を拾い、それでその趣旨通りに暇潰しを行うことにした。



『パンバさん!?! Fクラスってマジで何なんでしょうか?!?!』


『…ええ。現在になってですが、漸くFクラスの情報が入って参りました。えー、何とですね、Fクラスの生徒は殆ど全員がAランク(から)Sランクのイデアに進化しているようですね』


『はぁっっ?! そんなのありですか?! 有り得ませんよね?!』


『そうですね…俄には信じられませんが、どうやらとある指導者によって全員が高ランクの高みへと上り詰めたとか』


『えぇ?! その指導者とは一体誰なんですか?!』


『それは―――…という人物だそうですよ』


『ほわー、それは大分――…ですねー』


 何でだよ?! 重要なところが微妙に聞こえないこの歯痒い感覚!?


 ホント、何で俺の【聴覚強化】でも聞こえないんだよチクショー!!!

 ああああああああああ!!! 滅茶苦茶気になるぅぅううう!!!!


 俺が滅茶苦茶に悶絶していると、


「霧式、急に悶え出すな」


「へぶらッッ?! ――痛ってぇ?!」


 いつのまにか起きていた聖岳ちゃんにハリセンでぶっ叩かれた。


「――聖岳ち…ごほん、先生…急にハリセンしないでくださいよ」


「お前が悶絶しだすのが悪い」


「すんません…」


 まあ、ごもっともな意見です。確かに傍から見たら変というか、もう奇行ですよねー。


「……ではこれより、決議をおこなう」


 バイザー議長(命名)が言う。

 行われる多数決。決定するのは、無論、この“夏のクラス対抗戦”を中止するかそのまま続けるかだ。


 結果は『続行』に対し、賛成五、反対三。

 俺は勿論、賛成に挙手した。だって、俺が誰とも戦えないまま対抗戦が終わるのはちょっとダメだろ?


「…賛成多数により、クラス対抗戦は続行とする。…では霧式くん、戻って対抗戦の準備をしていたまえ。じきに再開されるだろう」


「う、うっす…」


 だめだ。あのバイザーの人、なに考えてんのかさっぱり分かんねぇ…。

 まあ、対抗戦続行は有り難いし、お言葉に甘えて先に帰るが…。

 何か嫌な予感がするな…。



 俺は得たいの知れない胸騒ぎを覚えながら椅子の後ろに何やら黒いモノリスが浮遊している訳の分からない会議室を後にした。



次回、函音ちゃんがナイフで無双します。

そして未だ出て来ないメインヒロイン(仮)の雪奈ェ…。

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