第11話:ウルフパック採用火器
巻数二桁突入でウルフパックの火器を簡単に紹介します。
ハンドガン
M45A1
ウルフパックにて採用されている標準サイドアームでM1911A1の海兵隊仕様。
MARSOC用新型CQBピストルとして採用されており、コルト社最新のタクティカル.45として名高い。
部隊の標準サイドアームとして携行されており、高い性能とフレームに設けられたレールシステムから‘‘コルトレールガン”という愛称で知られている。
サブマシンガン
MP7A1
4.6×30mm弾を使用するサブマシンガン。高い威力と命中精度、重量1.2kgと軽量で、警邏任務や偵察のメインアーム、狙撃兵のサイドアーム、機甲中隊や航空中隊の自衛用火器として運用される。
アサルトカービン
HK416
ウルフパックで最も多く運用されているアサルトカービン。使用する弾薬は5.56×45mmNATO弾。当初は従来のM4A1が採用される筈だったが、現代より自然の猛威が脅威になり兼ねないということで採用された。
操作性向上としてチャージングハンドルが交換されボルトフォワードの大型化、アンビマガジンリリーススイッチへの交換という操作性向上と左利きの兵士が運用し易いようになっている。
HK417
HK416の中口径仕様。7.62×51mmNATO弾を使用するので威力が高いが、弾数は20発に抑えられている。
HK416に施された改良も同様にされている。
マークスマンライフル
HK417 DMR
正式名称はG28。HK417のマークスマンライフル仕様で、フルオート機能が取り除かれている代わりにバレルを交換することでスナイパーライフル並の命中精度を誇る。
HK417 DMRⅡ
HK417 DMRの固定ストックモデル。全体的な軽量化で市街地における対応力が高くなっているが、基本性能は変わらない。
スナイパーライフル
M40A5 BASS
スナイパーライフルの傑作であるレミントンM40シリーズの最新モデル。サプレッサーのアタッチメントやレイルシステムの搭載、マガジン方式への変更など、より実践向きに改良されている。
SR-25M WPSASS
M16をベースに中口径の7.62×51mmNATO弾を使用するセミオートマチックスナイパーライフル。市街地に対応できるようにストックがスライド式に変更され、フラッシュハイダーもSPRモデルに変更されている。もちろん左利きにも対応している。
また、WPSASSとは‘‘Wolf Pack's Semi-Auto Sniper System”の略である。
M107A1 SASS
バレットM82の改良モデル。本体の素材を変更することで軽量化を図り、特徴的だったハイダーも変更してサプレッサーが装着可能になり、長距離狙撃での隠密性が向上している。
軽機関銃
Mk46 Mod1
ウルフパックの主力軽機関銃。M249をベースに特殊作戦や全体的な軽量化とレイルシステムの標準化でより実戦的な仕様になっている。
アレックスが最も好んで運用している。
Mk48 Mod0
Mk46 Mod1の7.62mm弾仕様。弾数は減るが威力が不足していたMk46と比べても高い威力と連射速度を有している。
Mk46が一般部隊向けに対してこちらは主に特殊作戦群で使用されている。
重機関銃
M2-QCB
12.7×99mmを連射する大口径重機関銃。開発されて70年以上経過しているが高い火力や信頼性は当時から高い水準を誇る。
ウルフパックでも車両搭載用や拠点防御、歩兵部隊支援で多用されている。
ガトリングガン
M134D
電動式の6銃身式7.62mmガトリングガン。通称“無痛ガン”。毎分3000発を誇るガトリングガンで後漢末期において最も有効な兵器とされる。
車載や航空機にM2やMk19と併合して使用されている。
ショットガン
MKA1919A1
トルコで開発された12ゲージセミオートマチックショットガン。
扱い方や外観がまさにM16のショットガン仕様ということで採用され、ドアブリーチングや室内制圧で威力を発揮する。
M26 MASS
HK416とHK417の採用に合わせて採用されたアンダーマウント搭載式12ゲージショットガン。
KAC Mastet Keyと比べてマガジン方式やグリップの搭載で操作性が高くなっており、任務内容によれば単体でも使用される。
グレネードランチャー
M320A1
HK416とHK417の採用に合わせて採用された40mmグレネードランチャー。M203よりも高い操作性とバレルを横にスライドさせることで使用出来る弾頭も増加した。
専用アタッチメントで単体としても使用可能。
Mk19 Mod3
車両やヘリの搭載用として開発された40×53mmグレネードマシンガン。操作方法はM2重機関銃と同様で、搭載用としてだけではなく拠点防御や支援などでも効果を発揮する。
ロケットランチャー
Mk153 SMAW-NE
海兵隊で採用されている81mm肩撃ち多目的強襲兵器。海兵隊の特性である敵前上陸の影響であまり高い火力支援が取れない海兵隊で頼りになる兵器とされる。
ミサイルランチャー
FGM-148B
多用途タンデム成型炸薬弾を搭載したミサイルランチャーで名称はジャベリン。発射の際に発生するバックブラストを抑えられており、従来のミサイルランチャーでは不可能だった室内からの射撃が可能になっている。
ウルフパックでは主に攻城兵器や城壁、
城門破壊で使用される。性能は高いが発射機が4つしかないというのが欠点。
グレネード
M67
破片手榴弾。起爆すると最大で15m圏内にいる敵に被害を与えることが可能になる。ウルフパックでは各兵士に最低2つは装備させている。
Mk3A2
攻勢衝撃手榴弾。有効範囲は2mと短いが、味方の誤爆を防ぐと同時に室内制圧や閉鎖空間での使用で威力が発揮される。
M84
非致死閃光音響手榴弾で通称‘‘ナインバンカー”。殺傷能力はないが凄まじい閃光と大音量を瞬間的に与えるので、人質救出や室内突入の第一撃で多用される。
M18
非致死発煙手榴弾。文字通り発煙を起こす手榴弾で航空支援の際のマーカーや撤退の際の目隠しで使用される。
ナイフ
OKC-3S
海兵隊の標準装備の一つ。本来はバヨネットナイフだがカスタマイズされたHK416の採用でコンバットナイフとして運用されている。
次回作から本編に復帰します。