桜花の理
未知の技術結晶体《神の力》の所有権を巡る世界規模の戦争、通称《二分化戦争》によって二年前に故郷を奪われた青年は丘にある小屋で孤独に生活を続け焼け残った桜並木を守り続けていた。そんな男の前に現れたのは、故郷の敵でもあるライグルニア王国の鎧を纏った美しい戦姫。憎き相手に殺意を振り翳すも負傷した仲間の治療を懇願され、彼女の持つ懐かしい瞳の輝きに根負けした青年は止む無く彼女達を匿う事になった。
生活を共にすることで彼らの想いは徐々に変化を見せていくこととなる。
生活を共にすることで彼らの想いは徐々に変化を見せていくこととなる。