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ホワイト  作者: だな
3/12

第一章〜真っ白


指折りしてカラ01週間.


待ちに待ったその日が

やってきた.


あたしも妹も

01番お気に入りの服に着替えた.


少し驚いたのは

父がいなくなったあの日カラ

三面鏡の前に

座らなかった母が

その日は座って念入りに

化粧をしてた.



[お母さんも遊園地だカラ

気合い入ってるンだなァ]


何て呑気なコト思ってた.


だケドそんな訳無くて

今のあたしなら簡単にわかる.


男がいるッてコト.



何に乗ろう.

お昼は何食べようかな??

お子様ランチも捨てがたいな.

でもスパゲティランチもいいなァ.


行きの電車の中で

妹とあたしは

はしゃいだ.

母も笑ってた.


すごく優しい顔.

大好きな笑顔.



遊園地に着くと

母は少しキョロキョロして

誰かを見つけると

手を降った.


知らないおじさンが

あたし達に向かって

歩いてくる.


誰???

誰なの???

今日は03人ぢゃないの???


小さなあたしの胸は

嫌になる程高鳴った.




[ごめンごめン!!少し遅れたね!]


[うぅン!!私達もさっき来たのよ]



知らないおじさンと

話す母の笑顔は

あたし達に向ける

笑顔とはまた違っていた.



しばらくすると

[はじめましてだね.

えっとォ...

君が梨華ちゃンかな??]


そぉ言っておじさンは

しゃがんであたしの顔を

覗き込んだ.


あたしは慌てて


[はっはい!!梨華です!

今小学校06年生です!!]


そぉ答えた.


おじさンは笑って


[はははッ元気だね.

...ぢゃぁ君が

春華ちゃンだね??]


そぉ言って春華に話かけた.

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