13.新しい武器と仕事。
なんとか14話あたりで書く事に慣れてきました。
前日は街に着いてから色々忙しかった為に起きたのが遅くなってしまった。
因みに部屋番号は2階のまた13番。
どうも13に縁があるらしい。
さて遅く起きたと言ったがこの世界では遅いが日本なら遅くはない6時ぐらいだろう。
太陽はまだ出ていないからそれぐらい。だが朝ごはんはもう食べれる時間である。
着替えはないので身支度だけ整え食堂へ降りる。女将さんにご飯をお願いして席につく。
さほどかからずに「おまちどー」と運ばれてくる。
ずっしりと重いパンと豆のスープと干した果物が出た。
不味くはないが味わうほどでも無いのでぱぱっと平らげる。
食器を返却し裏の井戸で歯を磨く。部屋に戻る途中でサンラ(お宿の娘)がいたので
「昨日うさぎさんを任せたままでごめんね。」と謝る。
「そんな事ないよー。楽しかった。」と返してくれる。
「女将さんに話すけど昼間、おいらが出掛けてる時に
時間があれば面倒をみてくれないかな?」
「お母さんがいいって言えば大丈夫だよ。聞きに行く?」
食堂で女将さんにお話をすると
「昨日、結構渡されたから構わないよ。」と
2つ返事で了承してくれた。
サンラに「お願いね。」といい、早速お宿を出る。向かうは裁縫店。
早すぎたかもと思いながらも店に行くと裁縫店も
営業していたので遠慮なしに「たのもー。」と入店した。
入店すると待ってましたと言わんばかりにエウリコさんが
奥で手招きをしているので「お邪魔します。」とお邪魔する。
お邪魔してすぐに「どうですか?」と試作品を渡された。
確かめて見るとしっかり肩ベルトには革を縫い付けてあり、ずれない工夫もされていた。
背中と底にも丈夫な板が入っており口も大きめにされてアドバイス以外にも工夫が見て取れる。
「ばっちりですよ。お願いした以上の出来です。」
「それはよかったです。少しばかり普通の荷物袋より
割高になってしまいましたが・・・」
「革を使ったのでしょうがなくないですか?高くなるのは?
たくさん売れたら分け前お願いしますねw」
「商人ギルドに登録をしますので登録されれば
この街で売れるのはこの店だけになりますから期待して下さい!
ああ、それからその試作品はそのままお持ちください。」
「ありがとうございます。
おいくらですか?」
「いえ、お代はいりません。最初の分け前と言う事でどうでしょう?」
「わかりました。では、ありがたく頂戴します。」
そうしてお話を切り上げ注文していた衣服も受けとる。こちらもお代はいらないと言われた。太っ腹だ。伊達にふとましい訳ではないようだw
買った衣服をお宿に置きに戻りそのまま魔法錬金ギルドで地図を買い武器屋を目指す。
まずは大きなお店に行ってだいたいのお値段を確認する。
剣類はほとんどが同じ見た目の両刃しか置いていない。鋳造された量産品と思われる。
中古品とおぼしき場所には色々な形や刃の欠けた物が乱雑に置かれている。
値段を一応確認した後に個人店や鍛冶場併設店などを見て回った。
やはり剣類が多く、次いで槍類、そしておいらが手に入れたとくぎの鈍器となっていた。
ぶっちゃけて言えば鈍器は数が圧倒的に少ない!
あるのは棒の先が玉ねぎぽい形のか、かぼちゃぽいのしかない。
鈍器と言っていいのか分からないが刃がついている物も同じ場所に置いてある。
とくぎがあるので鈍器に対して補正がつくはずなのだが、
手に取り振ってみようとするが重くて両手で持っても腕がぷるぷるしてしまう。
『おいらには補正があっても無理だ。』
棚に鈍器を戻しつつ思い付く!
ドラマじゃ灰皿やトロフィーでも鈍器!
ならばバットみたいな軽い物でも鈍器になるのではないかと。
早速、鍛冶場を持つ個人店に向かう。
理想の店は作る人が売り子もするようなお店である。
さらに言えば頑固な人じゃなくコミュ障なおいらでも話しやすい人がいい。
まぁ、条件に合う店が入らずに分かる訳ないが鍛冶場持ちの寂れた店を探す。
寂れていればお客がいなく店員を雇えないと店主が店番もする。安易に考えた結果であるw
地図を見ながら歩いていたせいで迷子になってしまった。
精神が30歳で迷子とか(*ノωノ)ハズカシー。
そんな事をしながら大通りを目指し歩いていたら、
たまたま偶然に鍛冶屋の看板を見つけた。
せっかく見つけたのでとりあえず店を覗いてみると
いい感じにお客はおらずにいい寂れ具合である。
店の中には武器や防具のほかに鋏や鍬なども置いてあるので
注文すれば何でも作ってくれそうである。
なかなかいい鍛冶場かも知らないと意気揚々とではなくコソーリコソコソと店に入る。
「すいませーん。誰かいますかー?」
しーん。
返事がない。。。返事がないのでカウンターから奥を覗くと鍛冶場が見えたが人はいない。
「すいませーん。誰かいませんかー?」
「るっさいぞー。人が気持ちよく寝てるのにー。」
と乗り出していたカウンターの下から赤髪の女の子が出てきた。
パっと見で中学生ぐらいに見える女の子。赤髪の褐色少女。
可愛くは無い。普通。胸も歳相応だろうか。しかし将来はでかくなりそう。
大きい人しかやっぱりいないのか?この世界は。。。
大きいの好きにはたまらない世界だろうなーと思いながらも
「お店は営業してるんですか?しているなら鈍器を見せて欲しいんだけども。」
カウンターの下で寝てたとしても店内にいたのだからおそらく店番と決め付けて話をする。
「あー、もしかしてー、お客なのかー?こんな寂れた店にー。」
カウンタの椅子に座りながらも寝ぼけてるような口調で喋っているので寝ぼけていると思う。
だって涎が垂れているものw
「あーそのー、涎が垂れてますよ?」
それを聞き、袖で口元をゴシゴシと擦りながら半目のままで
「何かうちに用かー?お金ならないぞー。襲うならあっちにある商会の店をー・・・」
「えっ、いやいや。襲うとかしないから!強盗じゃないから!」
「じゃあー。借金取りかー?お金ならないぞー。襲うならあっちにあ(ry」
お話がループしだしたのでこの子は放って置くことにして店内を物色する。
棚には剣類とか斧や槍などの武器やハーフアーマーの鎧や盾やグリーブ靴などもあれば、
鋏や鍬や鎌などの農機具に包丁や鍋やフライパンの調理器具に指輪や腕輪の装飾品まである。
作れる物はなんでも作る鍛冶場らしい。
ここなら『おいらのおいらによるおいらのための鈍器』を作れると確信する。
カウンターの方を見ると女の子はまだ頭をふらっふらしている。
「ねぇ、お嬢ちゃんや。まだ目が覚めんのかね?店主を呼んで貰いたいのだが?」
「んあー、店主はあたしだぞー。作ってるのもあたしー。ふはぁー。」
欠伸をしながらそんなことを言っているので
「(´・ω・`)そっかー。偉いねー。よしよし。」と
頭を撫でてみると抵抗もなく「うにゃー。」と撫でられていたがΣ(゜∀゜;)ハッとして
「気安くあたしを撫でんなー!」と怒り出す。
「起きたかい?実は作って欲しい鈍器があるんだ。」
怒り出した事はスルーして話を進める。
「あたしは怒ってるんだぞ!分かってるのか?」
「それは分かってるから作れるのか?作れないのか?さぁ、どっちなんだ?」
ちょっと強めに言ってみるとちょっとたじろいで
「ううー。どんなのか聞かないとなんとも言えないぞ。」と
言葉尻だけは強がって喋っていた。そこで欲しい鈍器の説明をしていく。
おいらが欲しい鈍器とはただのバットである。野球のバット。
刃物は切れたら血が出るし振ったこと無ければ剣道で竹刀を握ったことも無い。
それに比べ、バットなら小さい頃よく野球をしていたしバッティングセンターで
振っていたので握った事もあるし振りなれている。鈍器としても申し分ないと思う。
長さはおいらの腰辺りまでの長めにして握りやすい持ち手から太くなっていく金属バット。
「だいたいどんなのかは分かったぞ。で鉄でいいのか?」
「ん?鈍器だから丈夫で堅くて軽い金属がいいんだが、鉄以外には何があるんだ?」
「鉄以外には鋼があるぞ。ほかにはお金がかかるが魔法鉄なんかもあるぞ。ほかにはミスリルとかアダマンダイトとかなかなか手に入らないが持ち込みすれば作ることはできるぞ。」
おっとここに来てファンタジー金属が出てくるとは・・・
「ミスリルとかアダマンタイトはどこで手に入るんだ?」
「ダンジョンで手に入るぞ。ダンジョンの魔物でミスリルやアダマンタイトやオリハルコンで出来たやつとかダンジョン下層で掘れば手に入るぞ。」
「おっとオリハルコンまであるのか。なるへそ。ところで銀貨1枚だと何で作れる?」
「銀貨1枚あれば魔法鉄では作れるぞ。鋼より堅い鉄だから十分いいのが出来るぞ。」
「じゃあ、それで作ってくれ。あと薬草とか掘るための鍬とか解体用のナイフをおくれ。」
「おー。分かったぞ。全部で銀貨1枚でおつりが出るぞ。まいどありー。」
銀貨1枚を渡しお釣りを受け取る。鉄貨2枚だったので98000zもしたらしい。
残りは39000zしかないがこれで買える防具はないかと
聞くと篭手かグリーブ靴が20000zだと言われたのでグリーブ靴を買った。
足のサイズを測りグリーブ靴を調整するのにそこそこかかるから昼過ぎに
一度来いと言われる。その時に細かい調整をするとのこと。
「頼むぞ。えーと今更なんだがこの店はこの地図だとどこになるんだ?」
「このイネス様のお店はな、ここら辺だぞ!」
地図に載っていなかったので情報を書き込む。
「イネスって言うのか。可愛い名前だな。おいらはひぽとだ。よろしくな。」
といいながら頭を撫でる。撫でると最初は抵抗しなかったが途中でΣ(゜∀゜;)ハッとして
「気安くあたしを撫でんなー!」と怒り出した。
「じゃあ、頼むねー。」と店を出る。装備を買ったが装備が出来ていないので
ギルドでどんな依頼があるかだけを確認しにいく。簡単なものがあれば受けようと思う。
ギルドに入ると午前中にもかかわらず食堂では多くの冒険者が酒を片手に騒いでいる。
そこには意外にも女性が多くいるのが見てとれる。
冒険者になる人族の女性の半数が貴族である事を前に立ち聞きした。
なんでも政略結婚が嫌で家を出たり騎士の家系で修行中だったり覚えたスキルが戦闘向けだったりで冒険者になるらしい。うまく行けばお金持ちとお知り合いになれる事もあるとか。
さて、話を戻しまして手に取ったのは北の森の入り口で取れる薬草採集の依頼書。
薬草が生い茂る時期には常に張り出されている依頼書であり
初心者には嬉しい簡単で現金と低級品ではあるが現物支給してくれる美味しい依頼であった。
依頼受付に依頼書を持っていくといかにも緊張してますと
言わんばかりにガチガチになった受付嬢がいた。
「これお願いします。」と手渡すと
「はひぃ。こちゅらの依頼でしゅね。
ギ、ギルドカードをく、ください!・・・はわわ、お願いしますぅ。」
うん、見たとおりにガッチガチです。
カードを渡し処理が終わり返却された。
「気をつけてくだしゃいね。」と言われたので「ありがとう。落ち着いて。」と席を立つ。
ギルドを出る時に振り替えると赤くなりながらあわあわと仕事していた受付嬢と目が合ったので会釈をしておいた。
荷物は試作型リュックに全部突っ込んである。ただ解体用ナイフだけズボンに差してある。因みに今の装備は村人の服に棘と試作型リュックに採取用スコップと前日に買った水筒に初心者用回復薬が入っている。足には突っ掛けのようなサンダルだけだ。
そんな装備で東門を抜け北の森を目指す。
門を抜ける最にカードを提示し依頼で出る事を伝えた。
北に向かう途中で左を向けば数十キロ先に畑が見てとれた。
右を向けば同じく数十キロ先には荒野が見れた。
『草原と荒野にはどれだけの違いがあるんだろう』とか考えてたら森に着いていた。
早速、森の入り口で薬草を探す。
今回探すのは軟膏タイプの傷薬になる薬草で葉っぱが赤いものを根っこごと持ち帰ればいいらしい。辺りを見回すと葉っぱが赤い草が沢山生えていたが見た目と言うか明らかに種類が違うのが混ざっていた。
指定されたのは葉っぱが赤いだけなので端からすべて赤い葉っぱをスコップで掘ってゆく。
今回の報酬は薬草1つにつき銅貨1枚であるので沢山集める必要があるのだが見渡す限り赤い葉っぱなのでそこそこにはなるだろうとざくざく掘っていく。
さて掘る作業が終わる間に魔法の事を考える事にした。
よく読んでいたファンタジーでは初めに体内の魔力を感じる修行やすでに魔力を感じてるものがほとんどだったのにおいらはそれっぽいものは感じないし魔力を捉え方も知らない。
この世界の人は自我が目覚める頃になんとなく
感じ取ってるらしいので修行などしないと聞いていた。
何とか魔力を感じるために掘りながらも体の中の魔力っぽいものを探しているとヘソの下辺りに妙な感覚があることに気が付いた。
そう、言うならば丹田と言われる所だ。
これが魔力?と立ち上がりながら感覚に意識を集中していく。
集中すればどんどん妙な感覚は強くなって行くのが分かる。
この妙な感覚は感じた事のある感覚だった。そう、これは・・・
じょぼぼぼぼぼ。
感じた感覚はただの尿意だったw
その後も魔力を感じる事もなく辺り一面の赤い葉っぱを採取し終える。
魔力とは何ぞや?と考えながらとぼとぼ街に帰る。
門番にカードを見せながら「お疲れ様です。」と言いつつ街に入りギルドに向かった。受付にカードとリュック毎渡し「薬草です。全部買い取りで。」と言っておく。
「全ての確認が終わりましたらお呼びしますので椅子に座りお待ちください。」
と言って奥にリュック毎持っていった。
依頼書を見て待ってると名前を呼ばれたので受付にいく。
「今回の報酬は37540zと初心者用回復薬3つです。
今回はいくつか上位の薬草と毒消しに火竜草がありましたので報酬が高くなってます。」
「火竜草ってなんですか?」
「火竜草は魔獣に受けた治りにくい火傷を簡単に治せるんです。」
説明にお礼を言って報酬を受け取りそそくさとギルドを後にする。
屋台で謎肉の串焼きで空腹を満たし次の目的地を目指す。
次に向かうはイネス鍛冶屋である。イネスが成人していないのでギルドに登録はされていないが前の店主だった親方はかなり腕のいい鍛冶職人だったらしい。。。
中に入りカウンタでだらけて店番をしてるイネス様に「グリーブ靴でけたー?」と問いかける。
「よく来たぞー。靴は履いてから微調整で完成だぞー。」
早速、出された靴を履いてみる。
ふうむ。なんとなく違和感がある事を告げるとだらけてた時とは別人のような顔付きで調整していたよ。普段からその顔してればカッコいいのにと思った。
それから鈍器は3日かかると言われる。
鋼より硬く鉄より軽いのが魔法鉄の特徴なのだがなんでも1日水でふやかし成型し焼き固める事で完成するらしいのだ。そして今はふやかし中との事。
「了承である。」と伝えてギルドに再び戻り先ほど見つけた獲物の回収という依頼を受ける。
なんでも狩人が怪我をして1人じゃ回収が難しいので手伝う依頼だった。
依頼者にはすでに東門で待機してると言われたのでリュックを背負い東門に行くと荷台に座った、いかにも狩人です。って弓を持った人がいた。
「すいませーん。ギルドで依頼を受けてきたんですがドメニコさんですか?」
「はい、私がドメニコです。よろしくお願いします。」
荷台をおいらが引きドメニコさんは荷台に乗って東門から北の森を目指す。本日2往復目だ。
ドメニコさんは160cmぐらいで小さかった。ドメニコさんは「自分は小さい方です。」と言っていた。この世界の人族の男は170cmだと大きい方らしい。
実際においらのような190cmもある人族は珍しいらしく巨人族と間違われるかもと言っていた。
以前にもカミラ(エルフ)に巨人族かと言われた事を思い出し巨人族について聞いてみたら、
巨人族は神様が認めた種族で成人は2m50cmぐらいあり、子供でも2m近くあるとの事であった。
見分け方は本人に聞くかカードで種族を確認するか、もしくはモノを確認することらしい。
巨人族という名前に相応しいほどに子供であっても極大もっこりなのだと言う。
『カミラ達が巨人族じゃないと言ったのは
おいらの分身を見たからなのね・・・ ・゜・(つД`)・゜・』
その他にオーガやトロールなどの3m級巨人や知性を持たない見た目が人族の5m級巨人がいるらしい。3m級巨人は雑食で群れで行動することが多く厄介な魔物で、5m級は各個体で食べる物が違うらしく、その主食にするもの以外は関心を持たず普段は森などで暮らしている魔物との事。
そんな世間話をしている間に森につく。
「ではここから仕掛けている罠を回り獲物を回収していきます。」
罠のあるところを回っていくと10個の罠に3個はスカ、4つにうさぎさんと鶏のようなヤツが、残りの大型用落とし罠の2つはスカ、1つに猪と鹿が掛かっていた。
ドメニコさん曰くこの猪と鹿は魔獣らしく縄張り争いでもしてる時に落ちたのでしょうとの事であった。穴には木の槍が設置してあったので自重で絶命している。
2人で得られた獲物を血抜きして解体していく。おいらはドメニコさんに教えてもらいながら
頑張った。ちょーがんばた。布切れをマスクにしてがんばた。ナイフが皮に刺さる感触がとてもとても気持ち悪かったがほかはあんま気にならなかった。
魔獣からはいい大きさの魔石が取れた。ほかは革と肉に牙や角や骨も素材になると言っていた。
普通の獲物は肉と革以外は穴を掘って土に埋め、荷台に乗せて街に戻りギルドに報告する。
報酬にお肉とボーナスがついてかなり、うはうはになれた。
「できたら怪我が治るまで手伝ってくれませんか?報酬もお支払いしますので。」
「あっはい。分かりました。解体練習もしたいですし、お願いします。ただギルド依頼にして頂けるとランクも稼げるので助かるんですけども。」
「分かりました。このまま依頼出しちゃいましょう。」
出された依頼をそのまま受けドメニコさんの助手として活躍していく。。。
色々手を広げすぎてすベての設定を回収できません。




