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日常  作者: 伊馬臥 光輝
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そして日常へ





「これから、あなたと素敵な恋に落ちるんだって冊子に書いてあるの」

・・・?幼馴染がなんて言ったのか、すぐに飲み込めない・・・

「学期の始まりの頃に、自宅の近くに落ちていたの。あなたも持っているんでしょ?ちょっと怖かったから、その時の担任の先生に相談したら『それは、誰もが通る道だよ』って、家族にも聞いたんだけれど、『深くは考えない方がいい』って言ってて、今日の放課後にね、先生が『彼も同じ悩みを持っているようだから聞いてあげなさい』って、だから安心して?ぜんぜん怖くないよ!」

幼馴染が日本語を話している。ボクは日本語が分かる・・・だけれど、何を言っているのか、まったく分からない。心が受け付けない・・・持ってる?みんな?えっ何を?会話がすでに書かれて・・・?友人も先生もみんな、冊子通りに?・・・・・・・・・・拒絶感が全身を支配する嫌だ嫌だ嫌だ誰かが自分の人生を決めているだなんて!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ今までみんなそうして来たのか?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ知らなかったのは自分だけ?嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだありえないいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ騙していたのかいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ心にもないことを言っていやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ決まっているのかいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやこのやり取りもだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ





「貴方は私の人生に必要なキャラクターなの・・・」





その時、ボクの中の何かが砕けた音がした・・・





幼馴染は玄関の前に居たようだ。外は薄暗くなっているし、少し肌寒い。いつもはこんな時間まで外にいるなんて考えてないから、制服の上には何も羽織ってなくて寒そうだ・・・すごく、悪いことをした。鍵を解いて玄関を開ける。

「ごめん。心配かけたね・・・でも安心していいよ。君と話していたらなんだか落ち着いてきた。さっきまでの不安が嘘の様だよ!来てくれてありがとう。改めて君の大切さが分かった。中に入って、暖かいココアでも飲んでくれ」

大好きな幼馴染を家に招きいれる・・・そう思うと急に緊張してくる。しかも、今着ているのはパジャマだ。気恥ずかしさも混ざり合って、今、僕の顔は真っ赤だろう。

「ココア淹れてくる」

そう言って逃げるようにキッチンへと向かう。お湯を沸かしながらソファーに座っている、幼馴染を盗み見る。穏やかで優しくて明るい、いつもの笑顔だ。僕は嬉しくなって、この掛け替えの無い日常を噛み締めた。

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