11.神様の加護
ストックが切れそうです。暑くて書く気が起きません。みんなおいらに書く気を分けてくれ!
「追加で付けられる機能とはなんですか?」
「はい。まずは預金機能です。カード本体の預金額の上限以上は預金出来ませんが
超えた分を自動でギルド管理の預金に回す機能ですよ。ちなみにカード自体の預金限度額は
金貨1000枚までです。他には盗難防止機能ですね。無くしたり盗まれたりした際に
念じれば手元に戻って来る機能です。」
色々と説明をしてもらった。
他には登録した人と通話する機能や相手のカードの位置を調べる機能などがあるみたい。
実際に聞いてみて預金機能は金貨1000枚とか簡単に稼げるわけないので却下だ。
他の通話機能やカード位置を調べる機能は便利だが登録しないといけないし
なにより1人追加するごとに金貨1枚かかる。
高すぎるよ!そんなの登録したては無理だよ!!
そんな訳で盗難防止だけお願いした。盗難防止だけは鉄貨5枚、
そう登録料と合わせて銀板1枚で済むのだ。
ここでも水晶に手を置くように言われ置くと
水晶が光りまたチーンと鳴ってカードがペローンと出てきた。
「これで登録と機能追加が終わりました。お疲れ様です。」
追加されたステータスとスキルに関しては冒険者ギルドの
登録・更新受付に持ってこないと更新できないらしい。
そう言った説明を受けランクについても説明を受けた。
ランクは★と☆で表され
ランク1が★
ランク2が★★
上記のようにランク5まで増える。
ランク6以降は初めの星が☆になる。
ランク10になれば5個とも☆になる。
読み方は黒1つから黒5つでランクが6になれば白1つから白5つとなる。
黒3つで一人前。黒4つで中堅。黒5つでベテラン。
白1つで一流。白2つ以上は化け物。
白2つ以上は一定の功績や実績があればなれるらしい。
そして白1つからは扱いが貴族と同じになるとか。
扱いは1代限りの名誉貴族になる。
白1つは名誉貴族。
白2つは名誉士爵。
白3つは名誉准男爵。
白1つは決まった呼び名がない為に名誉貴族と呼ばれる。
勿論、爵位は士爵より下で平民から貴族扱いを受ける。
平民からしたら逆らえば殺されても文句は言えなくなる貴族様である。
1代限りで名誉でも爵位は同じなのだが
名誉じゃない貴族からは偽貴族と下に見られる傾向にある。
名誉准男爵であっても敬意を払う士爵貴族は少ない。
ちなみに名誉貴族制度は貴族制度がある国でしか通用しない。
ここまで一気に説明された。
「白2つ以上はほとんどおりません。依頼での白2つ以上は難しいと思います。」
「白1つにはどうすればなれるのですか?」
「白1つだと魔境と呼ばれる南に広がる森か海の安全圏外などにいる
AA級以上の魔獣や魔物を一定数の討伐か、もしくはそれらを使役。
またそれに準ずる能力がある事を示す必要があります。」
魔物にもランクあり魔境がAA級、荒野がA級と地域で分けているだけで
強さはバラバラでうまくやれば白1つになれるかも知れない。
「どれも難しいですね。」
「はい。ですが白一つは十分になることは可能です。
現在だと白1つの方が23名おります。白2つの方は1人。白3つは設立以来おりません。
白1つになった方々は全員ともに手を組んで魔境で戦い白1つになっています。」
「そうですか。説明ありがとうございます。
とりあえずおいらは黒3つを目指して頑張ります。」
「それがいいと思います。
地道にこなした方が死ななくて済みますし。
ご武運をお祈りしています。」
「ありがとうございます。」
そういって登録を終えたおいらはカミラのところへ戻って椅子に座る。
もう少しで順番らしく座って待っててと言われたのでおとなしく待っている。
15分ぐらい待ったよ。受付に呼ばれてカミラ(エルフ)とノーラ(神官見習い)が受付に向かう。
少し話をした後に受付嬢に案内されて買取り所に伸びる廊下を
ノーラと歩いて行き買取り所とは反対に曲がって行った。
廊下の先は買取り所と買い取った素材を保管する倉庫と訓練や試験、
試合をするために学校の運動場ぐらいの開けた場所があるらしい。
そのほかに応接室と2階に昇る階段があるとの事。
2階はギルド支部長の部屋と事務室と資料室にVIP用の応接室が2つあるらしい。
聞き耳を立てたおかげで得た情報である。実際に見たわけではないのでらしいと言いました。
カミラ達は1階の応接室ではなく階段の方に行ったので
2階の応接室か支部長室に行ったのだろう。
そういえばランクアップに必要な依頼は黒1つで30回って言っていた。
どんな依頼があるか見る為に向かう。黒1つの依頼はお約束で雑務が多かった。
物価が日本より安いぽいが1日依頼で高くて4500zだった。他には薬草採集もあったよ。
街の北に湖があってその近くに森があると書いてある。
その森にある薬草らしい。
1株で150zとなっていた。最低でも10株らしい。10株以上は100z買取りとなっていた。
黒3つまでは黒1つでも受けていいと言っていた。
危険度で分けているらしく1つは街中がほとんどで2つは街外で採集。
3つは害獣の駆除や捕獲など多少危険が増す。
おいらからしてみれば外に出る時点で危険度は変わらないと思った。
駆除は1匹150zで肉と皮が別途買取りで400zになり1匹あたり550zになるみたいだ。
捕獲は罠で捕まえるらしい。
ちなみに街の北西へ行った所に広大な農園があるらしい。駆除と捕獲はそこからの依頼だった。
やはり世界が変わっても初心者は簡単な事ってのは変わらないらしい。
報酬額が高いか低いかも分からないが取り敢えず内容を確認出来たから良しとしよう。
依頼板・・・敢えておいらはクエストボードと呼ぶぞー!
さてそこから待合所に戻ろうと視線を向けるとイラついた様子でカミラが扉から外を見ていた。
話し合いは終わったのだろうか?
少しするとノーラが食堂の方からカミラへ合流し首を横に振っていた。
『何してるんだ?』と思いながらもカミラ達の方へ歩いていく。
「 |=゜ω゜)ノイヨウ!!もう報告は終わったん?」
「あっ、どこに行ってたのよ!ついて来ないと思ったら!」
「依頼書見てたんだよ。と言うかなんでついていくんだ?」
「はぁっ?あんたが報告に必要な物を全部持ってるからでしょ!!」
そういえばそうだった。全部おいらのお手製バックの中だった。
「ああ、すまん。忘れてた。(・ω<)てへぺろ」
てへぺろした瞬間に拳が鳩尾にめり込んだ!
痛みで膝が笑い膝を地につけ苦しんでいたらノーラが頭に抱きつきなでなでしてくれた。
顔にノーラの細やかな膨らみを感じる。ロープ越しなので尚更だ。
少ししてノーラが離してくれたので「大丈夫。」と立ち上がった。
カミラはノーラの行動に驚いていた。
「まあ、いいわよ。今度はちゃんとついて来なさい。」
「はい。」
カミラは急ぎ足でおいらの横を抜け2階に向かった。
すれ違い様にボソッと「ロリコン」と言われた様に聞こえたが
食堂の音でよく聞き取れなかった事にするつもり。
カミラに続いて2階に上がると豪華な扉を素通りし寂れたドアをノックした。
ドアには支部長室と書かれている。中から「どうぞ~。」と返事があった。
ドアを開けカミラが入る。中には女性2人がいた。
1人は奥に置かれた机で沢山の書類と格闘している。
もう1人は空いた机に書類を次々とおいていた。
支部長と秘書か補佐役なのだろう。
書類を出している方が「休憩にしましょう。」といい椅子に座っていた方が立ち上がった。
立っていた人は茶髪の長い髪を三編みにして左側から前に流していた。
おっとりとした雰囲気のたれ目の可愛い女性。デカメロンを装備していた。
椅子に座っていた方は黒めの茶髪をアップにして
キリッとした雰囲気を出したい感満点のこちらも可愛い女性。
こちらはデカオレンジを装備している。
少し動くだけでデカ姉妹は存在感をアピールしてくる。
純粋に『うわー。でけー。こんだけでかいと肩凝りそー。』と
でかすぎが好きではないが雑誌やテレビ以外の
リアルで見た事がなかったので釘付けになっていた。
そうしてる内に立っていたおっとりデカメロンが
「支部長のウェンディよ。よろしく。」
「補佐のジェニです。よろしくお願いします。」とキリッとデカオレンジ。
おいらを見据えて挨拶してきていた。
書類仕事を補佐にやらせてたよ!と部下に仕事を押しつける上司を見てある意味感動していた。
アニメやファンタジー小説ではよくある光景だったからだ。
異世界に来てしまってそれらしいイベントを
楽しむ余裕がなくててんやわんやだったし。。
おっと、脱線してしまったね。
「は、初めまして。よろしくお願いします。」
「緊張してますのね。」とデカオレンジ。
「そ、そうですね。何もかもが珍しいもので・・・」
デカ姉妹を見ながらそんな会話をしつつ話を進めて貰う事にする。
「おなま「おいらはただの荷物持ちなのでお気になさらず!」えっ・・・と」
ニヨ(・∀・)ニヨしながら「ささぁー、報告をしてください。カミラさん。」と言う。
おいらは言葉が被り気味だったけど言い切った。
報告に来た人を後回しにしておいらを先にするのはちょっと違うと思ったから。
ちょっと呆れ顔だったがカミラは報告を始めた。
依頼内容からおいらとの出会い。ヨークの怪我。おいらの作った経歴と記憶が曖昧なこと。
そしてヨークの怪我の為に街に戻ったこと。おいらの来た方にあった物の提出。
その辺りまでを報告していた。だがしかしその説明最中においらは思い出したのだ。
カードに記載されていた神のお言葉。につよさと念じよう!と書いてあった事に!
『カード出さなくても出来るかな?』と思いながら心でつよさ!と念じてみた。
そしたらビクっとしてしまった。ちょっと見られた気がするが無表情に徹してみる。
なぜビックリしたかと言うと目の前というか頭の中で
『チュートリアルを始めます。ボタンを押してください。』
と出てきた。なんというか簡単に言えばテレビゲームの画面なのだw
しかも昔の8ビットでドット絵のやつw
コントローラは無いし、古いゲームだったのでわざわざ初期の四角いコントローラを
頭に思い浮かべながらAボタンを押す。
ピピッっと昔懐かしい音もした。
頭の中でまたもや懐かしい単音の音源が鳴り始めた。そして黒い画面に
白い文字でチョートリアルが始まった。
『このチュートリアルは遊戯神の加護に付属する能力について説明していきます。
説明は15分ほどで終了しますので焦らず能力の使い方を習得しましょう。』
文字が消えた矢先に
『チュートリアル開始に伴い遊戯神♂さまより記念加護ボーナスを獲得しました。』
と出てくる。
獲得した加護ボーナスは自分の能力を視界内に表示しポイント振り分けが出来る加護だった。
どうやら遊戯神の加護♂が強力になったみたい。
遊戯神はゲーヲタであるっぽいw
しかし15分は長いので割愛しますw
チュートリアルを纏めてしまうと
RPGよろしくLvが上がるとポイントが発生する。
ポイントは強さとスキルにそれぞれ個別に発生する。
Lvが上がれば基本能力も上昇する。
それらの情報を実際に操作しながら習得していった。
1つ行程を終える度に両方のポイントが貰えた。
そして最後に上げた能力をリセットして終わる所まで行ったら
カミラの説明も終わっていた。
「・・と、ちょ・・・!」
パコンと頭を叩かれた。
「いった。ちょっ何するん?なんで叩くん?(´・ω・`)」
「あんたがぼーっとしてるからよ。それよりさっさと例のもの出しなさい。」
渋々お手製バックから果実の4種を出す。
頭をさすりながら椅子に戻り
「カミラさん、お淑やかにならないとお嫁にいけませんよ?」
カミラにだけ聞こえるように言ったつもりだったが
支部長さんと補佐さんもなぜか目が泳ぎだした。
「(゜3゜)あっれ~?」
そうしてる内に咳払いをし、説明をするように促す。
説明を再開したカミラ達を尻目にチュートリアルを再開する。
残りの行程は一度好きに振ってみてから、再度リセットするところまで。
チュートリアルを好きに楽しんだ後にリセットする。
『これでチュートリアルはすべて終了しました。お疲れ様です。
全工程終了記念としまして遊戯神♀さまより加護ボーナスを進呈いたします。』
チョリン!
と獲得音がして、チュートリアルが終了し、目の前と頭の中のゲーム画面が消えていく。
遊戯神♀さまの加護ボーナスとは遊戯神♂が能力の振り分けに対して
スキルを自由獲得できる加護と振り分けと取得に使えるボーナスポイントだった。
消えた後に『再起動しています』と数秒表示された後に
新たに視界内にステータス画面が出てきた。
表示は某竜がメインタイトルになっているゲームのステータス画面がでてくる。
『おおう。なんか枠が緑になってる!カミラに殴られて瀕死になっとったw』
『こいつは酷いなw』と思った。カミラに殴られたのは3発である。
それも殺すとか倒すとかそんな風な攻撃じゃなった。むしろ突っ込みだったはずだ。
その突っ込みを3発喰らって瀕死であるw草原で喰らった攻撃も知らないだけで
瀕死になっていたのかも知れない。そのあとすぐに寝れたのもそのせいかも。
カミラの強さにもよるが手加減されてこのざまであるにおいらの数値は低いんだろうなー。
転生やトリップお決まりのチートもないし、強化も無いとなるとやばいんです。
おそらく害獣を倒せば経験値が入るだろう。Lvアップすれば何とかなると信じたい。
そうしている内に話していた、いきおくれーズが話を終えた。
「分かりました。今回の調査で南方面の開拓は出来るみたいですね。
水場もあるから、大規模で行えそうです。」とデカメロン。
「それでは受付にこちらを持って行って報酬を受け取ってください。」とデカオレンジ。
「今回は楽な調査だったよ。今回みたいな依頼ならいつでも待ってるから。」とカミラ。
日本ならモテそうな3人なのに世界が違うといきおくれーズ。
なんと世界は残酷なことかw南無(-人-)南無
と瞑った目を開くとなぜかいきおくれーズから見られていた。
「「「今なんか考えてなかった?」」」と絶妙なハモリをいきおくれーズ。
おっと、なんか寒気がしてきたぞ。ガクガク(((( ;゜Д゜)))ブルブル
「お先に失礼します。」とその場を逃げる事にした。
脱兎の如く1階待合場に逃げ椅子に腰を落ち着け息を吐く。
「あぶない。あぶない。あのタイプは勘が鋭いの忘れてた。」
冷や汗を拭っているとノーラを連れてカミラが戻ってきた。
その足で受付に向かい報酬を受け取っている。
カミラのとこに行きこれからどうするか聞くと宿に戻って
ヨークの様子見をした後に昼食にすると言っていた。
「昼食にお邪魔していいかしらん?」
「あぁ、構わないよ。報酬も分けなくちゃいけないしね。とっとと行くよ。」
3人はギルドを出て一路、お宿『砂漠の水池』に向かう。
途中の露天で昼食のおかずも買っていた。
美味しいそうなソースがたっぷりと掛かったお肉の串を買っていた。
お宿に着き混み始めてる食堂の4人テーブルに座る。カミラは女将さんにお話をしてから、
部屋にヨークの様子を見に行った。
しばらくしてヨークとカミラが降りてきたぐらいに料理も運ばれてきた。
ヨークは鎧を外し、いかにも村人です!いわんばかりの服装ですた。
「砂漠の水池の自慢の料理だよ!たーんとおあがり!」
カミラ達が座った後に料理が運ばれ終わりさっきの掛け声である。
女将さんは恰幅のいい30過ぎぐらいでいい笑顔をしてたw
運ばれてきた料理は大きく切られた葉野菜が入ったシチューと
鶏肉のソテーにずっしりと重いライ麦パンだった。
席に着きカミラは買って来た串肉を全員の木皿に置いていった。
それから報告に行った事を食べながら話してる。
「ねぇ、おいらもこの串貰ってもいいの?」
「ん?ああ、お食べよ。そのために買ったんだから。」
「ありがとう。そして頂きます。」
手を合わせいただきますしてから食べ始めると周りの視線が向いている事に気づいた。
「どうしたの?」食べながら聞いてみる。
「食べる前に手を合わせて何してんだ?」とヨークが聞いてくる。
「え?ただのいただきますだけど?」
「そのいただきますってのは貴族様の祈りの真似なのか?」
「ん?おいらの国じゃだいたいの人が作ってくれた人や食材になった命に感謝するんだ。
それで貰うって意味でいただきますと言うのです。」
「ふーん。感謝か。」とヨーク。
「恵みに感謝するのはいいことよ。」と一応エルフのカミラ。
「感謝は大事。」とノーラ。
「まぁ、あんま気にする事はないですよ。
おいらにしたら習慣ですからね。冷めない内に食べまっしょい。」
4人でがつがつずるずると食べ終えたところでおいらはご馳走様をする。
食後のお茶を飲みながら報酬について聞くことにした。
「ちょっと聞きたいんだけど今回の調査は行き帰り合わせて何日の予定だったの?」
「んー。ヨークが怪我をしなかったら7日の予定だったよ。怪我したから4日になったけど。」
「そーゆー時って報酬額は減らないの??」
こういった調査は決まった日数内を調査するものだと思っていた。
よく読む小説でもだいたいそんな感じだった。
「普通は減ったりもするけど今回はあんたが持ってきた
水場と果実の情報で穴を埋める事ができたんだ。
さらにちょっと報酬にも色を付けてくれた。」
「ほー、そかそか。それと話は変わるんだけど・・・」
と先ほど見た害獣駆除や捕獲、薬草採取などの相場や気を付ける注意点などを聞いていった。
「ふむふむ。なるへそ。先輩方のお陰で勉強になりました。ありがとうございます。」
いいながらおいらは頭を下げた。
この時のおいらは1人でもなんとかやっていけると思っていた。。。
とんじゃもやー。




