孫呉海兵隊 詳細
ひと段落しましたので、ライルが創設した孫呉海兵隊の詳細を簡単に記します。
今回はライルが創設した孫呉海兵隊の兵科と装備を紹介します。
孫呉海兵隊
本部:浦口海兵隊駐屯地
所属人数:約6,000
司令:ライル・L・ブレイド
ライルが創設した部隊。水軍出身者や自ら志願して来た愛国者で構成されており、ハートマン軍曹式新兵訓練法を採用していることもあって高い戦闘力と士気を誇る。
部隊
初期編成は第1〜4大隊の4個で構成されていたが、完全志願制を採用しているのでそれに合わせて輸送部隊や戦闘衛生兵部隊、七乃を中心とした旧袁術軍親衛隊を併合再編成した第10戦術機動騎兵中隊が創設され、時代の一歩先を行く編成となっている。
第0大隊
指揮官:ライル・L・ブレイド
部隊名:群狼隊
第1大隊
指揮官:諸葛瑾 子瑜
部隊名:飛狼隊
第2大隊
指揮官:太史慈 子義
部隊名:雄狼隊
第3大隊
指揮官:丁奉 承淵
部隊名:仁狼隊
第4大隊
指揮官:凌統 公積
部隊名:神狼隊
第10戦術機動騎兵中隊
指揮官:七乃
部隊名:三角力(みかくりき/デルタフォース)
第1戦闘衛生兵部隊
指揮官:孫翊 叔弼
部隊名:赤十字隊
訓練
志願した新兵は6ヶ月間の訓練に耐える必要があり、最初の3ヶ月間は基礎体力や剣、弓、格闘技、短剣術の4つ、集団戦闘の基礎、上陸展開力を徹底的に鍛え上げ、個人という概念を捨てさせる。
残りの3ヶ月は各種兵科の専門的な訓練を実施する。
兵科
軽歩兵
一般兵の別名。基礎訓練に加えて槍術を扱った訓練も追加され、特性から最前線で活躍させられる。
重歩兵
対騎兵や破壊力を重視する兵科。基礎訓練に加えて戦斧や盾、援護射撃用の弩の訓練が追加される。
騎兵
騎馬術を駆使する兵科。元々は旧袁術軍親衛隊のみで構成されていたが、増員に伴い正式に構成された兵科。
基礎訓練に加えて馬術や朴刀、ランスの訓練が追加される。
戦闘衛生兵
軽歩兵の能力に医療技術が加わった兵科で、他と違って訓練期間が更に3ヶ月長い。
医療の基礎技術や動物学、植物学、製薬の訓練を実施する。
この他にも兵站や訓練担当官、憲兵、工兵と更に分かれるが、訓練そのものは他の部隊で執り行われる。
装備
呉鉤一型
全長:95cm
重量:1.6kg
孫呉海兵隊の標準装備。呉の草や低木が密集した呉の道を切り拓くブッシュナイフとして曲刀の形となった。
思春の鈴音がまさしくこれになる。
呉鉤二型
全長:60cm
重量:1.5kg
孫呉海兵隊の標準装備の一つ。正式名称は西ヨーロッパで海兵が更に使用していたバデレール。緩やかな湾曲の片刃で、幅が広く狭い船上でも使い易い。
海兵隊では部隊長専用とされている。
呉鉤短型
全長:45cm
重量:1.2kg
孫呉海兵隊の標準装備の一つ。一型の短剣仕様で、正式名称はククリもしくはグルカナイフ。どの兵科でも海兵隊員の予備武器として装備される。
長槍
全長:3.0m
重量:3.5kg
孫呉海兵隊軽歩兵の標準装備。正式名称はロングスピアー。組織戦を重視する海兵隊のニーズに応えられるように、突撃に特化している。
短槍
全長:2.0m
重量:2.0kg
孫呉海兵隊軽歩兵と騎兵の標準装備。正式名称はショートスピアー。長槍を短くしたもので、刺突の他に投擲にも適している。
集団戦や騎乗戦、遠距離戦とあらゆる局面で使用される。
戦斧
全長:150cm
重量:11.1kg
孫呉海兵隊重歩兵の標準装備。正式名称はバトルアックス。切断用の武器だが、鎧を着た敵を殺傷出来るようにフック部分にはハンマーが取り付けられている。
騎兵隊の突撃を防ぐ為に地面に突き刺してパイクのような使い方もされる。
騎馬槍
全長:4.2m
重量:4.0kg
孫呉海兵隊騎兵の専用装備。正式名称はランス。柄の根元はバンプレートと呼ばれる傘状になっており、拳を保護。
脇に抱えて突進し、馬の勢いで突き刺した。
孫呉海兵隊騎兵部隊の象徴ともされている。
十字弩
全長:100cm
全幅:70cm
重量:10kg
孫呉海兵隊重歩兵の標準装備。正式名称はクロスボウ。矢を装着して弦を引いた状態でロックし、引鉄を操作して射出する。
弦を巻き上げるリールがあるので人力よりも強力な弦を張れる。
その分だけ再装填に時間がかかるが、部隊を3列に分けて弱点を無くしている。
弓
全長:60cm
重量:0.7kg
孫呉海兵隊の標準装備。通常よりも小型であり、運用には弓嚢と矢筒、弓矢30本を携行する。
海兵隊員全員が射撃の名手という特徴を発揮する象徴的な装備である。
軍馬
騎兵隊で使用されている軍馬は全てライルの愛馬であるスレイプニルと同じ馬具が採用され、鐙や腹帯、大勒、胸懸、馬面が採用され、従来の馬具と比べても高い安定感を有している。
なお、軍馬の品種はチャイニーズホース。
次回から本編に戻ります。