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少女

「少年」の続きです

少女


 いつもの仲良し友達と一緒の帰り道だった。角を曲がった公園で、5、6人の男の子たちの輪の中、2人の同じクラスの男の子がけんかをしていた。

 はじめて見るけんかに、私も友達もびっくりしてしばらく動けなかった。

 気が付くと2人は別々に分かれて帰っていく所だった。

 私たちは、「コワイね」とか「男の子ってすぐけんかするからいやだね」とか話しながら帰っていった。もちろん最後に、「私たちはけんかしないようにしようね」と約束することも忘れなかった。


 翌朝、友達と昨日の話をしながら一緒に学校に行った。

 「きっと昨日のけんかのせいで、教室の雰囲気悪いわよ」なんて話をしながら。

 教室に入ると昨日の2人の男の子が、痛かった、痛くなかったとか言ってみんなと笑っていた。

 昨日けんかしたばかりなのに、どうして仲良しに戻れるの?

 私は男の子のことが分からなくなって、なんだかくやしくなった。

 痛そうなたんこぶをつくってるのに、痛くないなんて言って…。

 そのあまり背の高くない子が、ちょっとかっこよく見えた。

 あの子の名前、なんて言ったっけ…。

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