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ホワイト  作者: だな
7/12

第二章〜グレー


茜の好きな人.


中川幸助.


小学生の時カラ

野球をしていて

今年の期待の新人らしい.


いつもクラスの

輪の中心にいて

女子カラも人気のある

男の子だった.


いかにも茜の好きなタイプ.

逆にあたしは

そぉ言う男の子が苦手.


やっぱりあたしは

大人っぽくて

落ち着いてる人がいいな...




[梨華...

あのねッ

お願いがあるんだケド]


帰りの道で茜が言う.


[どうしたの???]


[あのね...

中川君にアドレス

聞いてくんない???]


[えッ??!あたしが聞くの??]


[お願いッ!!!...やっぱ駄目??]


茜の必死さに押されて


[...しょうがないなァ.

今回だけだよ??]


そぉ言うと


[やったァ!!!

やっぱ梨華は

あたしの親友だね!

本当ありがとォ!!!]


抱き付く茜に

あたしは


[本ッ当調子いぃんだカラ!!]


と笑いながら返した.


[でも...

どうやって聞けばいい??

茜が教えてッて

言ってるカラッて

聞いたら駄目だよね???]


[駄目駄目!!

絶対に駄目だよ!

それぢゃぁ梨華に

聞いてもらう意味無いぢゃン!!]


[だよねぇ.]


[うン...]




それカラ色々考えてみたケド

いい作戦は

結局思い着かなくて

考えるのは

後日もちこしになった.



だケド

チャンスは

びっくりする程早く

次の日にやって来た.


それはその日の

ホームルームでのコトだった.

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