暴走
めちゃくちゃお久しぶりです
簡潔に言うと、話が全く思いつきませんでした
スランプとか偉そうなものでは無いんですが、ホントに話が思いつきませんでした、すみません
少しプロットも出来たので、これからは週一で更新していきます
なにとぞ、よろしくお願いします
「お義姉ちゃんって読んでくれてもいいのよ?」
「絶対に!死んでも嫌!」
どんだけ嫌なんだ………
「大体、同棲ってなに?!年頃の男女が2人っきりって、絶対やましい事しかないでしょ!」
「……………ソンナコトナイヨ」
「ほらぁ!目そらしたし片言だし!」
「え?夫婦がやましい事してなにが悪いの?」
紅華さぁん?!
「は?誰と誰が夫婦?」
「私となるくん」
「寝言は寝て言ってもらえます?つか、寝てても言うんじゃねぇよ」
あれ?千愛の言葉づかいが荒く………
「なるくんは私を愛してる、私もなるくんを愛してる、ほら、夫婦でしょ?」
「……………………お兄ちゃん?」
「はっ、はい!」
怖いよぉ!妹が怖いよぉ!
「8年前の7月30日午前11時29分36秒、私と約束したよね?」
怖っ!どんだけ細かい時間まで覚えてんだよ!てか、
「ごめん、なに約束したっけ………」
やべぇ、全く覚えてねぇ!
「はぁ、そんな事だろうと思ったけど…………やっぱり悲しいな………」
「ご、ごめん…………」
なにを約束したんだっけか………8年前って言ったら、あの事があった年で───
「お兄ちゃん」
「ん?」
顔を上げた瞬間────
チュッ
千愛の顔が目の前にあった
「…………………………………………え?」
「…………………………………………は?」
「…………………ふふっ、どう?私のファーストキス、美味しかった?」
……………………………へ?
「くぁwせdrftgyふじこlp?!」
「ねぇ、どうだった?」
い、今、実の妹キスしたのか、俺………………
しちまったのか俺ぇ?!
「ばっ……!おまっ………!俺たちは血の繋がった兄妹だぞ?!こんな事世間が…………」
「なにそれ?世間なんて知らない、私の世界にはお兄ちゃんだけなの、お兄ちゃんしかいらないの」
千愛………………
「うふふ、とりあえず私は今日は疲れたし、もう寝るね?おやすみ、お兄ちゃん」
「あ、ああ、おやすみ…………………」
「ふふっ…………………………………絶対に、お前には渡さないから」
「っ……………!」
マジか………………………マジなのか……………………
「どうすりゃいいんだ…………………って、紅華?」
「…………ここにもいるんだ、私となるくんの邪魔するゴミが。将来義妹になるんだから優しくしてあげようと思ったのに…………そう、千愛ちゃんも敵になるんだ………なら、徹底的に叩き潰して………………ブツブツブツブツブツ」
お、おおぅ…………こっちはこっちで目にハイライトが無いし、なんかブツブツ言ってるし………うん!怖い!とりあえずそーっと逃げて…………
「なるくん」
「ひゃい!」
「どこ行こうとしてるの?早くリビングに戻ろ?ご飯作るから座ってて待っててね?」
「了解したであります!」
マジで怖ぇ!声にトーンが無いよぉ!
「……………………これはもう、やるしか……………」
▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
『お兄ちゃん、約束だよ?大きくなったら、私と結婚してね?』
『ははっ!じゃあ、その時まで千愛が俺のこと好きだったらいいよ』
『ほんと?!絶対!絶対だからね?!』
『おう!いいぞ!』
ああ、そういえば、こんな事あったなぁ………………
▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
「ん……………?」
あれ?俺、ご飯食べてたはずじゃ……………
それに……………
「ここって…………?」
見るからに…………女の子の部屋か?ぬいぐるみとか置いてあるし……………って
「な、なんだこれ?!」
壁一面に俺の写真が貼り付けてあった
「これ、明らかに盗撮だよな…………」
一体いつ撮って……………
ジャラ
「ん?」
なんだ?鎖の音?
布団をめくると────
両手首と両足首に、手錠がかかっていた
「はぁ?!」
な、なんだこれ?!手錠?!
「クソっ!取れねぇ!」
って、そういえば!
「紅華は無事なのか?!あいつの身になにかあったら、俺は…………!」
ガチャ
「嬉しいよなるくん、まず思い浮かべたのが私なんて………」
「紅華!よかった…………」
本当によかった…………
「ああ、嬉しい………本当に大好き…………こんなに私の事気にしてくれてるなんて…………」
「紅華、ここから出よう。誰の家だか分からないけど、とりあえず警察に行って……………」
待て、待てよ?なんで俺は捕まってるのに紅華は捕まってないんだ?それに、
「この部屋、よくよく見るとどこかで…………」
「そう、ここは私の部屋」
「………………紅華?」
「私と、赤ちゃん作ろ?」