表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
使い古した世界 HEAVEN  作者: やましたゆずる
11/12

第11章 四姉妹の再会

「あなた。澪です。お忙しい所申しわけありません。私とあかり姉さんが旅立つ前に新潟県の何処かの温泉旅館湯治場探して予約してくれないかしら?私的には月岡温泉なんか良いかな?宜しくお願いします。」澪は五郎に頼んだ。「わかった!とっておくから。今月1週間か10日で良いのか?」五郎は再度聞き直した。「はい。お願いします。とれた日付でいいから合わせる。」澪は電話を切った。すぐに折り返しの電話が五郎からあった。「月岡温泉風鈴屋って宿が18日〜1週間取れたから。僕の名前で取ったから。4名で取ったから。僕は休みとれないから遠慮したから。」五郎はハッキリと伝えた。「有り難う!あなた、たよりになるわね。流石県庁職員。今晩帰るから。楽しみに。それじゃあ。バイバイ。」澪は電話を切った。あかりと小春に旅館を抑えた事知らせるとあかりが純連に電話した。三人はあかりのマンションに居た。「もしもし純連ちゃん。私、お姉ちゃん。今電話大丈夫?なんか、久しぶりね。お元気ですか?急で申しわけないんだけど今月の18日から一週間休みとれない?澪も今度私の手伝いで大陸に行くのよ。危ない仕事だから万が一会えなくなる可能性があるのね。だから湯治場予約取ったからあなたも一緒に行かない?」あかりが言った。「あら!お姉ちゃん。日本に帰っていたの?元気そうでなによりです。私は元気よ。今スケジュール表見てるんだけど1日2日なら大丈夫だよ。仕事入ってるけと、3流タレントのグラビア撮影だから第1アシスタントを行かせるから問題ないわ。是非参加させて!最後なんてやめてよ!」純連が言った。「それじゃ、当日朝7時に東京駅で会いましょう。チケットは取っておくわ。」用件だけ言うとあかりは電話を切った。純連はすぐに第1アシスタントの永井遥に電話した。「18日からの1週間仕事あなた、一人でも出来るよね。第2アシスタントの矢口さんと二人でお願いします。私、休暇とるから、お姉ちゃんと妹とお別れになる可能性があるから姉妹で集まるから。急でごめんなさい。あなたを頼りにしてますから。」純連は、永井のオッケーが取れて一安心して電話を切った。18日朝、あかりと小春が東北新幹線の改札口で待っていると背中を叩かれた。「お姉ちゃん。待った?私遅れてないわよね。まだ、5分前出し。顔が見れて安心した。ニュースとかユーチューブでは時々見る顔だから二人ともサングラス似合わないわよ。バレないようにしてるけど私にはすぐにわかった!やっぱりオーラがあるもの二人とも!人を寄せ付けない感じかなあ?」純連は二人の顔を見た。「あんた。これ、チケット。はい、あんたは相変わらずおしゃべりだね。芸能界入って益々酷くなったんじゃなあかかしら。」あかりは純連にチケットを渡して改札口を通った。7時30分発の新幹線こまちに乗った。席に着くと「お姉ちゃんと澪はそんな危険な仕事なんでやるの?アメリカ人にやらせればいいじゃない?お姉ちゃんの部下達に!」純連は疑問を投げかけた。「それもそうなんだが、私の指導力がなくて、言う事聞いてくれない。まず、日本人だから女だから、アメリカ人は差別主義者の集まりだから。なんで日本人が我々の上に立ってるんだ?大統領の愛人か!なんてね。それと賄賂をみんな貰っているのよ。あんな汚い街で仕事を真面目にやろうなんてアメリカ人いないのね。だから信用のおける澪に頼んだわけ。わかった。あんた、フェンタニルって合成麻薬知ってるその密造工場を叩くの今回。日本にもかなり入って来てるから総理の為、小春の為。」あかりが純連の顔を見てニコリ微笑んだ。「フェンタニル知っている。芸能界にも蔓延してる。特に若い女性、モデルとか!フェンタニルやってる子は匂いが独特なの!その子の着た衣装はすべて買い取ってもらっているわ!文句を言って来る子には私の姉はNCIA国家情報部の長官の山南小春だよ。それにアメリカ国家情報部CIAの長官沢井あかりの妹だよ。って言えば必ず買い取ってくれる。逮捕されたら殺されるよ。最後に付け加えてね。その後その子からの仕事はなくなったけどね。誰が元締めか知っている。小春姉さん。女優の大御所中村多恵子だよ。調べれば出てくるよ。殺して下さい。あんなババア!若い子がセックスする時使うんだってさあ?エクスタシーが凄いらしいよ。男もついでにやるらしい!折れ知らずでお互い様って感じかな?まあ、最近じゃ事の最中にバタバタ死んでるけどね。自殺なんてあれ、全部嘘だよ!例の女優さんとか男優さんなんか?」純連は怖い顔をして小春を見た。「あんた、見てきたようにしゃべるわね。悪い癖直しなさい。」小春が純連の目を見てニコリ微笑んだ。純連の脇の席は空いたままだった。椅子を回転させて三人迎え合わせに座っていた。あかりは相席ブロックしていた。流石である。それをしれっとやるのがあかりであった。「あんた、芸能界はどうよ?オールドメデアは放送権剥奪されてからの芸能界は変わった?NHK、日テレ、TBS.、フジ、朝日が潰れたのあかり姉さん知ってる?1chはトヨタ自動車が買い取って、2chはソフトバンクが買い取って、3chはAuが買い取って、4chはドコモが買い取って、5chは楽天が買い取って、6chはゾゾタウンが買い取って、7chはそのままテレ東、8chはユニクロが買い取った。だいぶ変わったよ。CMも自社商品のバッカリ。」小春はあかりと純連の顔を見てニコリ微笑んだ。「変わった。出てる芸能人がユーチューブみたいになってる。よく知らない芸人とか素人のタレントとかね。私はそれで仕事が増えているけど大体が貸衣装だからね。」純連が言った。「変わったね、旦那がトヨタテレビにCMとか、ドコモテレビにCMとか言っていたから聞いた事はあったよ。」あかりは小春の顔を見てニコリ笑った。「ラーメンあかり、CMやってるものね。儲かっているよね。」小春が聞いた。「うん。儲かってるよ。年200億円は売ってる全店でね。本部は半分くらい。粗利はその半分かな?ところで小春、NCIA日本国家情報局の中にスパイはいるのか?私の時は居た確かに。みつけられなかった。私の落ち度だよね。在日中国人がいた。殺したけどね。皆の前で銃殺した。心臓と頭をぶち抜いてね。」あかりは小春の目を見つめた。「毎月点検してるから居ない!怪しかったら仲間内で取り調べるから。今回の作戦は誰にも話すなよ。信用しなくていい?言ってないか?澪にも言ってない。旅館で話す。盗聴器ないだろうな?今回は相当やばい!私も生命かけてるから。F国にも頼まない。極秘で行動する。お姉ちゃん。帰って来てよね。」小春はあかりの目を見つめた。「うん。必ず帰るから!私の背中には、全世界の運命がかかっている。一人残さず根絶やしするから。」あかりは小春の目を見てニヤリ笑った。「日本はさっきの純連の情報の女優の中村多恵子を徹底的に洗え。必ず元締めがアポをとる。容赦なくバラせ二人とも!」あかりは小春の目をじっと見つめた。「はい。姉さん。薬のやりとりを見たらすぐバラします。この手で殺ります。後で純連に若いモデルの子も教えてもらいます。」小春はあかりの目を見てニヤリ笑った。「お姉ちゃん。後でメール送るよ。」純連が小春の目を見た。するともうすぐ秋田駅に到着です。アナウンスが流れた。予定通り1時間30分で着いた。三人は新幹線を降り改札口まで来ると澪が手を振っているのが見えた。改札口を出ると澪が近づいて来て、「純連姉さん。お久しぶりです。」すみれに挨拶をした。「皆さん。ようこそ!秋田まで」澪はわざと訛って言った。「お出迎えご苦労さま。土産はないよ。」あかりが澪の目を見てニコリ笑った。「皆さん。いらっしゃい!外に旅館の送迎車が来てますよ。早く早く!」澪は皆を見て言った。新潟県駅の正面ゲートを出るとワンボックスが停まっていた。中から中年の男性が出て来て声をかけた。「宮崎五郎さん、御一行様ですか?社長の渡と申します。」社長は澪の顔を見ておどいた。「宮崎五郎はうちの夫です。私、家内の宮崎澪と申します。本日より一週間宜しくお願い致します。」澪は社長の顔を見てニコリ微笑んだ。「あらあら、こりゃあ!宮崎長官じゃないですか?熊対峙の天才、いつもお世話になっております。ここで会えるなんて、光栄です。後、お仲間は山南長官と沢井CIA長官じゃないですか?いやいや!これは有名人だこと。おったまげた!お車の中へどうぞ!荷物は私がやりますから。早く早く!こりゃ!おったまげた。嬉しい限りです。こんな美女がうちの旅館に!」渡社長は随時興奮していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ