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最弱と担当スタッフ

 朝六時

 俺は、ムクッと目が開いた。朝食を取り、水浴びを行ってギルド署へ向かった。

 今日が冒険者として最初の日、小学校の遠足時みたいにワクワクしていた。

 昨日、セシリーから『明日貴方の担当スタッフが居ますのでクエスト受付カウンターに行ってみてください。彼女の事よろしくお願いしますね?』と言われてたし、絶対にセシリーと同じくらい可愛娘に違いない!

 顔のニヤニヤが止まらない。

 「あ、あの…」

 後ろから控え気味な女性の声が聞こえてきた。きっと俺の担当の娘に違いない。

 俺はキリッとした顔にする。しかし、ビーバーだからいつもの顔と全く変化してない。

 「…あ、はい!」

 後ろに身体を思いっきり振り向いた。そこには、黒髪で前髪が目元まで来ていて一瞬見ると幽霊と思う程の女性がいた。

 多分、この娘は俺の担当の娘じゃ無いな。

 「あ…あの……です」

 声が小さ過ぎて全く聞こえんかった。

 彼女は口をモゴモゴとしているだけだった。

 「えーと、もう一度良いですか?」

 彼女はちょっと俺の方に顔を向けたが直ぐに下を向いてしまった。

 もしかして俺に怯えてる?

 「わたし…貴方様の冒険担当のユイ・オルフィー…と申します。」

 次は途切れ途切れだったが聞き取ることが出来た。てか、さっき冒険担当って言った!?え、この内気で地味な娘…が?

 心の中で想像の絵が砕け散る音がした。

 「え…えーと、カイと言います。よ、よろしくお願いします」

 お辞儀をするとオルフィーさんもお辞儀をした。

 よく見るとオルフィーさんってスタイル良くない?

 スーツを着ていても分かる身体のライン、手は白くて綺麗だし。

 俺、いつの間にかに変態になったんだ?もとから変態だったけど…

 オルフィーさんは顔を赤くしてモジモジしていた。それは、俺がジッと見つめていたからだ。

 そして、我慢できなくなったのか口を開いた。

 「あ…あの…」

 「す、すみません」

 「……」

 「……」

 二人は無言で顔を下に伏せている。謎の間でお互い目を合わせることが出来ない。

 なんか話さないと、気まずい。何か話題を…話題。…そうだ。

 「そ、そうだ。オルフィーさんクエスト受けたいんだけど…なんか素人でも出来るクエストってある?」

 これで何とかなる…はず。

 オルフィーさんはカウンターの中に入り本棚からファイル見たいのを持ってきて俺に見せてきた。

 そこにはモンスターの討伐、報酬が書かれた紙が沢山のあった。

 それらを見ていると全てモンスターの討伐の事ばっかりだった。採取とか超安全クエストは無いのかよ。

 「えっと、オルフィーさん素材採取とか安全なクエストって無いかな?」

 「す、すみません。ない…です。あ、あと…」

 「…あと?」

 オルフィーさんはまた急に顔を赤くした。そして、俺の目を見た。

 「オルフィーじゃ無くゆ、ゆ、ユイと読んでもらって大丈夫です」

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