第二章〜グレー
チャンスは放課後.
クラス委員は各自
自分の担当の委員会に
出席しなければいけなかった.
茜の為に頑張って
聞かなくちゃ...
だケドそぉ思ってても
やっぱりなかなか勇気が出ない.
[ねぇッ!!!]
誰かにポンと肩を叩かれて
声をかけられた.
中川君だ.
[あのさァ...
教室どこかわかんないカラ
一緒に連れてってくんない???]
まさか中川君カラ
喋りかけてくれると
思ってなくて
びっくりした顔でいると
[どうした???]
て言われた.
頭の中の
もぉ01人のあたしが
勝手に喋ってた.
[いきなりなんだケド!!
アドレス教えて!!!]
自分で自分に
びっくりしたケド
それ以上に中川君は
びっくりしてた.
きっといきなりで
何だこいつッて
思われたに違いない.
だケドもぉ後には引けなくて.
もう01回
[教えてくんないかなァ...???]
て言った.
[あぁッ全然いいよ!!
えっと...ぢゃぁ
仲村さンのアドレス教えて???
部活終わったらメール送るカラ.]
茜!!!
やったよ!!!
あたし頑張った!!!
心の中でガッツポーズ.
鞄カラ携帯取り出して
中川君に渡したら
中川君はカチカチ打ち込み始めた.
[はいッ!!]
携帯を渡されて
あたし達はその後
急いで教室に向かった.
少しだけ担当の先生に
叱られた.
委員会もすぐ終わって
帰る用意してたら
中川君が
[ぢゃぁ!!!]
て言って走って部活に行った.
校門を出て
道路カラグラウンドを見たら
中川君が一生懸命に
ボールを追ってる姿が見えた.
きっと茜はそぉゆう
一生懸命な姿を
好きになったんだろうな.
01人の帰り道.
そんなコトを考えながら
家に帰った.