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ホワイト  作者: だな
8/12

第二章〜グレー


[えぇと.

今カラクラス委員を

決めようと思うんだけど...]


先生の声に騒ぎだすあたし達.


[何委員行く??]


[俺どこも行きたくねぇ]


[てかッ

クラス委員より先に

席替えだろ席がえ!!]


みンな好きずきに口を動かす.


[はいッ!!静かにして---!!]


先生の声に騒いだ教室に

段々と静けさが戻る.


[えっとね.

先生が考えた結果

一学期の委員は

先生が決めるコトにしました!!]


その声にまたみんなの

ブーイングが飛ぶ.


だケド先生は

そんなの無視で

黒板に委員と名前を

サラサラと書いていく.


[お願いッ!!

何にも当たらないでッ]


心の中で呟く.


体育委員.

整備委員.

会計委員.

美化委員.

...

次々と名前が埋まっていく.


そして最後に

委員長と副委員長.


[お願いッ!!]



委員長.中川幸助

副委員長.仲村梨華


願いも虚しくあたしは

副委員長の文字の横.


肩を落とすッて

きっとこぉ言うコトを言うんだ...


あたしが落ち込んでると

茜があたしに駆け寄ってきて


[梨華ッ!!ナイスだよ!!]


て喜んでる.


[何がナイスなのよッ]


あたしは言った.


[中川君が委員長だカラ

仲良くなってアドレス

聞き出せるチャンスぢゃン!!!]

て茜が耳元で言う.


[あッ!!本当だッ!!]


[でしょっ!!

本当よろしく頼むよ!!]


[うん!!任せてよッ

仲良くはなんないと思うケド

アドレスなら聞き出せるよッ!!]


お昼休みも茜とあたしは

ずっとその話をして

下らないシュミレーションまでしてた.


恋する女の子の

妄想ッて激しい.



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