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最弱の冒険者

 突如、横からの声が挟み入ってきた。その声の主はマリスだった。

 マリスの存在をすっかり忘れていたなんて口が裂けても言えない。

 マリスはそのまま話し続けた。

 「だから、冒険者になれても他の冒険者の荷物運びか敵モンスターを引きつけ役にしか役立てないんだ………それで、沢山の仲間が死んで…いった」

 マリスはとても悲しい表情をしていた。それもそのはず仲間が死んでるんだから

 「…マジかよ」

 「だから、冒険者になるなんて辞めといた方がいい」

 村長とマリスは必死に俺を説得した。しかし、俺は決めた事は曲げない主義だ。

 …だから…

 「忠告ありがとう」

 「なら、「でも、冒険者にはなる」

 「え?」

 マリスはポカーンとなった。村長は…見るのは辞めとこう怖いから。

 「なぜだ」と村長

 「どうして!?」とマリス

 「俺は生まれつき自分で決めた事は曲げない主義なんでな」

 「済まないが冒険者になるのは諦めない」

 「…どんなにキツくても苦しくても」

 俺は、真剣な意志を二人に向けた。

 すると…

 村長は浅いため息をし、口を開いた。

 「あの者と同じ目をしとおる」

 「良かろう。好きにすれば良い」

 「村長!」

 「だが、俺の特訓についてこれたらだ!」

 あっさり殺されてしまうのが嫌なんだろう。だから、特訓という名の条件を出したんだろう。

 村長は何だかんだで優しい。

 「はい!お願いします!」

 それからは、この常識の事、文字の事を教わった。

 文字は日本語に近い感じだったので覚えるのにはあまり苦労はしなかったが、書くのに苦労させられた。手が人間とは違っていた。


 此処にに来てからかなりの歳月がたった。

 「兄ちゃん。もう直ぐ街につくぞ」

 馬車引いているリザードマンが眠っていた俺を起こしてきた。

 俺は瞼をゆっくり開き周りを見渡した。まだ焦点が合わずボヤケている。

焦点があった時、目の前には大きな壁が広がりその向こうで白い煙が上がっているのが見えた。

 そして、馬車が門をくぐったら俺の目の前にはカラフルの景色が広がった。いろんな色をしたお店があり、沢山の人やエルフなどが居た。その中でも人際目立つのが冒険者だ。ゴツい鎧を纏った者や大きな剣を持つ者がそこら中に居た。

 俺は、とてもドキドキを止めることが出来なかった。なぜなら俺も冒険者になりに来たんだ。村長の厳しい特訓に耐え抜いてきて、やっとここまで来ることが出来た。

 「あの向こうに見える大きな建物はなんですか?」

 俺は、馬車引きのリザードマンに問いかけをした。

 いかにも城って感じの建物だった。

 「あ?…あぁ、あれはギルド署だよ。あそこで冒険者の登録や武器や防具、訓練が出来るんだ」

 「…あれが…ギルド署」

 「お前さんも冒険者になりにここに来たんだろ?」

 リザードマンは俺の方をチラッと見て笑みを浮かべた。

 それからは、この街について冒険者につていろいろ教えてくれた。更にはギルド署のち書くまで乗せて行ってくれた。

 めっちゃ優しいリザードマンだった。

 馬車が消えるまでずっと手を振った。そして、身体を百八十度回転してギルド署を見上げた。近くで見ると城と見分けが付かないほどの外見だった。

 本当にギルド署なのか?どっから見ても城にしか見えん…

 俺は、唾をゴクッと飲み込み中に入っていた。


 

 中には多くの店が三百六十度あった。鍛冶屋や調合屋など全て冒険者に関する店ばっかりだった。

 「す、すげー!」

 俺は目を光らせ色んな店を見回る。興奮のあまり冒険者登録をするのをすっかり忘れていた。

 しかし、そんな事は数分後に思い出す。それは、アナウンスだった。運良く内容が登録についてのアナウンスだったからだ。

 やべーすっかり忘れていたー!

 俺は登録が出来るルームへ向かう。

 「す、すみません。冒険者登録ってここで良いですか?」

 カウンターが高すぎて人が全く見えない。

 「はい。冒険者登ろ…く、あれ?」

 向こうも見えてないようだ。

 そんな事よりも声がめっちゃ可愛かった。もしかしてめっち可愛い子だったり!でも、あっちの世界では可愛さと性格が反比例する様に声も反比例するから期待をするのは辞めとこう。今はそんな事より登録を。

 「下です。下」

 カウンターから顔を覗かして見てきた。

 ―茶髪の美少女だった。

 神様ありがとうございます!マジ感謝!

 彼女は直ぐさま顔を引っ込めカウンターから出てきた。

 彼女を見ると萌え死んでしまうぐらいの美少女だ。

 「ようこそ、ギルド署へ。私はセシリーと申します。登録の方をしますので、まずこちらの紙に記入をして貰いますか?」

 「…」

 見惚れて話が全く入って来ない。

 「あの?」

 「あっ、は、はい」

 「こちらの紙に記入を…」

 やべー可愛すぎる。

 俺はセシリーから渡された紙を記入していく。

 「出来ました」

 「貰いますね」

 セシリーが紙を受け取ろうと紙に触れるのと同時に俺の手にも触れた。

 や、ヤバい。ここで手を引っ込めると絶対に勘違いされる!ここは我慢。それより手やわらけー

 俺の手から紙が抜かれるのと同時にセシリーのても離れていく。

 セシリーは紙を見とうした。そして、手に持った紙をおろし、笑顔を作りながら言った。

 「では、登録の方に行きましょうか?」

 「はい」

 何処かへ行こうとするセシリーの後ろ姿を追いかけた。

 その時、俺はある事に思いついた。

 ―もしかしたらパンツ見えるんじゃね?

 俺はビーバーでセシリーは人。

 さらに俺が立ってもセシリーのお尻辺りの高さしかない。四つん這いになれば多分見える…いや、絶対に見える!

 俺は考えを実行するため四つん這いになった。四つん這いになるとちょっと歩き難いがそんなのは苦でもない。

 パンツを見るためらなら!

 そして、セシリーに近づき顔を目線をお尻の方に向けた。しかし、スカートでうまく隠れてパンツはまだ見えない。更に近くに近づいて行ってもスカートが邪魔をする。

 そ、そんな…聞いてないあんなチートスカートがあるなんて…

 俺は、さっきのテンションが嘘だったかの様に落ち込み渋々付いて行く事にした。

 セシリーに連れてこられた場所は窓が一つもなく部屋の中央に長方形の石彫らしきもの有るだけの部屋だった。

 セシリーは身体をこちらに向け口を開いた。 

 「今からステータスを見る儀式をします」

 「あそこの石彫に右手をかざして下さい」

 俺は、コクリと頷き中央の石彫に右手をかざした。

 「あ…儀式が終るまで絶対に手を離さないでぐださいね…?」

 注意を行った後、後ろで詠唱を始めた。

 すると床から突如、魔法陣が青白く光り出現した。

 魔法陣は数分程度で消えてしまった。

 「これで登録完了です。こちらがステータスが上記されたカードです」

 「ありがとうございます」

 石彫からカードを取り出し笑顔で渡して来た。それを受け取り直ぐさまステータスを確認する。

 え……

 俺は目を疑った。

 それは…泳力以外ほぼ平均より下だった。いや、泳力だけずば抜けていた。

 それを見ていたセシリーも一緒になって俺のステータスを見てきた。

 …顔が近い!あと…いい匂い。

 「大丈夫ですよ。最初は皆そうですから」

 「でも、泳力だけ一流冒険者以上じゃないですか」

 セシリーは胸辺りで両手を合わせニッコリ笑っていた。

 「ステータスの更新はここにこればいつでも出来ますよ」

 よし、毎日来よう。

 今日は登録したこだし、寝場所を探すか…

 俺は、広く大きい川を探した。それは、自分で寝場所を作れるからだ。

 数時間探し回っりようやく良い寝場所を作ることが出来た。

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