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第17話:作戦成功

嵐の確保に成功したライル。しかし関羽と一刀が立ちふさがる。

嵐をなんとか確保した俺は劉備軍を足止めする為に劉備軍武将の関羽と天の御遣いこと一刀の2人と対峙していた。


「貴様・・・・・・何者だ‼」

「相手の名前を聞く時はまず自分から名乗るものだと思うが・・・」

「くっ・・・私は劉備義勇軍総大将、劉備 玄徳様が義の刃 関羽 雲長‼」

「俺は劉備軍総大将、劉備 玄徳が懐刀、北郷一刀‼」

「北郷・・・一刀か・・・・・・俺は相国、董卓 仲穎殿率いる官軍が客将、傭兵部隊指揮官のライル・L・ブレイドだ」

「傭兵部隊・・・・・・ならば貴様等が噂になっている遥か遠方の異国から渡り歩いてきた傭兵部隊か⁉」

「どんな噂は知らないが、確かに俺が傭兵部隊の指揮官だ」

「ライルさん‼あなた達はもしかして・・・「おしゃべりはそこまでにして頂きたい、それよりも来ないのか?」くっ・・・・・・」


恐らく俺達が未来から来たというのを確信したのだろう。それを聞こうとしたが俺が神斬狼で軽く挑発すると黙り込んだ。しかし主を馬鹿にされたと感じた関羽は物凄い勢いで駆け出した。


「ご主人様を侮辱するなぁ‼」

「愛紗‼」


一刀の静止を聞かず、俺に素早く中々重い一撃を加えてくる関羽。確かに彼女の太刀筋は洗練された動きで、扱いが難しいとされる偃月刀を使いこなしている。

だが霞ほどの素早さも無ければ恋ほどの武もない。実力でいえば中の上というところだろう。

それに嵐を連れ帰った部隊は既に泗水関に到着したころだろう。しかもどうやら敵の増援も接近しているようだし、包囲される前に離脱する必要がある。


「太刀筋は見事。だが・・・・・・甘い‼」

「なっ⁉」


一瞬の隙を突いて俺は関羽の腹に蹴りをいれて吹き飛ばした。飛ばされた彼女は地面を何回か転がって動かなくなった。どうやら気を失ったようだ。


「愛紗⁉」

「大丈夫だ、殺しはしない・・・・・・俺達の目的は達成したからな。退かせてもらう」

「なっ⁉」

「それに・・・怪我はしていないだろうが、一応は衛生兵の診察は受けさせてやれ、分かったらさっさと行け」

「・・・・・・感謝します」


一言、礼を言うと彼は気絶した関羽を抱えて退却を開始。俺も第1分隊を引き連れてB、C中隊の援護を受けながら泗水関に退却した。A中隊には死者も負傷者も出ていない。完璧な勝利だ。

なお、独断で出陣した嵐には俺からの鉄拳制裁と3日間の牢屋入りで反省させた。しかし俺の心には気になることが新たにできた。それは劉備義勇軍の北郷一刀。城壁で一息いれる俺は劉備義勇軍の陣営を眺めていた・・・・・・・・・。

泗水関攻防戦が開始されて2日後、息抜きをするために外に出て来たライルは遂に“小覇王”と運命の出会いを果たす。


次回“真・恋姫無双 海兵隊の誇り,Re”


[小覇王との出会い]


月夜に2人の英雄が合いまみえる。




*アンケート結果の報告があります。

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