第1章 アサルトライフルM16A2
この作品は【R&Bで殺れ】と【スパイ防止法成立】の2作品とリンクしております。気になる方は作品をお読みください。又、別の話になっており、登場人物が重なります。この作品だけでも楽しめます。
彼女は元くノ一として政府の汚れ仕事を姉達として来てビームライフル部門のオリンピック金メダリストで現在は、新潟県を拠点に全国の熊退治をしていた。姉はアメリカの新領土のCIA長官の無慈悲な鬼の沢井星璃でその下の姉はNCIA長官の山南小春。そして彼女の名前は宮崎澪年齢30歳、PcJ初代長官であり、夫と子持ちありで職業マタギ。マタギも一般市民から色々と言われ続けていたので藤原真希総理が総理直結の政府の特別部署pest control japan「PcJ」となりそれ相当の給料がもらえるように改善していた。全国に約2800人の組織になっていた。公務員である。中には荒くれ者も居たが澪はそれを上手くまとめていた。今回は四国、高知と徳島の剣山に熊の目撃情報があり澪は単身出張っていた。地元猟友会の会長に案内され目撃地点に来ていた。「ご苦労さまです。長官、出没地点でございます。長官の銃はアサルトライフルM16A2でございますか?噂通りでございますね。初めて拝見いたします。そのような小径ライフルで大丈夫ですか?大体のマタギは338ラブアマグナム8.6ミリか375H&Hマグナム7.62ミリを使用しますが?」田中会長が澪に尋ねた。「田中さん。私は狙撃のプロよ。必ず熊の心の臓を外さないわ!だから5.56ミリで充分なの大径のライフルは私には扱いずらくてこれが良いのよ。姉から新しい銃M7も送られて来てるの!M4カービンの後継銃ね。アメリカの軍隊で使われているやつ!これも使いやすいのよ。今日は持って来てないけど」澪は田中会長の目を見てニヤリ笑った。猟友会のメンバーも3人同行していたが熊駆除反対の活動団体が5人の周りを囲んで抗議の声をあげていた。「宮崎の悪魔!無慈悲な姉妹!熊を殺すな!」大声で怒鳴っていた。「また、あいつらか?絶対にバックがいる?何処からか金が出てるな?何時も同じ顔だ!交通費もバカにならないからな!大体は想像つくけど!田中会長!例の政治団体だよ。」澪は活動家の顔を見て田中会長を見て言うと「あんたらうるさい!熊が逃げてしまう!帰れ!」澪はいつも見るオバサンの目を睨んだ。「会長、何頭の熊が目撃されたのですか?デカいのが2頭と小さな子供3頭の5頭です。宜しくお願い致します。」会長は澪の目を見た。「わかりました。5頭処分します。皆さんは見ていて下さい。」澪は田中会長の目を見てニヤリ笑った。「子供だけは助けて!」反対派のオバサンが叫んだ。「あんたが責任とるなら助けてやっても良いがこの書類読んでサインくれ!」澪はオバサンにサインをお願いした。小熊3頭を引き取りヤマの中で面倒を責任を持って見るという書類であった。誓約書をかかせた。書類を読んでオバサンは顔が引きつり後ずさりした。オバサンはサインをしなかった。「あんたらは何時もこれだ!言うだけで何も出来やしない!ふざけるな!ババア!!」澪は鬼の形相でオバサンを睨んだ。その後は反対派からグーの音も出なかった。「殺したか殺さなかったか銃の音で判断してくれ!2発なら子供は助けた。5発なら皆殺しだ!」澪は反対派の全員の顔を見て20発の弾倉をカチっと押し込んで田中会長と猟友会メンバー5人で山の中へ入っていった。山中にはいって30分で親熊2頭と接触した。全員身を屈めた。澪は銃口をデカいオスの心の臓に狙いを定めるスコープを覗くと躊躇いもなくトリガーを引いた。「パーン」と音がしたと同時に熊がドサっと倒れた。倒れた熊の頭に胸から出した、グロッグG19で一発撃った。メスの熊は後ずさり澪を睨んだ。澪は間一髪も入れずトリガーを引いて心の臓を撃ったメスの熊も一発で倒した。倒れた熊の頭に胸から出した、グロッグG19で一発撃った。倒れた親熊の周りに小熊3頭が心配そうにぐるぐる廻って泣いていた。澪はそれを見ると撃つのをためらったが容赦なく3頭の小熊の心の臓を撃った。「パーン」と3回乾いた音が森の中に響いた。小熊には留めは刺さなかった。「宮崎長官。噂通りの腕前です。お見事!流石の腕さばきでした。良いもの見せていただきました。有り難う御座います。」田中会長が驚いた表情で澪を見た。「これにて終了!」澪は田中会長の目をチラリと見て微笑んだ。山を下りると反対派の連中が叫んだ。「この悪魔、私達はあんたを許さない!」死んだ5頭の熊を見ると全員後ずさりしてトラックに遺体を積まれるのを見つめて泣いていた。「けして、あなた達が悪いんじゃないわよ。私達人間が悪いんだからごめんなさい。天国へ行ってね。」オバサン達はそう言って手をあわせた。澪も5頭の遺体を前に手を合わせて、お線香を5本立てた。「田中会長これにて任務を遂行いたしました。また、出ましたら連絡下さい。」澪は田中会長の目を見てニコリ笑った。「宮崎長官、有り難う御座いました。これからどちらへ?」田中は澪の目を見て優しく微笑んだ。「山口へ飛びます。」澪は田中会長に敬礼をした。「ご苦労さまです。山口はつい最近、熊が下関に入ったとききましたが?九州上陸しましたかね?」田中会長以下猟友会全員で澪に敬礼をした。「九州上陸はわからない?確認する。」澪は皆の浅黒い顔を見てニコリ微笑んだ。その場は別れた。澪はお迎えの政府の車に乗って、ホテルに一晩泊まり次の日の朝、運転手が迎えに来た。「長官、おはようございます。長官は飛行機でいかれますか?僕は車で迎いますが?」運転手の小林が気を使って申し出た。「嫌、小林君と一緒で良い。あの政府の車最高だから!」澪は小林君の顔を見てニヤリ笑った。「それでは飛行機キャンセルいたします。」小林は澪の顔を見て敬礼をし、スマホを手にした。「長官、こちらへどうぞ!」小林が後部座席のドアを自動で開けた。そこへ昨日の反対派のオバサン達がイチャもんをつけに現れた。「もう、二度と来るな!悪魔!」すてゼリフを吐いた。「あなた達も熊に襲われる心配なくなったわよ。安心しなさい!」澪はオバサンに向かって嫌味を吐いた。澪はオバサンと目を外して車の窓を自動で閉めて山口へ向かった。「小林君は彼女達をどう思いますか?私はこういうのって矛盾していると思うの、まあ!動物たちの世界に人間が来てやりたいようにやってるからさぁ。こんな事になっちゃているじゃない?彼らの居場所を壊しているのは人間だから。世界の気候もあるとは思うけどね。ニュータウンとかソーラーパネルとかさぁ?でも昔から熊は人里に出て来ているからね。今始まった事じゃないのよ。昔から熊駆除反対なんてやってなかつたからね。やっぱり、政治的問題かねぇ?例えば野党が彼らをお金で雇ってやらせているとかね。私はそう思う。あのオバサン何処の県にも居ると思わない!交通費、宿泊費は?どっから出てるのよ。まったく!」澪は憤りを小林君に話た。「長官、私もそれは前から可笑しいと思っておりました。あのオバサン。中川麻子さんという北海道の北見の方なんですよ。旦那さんとお子さん3人と暮らしているんです。私、調べましたから。後は全国から集まった人間です。半分野党の党員の方です。多分お金はその党から出てますよ。的は国会議員なんですね。与党の中華系議員も居ます。それはお姉様方に任せましょう!」小林は澪に言った。「お姉ちゃん達か?皆元気そうだものテレビ出演よくしてるしね。毎日のようにニュースに出まくってからね。ワハハハ!」澪は大きな声で笑った。「お姉様方皆さん綺麗ですよね。私はあかりさんのファンです。カッコいい!所作や言葉使いなんかですかね。アハハ!」小林は最後に笑った。「小林君、お姉ちゃんみたいな女がタイプなんだね。あなた、気を使ってこういう時は私だって言った方が良いと思うけどな?今度帰って来たら紹介すっから楽しみに!」澪は小林の背中を見てニヤリ笑った。「あい!すいません。こういう所がモテナイ原因ですかね。長官!ワハハハ!」小林はそう言って高笑いした。「小林君は知っていると思うけど私には3人の姉がいるんだよ。長女はあかり、アメリカのCIA長官ね。次女はこはる。JCIA長官ね。三女はすみれ、芸能界でメイクと衣装の仕事をしている。そして、四女は私、害獣駆除担当長官だってさ!以上。あなた、良い男なのに彼女いないの?不思議ね。こんな仕事していたんじゃ出逢いはないか?ごめん。」澪は小林の背中に話した。「はい。知っております。皆さん綺麗ですよね。私、女性の前だとあがってしまって話せなくなっちゃうですよ。」小林は返事をした。こんな調子で山口へ車を走らせた。山口県庁の猟友会事務所に着くと浅黒い顔の男達が二人を出迎えてくれた。また、県知事まで居た。「宮崎長官よくこんな遠い所までお越しくださいました。こちらが猟友会会長の渡辺でございます。」阿部知事が澪と小林の顔を見て優しく微笑んだ。「有り難う御座います。」渡辺は頭を下げた。「早速ですが熊出没地点まで案内お願い致します。」澪は渡辺の顔を見て微笑んだ。「わかりました。ご案内いたします。私どもの後についてきてください。」渡辺は澪と小林の顔を見るとさっさと車に乗り込んだ。動物保護団体の反対派に行く手を遮れ渡辺達の車が県庁から出られないで立ち往生していた。その後ろについていた。澪が車から降りて反対派の前にたった。「中川麻子さん。また、あんたらね。懲りないね。この妨害行為は政府に楯突くものと同じ事なんだよ。警察よぶからね。」澪は中川麻子の目を睨みつけた。「警察なんて怖くないから呼ぶなら呼びなさい!」中川も澪を睨みつけすてゼリフを吐いた。小林がスマホで県庁まで警察を呼ぶと5分もしないで警察が来た..警察官が2人来た。「ご苦労さまです。長官!山口まで来られるんですね。コイツラですね。はけるよう説得いたします。任せて下さい。」田辺警察官と小川警察官が澪の目を見て敬礼をし、言った。「ごめん。忙しい所、つまらない事で呼んでしまって!悪いけど一人一人調書取って下さいね。お願い致します。別に留置所には入れなくいいよ。帰してあげてね。」澪は二人の警察官の顔を見て優しく微笑んだ。警察官は反対派10人を車から離した。車は駐車場から出られた。この事により反対派の身分を知る事が出来た。熊出没地点に着くと一般市民が目撃情報を澪に丁寧に説明してくれた。「山の中へ上がって行った。デカいの1頭。」女性が逃げた方向を指差した。4日前の事だそうだ!「長官、山の中案内致します。気をつけて!」渡辺が澪に気遣って声をかけた。しばらく山の中を歩くと犬が吠えた。「長官、近くに居るみたいですよ。我々が処分致します。」渡辺が澪の顔を見た。「会長、せっかく、山口まで来たのだから私にやらせて!お願い!」澪は渡辺の目を見つめて言った。アサルトライフルM16A2を出してカートリッジをカチっとはめた。犬の鳴き声が段々近づいて来た。目の前10メートルに正面にデカい熊が見えた。熊とお見合いになった。澪にとっては絶好のポジションだった。首の下あたりが心臓だから狙いやすかった。ためらわずスコープを覗きトリガーを引くと「パーン」と乾いた音がしたと同時に熊がドサっと倒れた。澪は倒れた熊の顔を覗くと胸からグロッグG19で眉間を打ち抜いて留めをさした。彼女達の掟である。必ず留めを差し、苦しまずに逝かせてあげる。人間にもそうであった。「長官!お見事!流石、オリンピック金メダリストです。よく、その小径のライフルで?」渡辺会長が澪の側で言った。「会長、私には大径のライフルは扱いずらくて、昔から使っている、このアサルトライフルM16A2が相棒なんですよ。」澪は渡辺会長の目を見てニヤリ微笑んだ。澪は根っからの殺し屋だった。姉達もそうであった通り。「へぇ~!」猟友会メンバーからも声が漏れた。「会長、この個体1頭でしょうか?」澪が渡辺に尋ねると「後2〜3頭は居ると思います。が後は我々が長官は下関へ行ってください。九州には元々、熊は居なかったと言われております。」渡辺会長は澪の目を見つめた。「そうですか?人的被害があったそうで?」澪は渡辺会長の目を見つめた。「はい。年配の男性が襲われまして、全治1カ月の重症でした。」渡辺会長は澪の目を見た。「そうでしたね。わかりました。下関へ向います。お疲れ様でした。有り難う御座います。」澪は全員に敬礼をすると猟友会メンバーが全員で敬礼をし見送ってくれた。小林の運転で下関へ向かった。下関の猟友会は市役所にあった。市役所へ着くと市長はじめ猟友会メンバーが玄関前に数列して立っていた。小林は市役所玄関前に車を横付けした。自動でスライドドアが開くと澪がライフルを背負い車から降りると「長官、遠い所、ご苦労さまで御座います。市長の北川です。」市長が近寄り声をかけて来た。猟友会メンバーは直立不動で敬礼をしていた。少し重たい空気が流れていた。澪が猟友会メンバーを見ると全員後ずさりした。メンバーより若く可愛いらしい女性が長官であり、目チカラがハンパないから仕方ない。結構な人と害獣を殺しているから威圧感は相当あった。熊も犬も後ずさりする程である。「お疲れ様です。ワザワザ出向なんて要らないっちゅうに!」澪は少し照れ笑いを浮かべはにかんだ。「これは失礼いたしました。宮崎長官直々熊退治に来ると聞きましたから派手なお迎えになってしまいました。すいません。」北川市長が澪にむかって頭を下げた。「市長、あやまらなくともいいんですよ。私なんて、皆さんから比べるとガキんちょですから、少し悪くて、照れ隠しですよ。姉達がアメリカと日本のCIA長官だけって事ですから。ワハハハ!」澪は皆の顔を見て笑った。「宮崎長官、そんな謙遜しなくともご立派な方なんですから。全国の猟友会の猛者を束ねていらっしゃいますから。」市長は苦笑いを浮かべまた頭を下げた。「市長。早速だが事件現場に案内してください。」澪は市長の目を見て微笑んだ。「あら!可愛いらしい笑顔です。早速行きますか!私、宮崎長官のファンで本日あがってましてすいません。こんなジジイで!」北川市長は澪の顔を見て笑顔で微笑んだ。「北川市長、あなたはまだ若い方ですよ。四十代後半でしょう?他の市長はもっと歳とっている方が多いですから?若くして市長なんてご立派です。」澪は笑顔で北川市長の顔を見た、「それでは行きましょう!」市長はあがってしまいなかなか出発出来ずにいた。「市長も行くんですか?」澪が市長の顔を見て笑顔で微笑んだ。「はい。案内いたします。長谷川下関市長にも用事がありますから?」北川市長は澪の顔を見て赤くなった。用事などなかった!澪と少しでも長く一緒に居たかった。市長は何故か、図々しく、澪の乗る車に乗って来た。マジで推しらしい。おしゃべりしたかったとういのだ!車は走りだした。すぐに北川市長は口を開いて澪に質問攻めをしてきた。「宮崎長官は、ご自宅は秋田でよろしいですか?」北川が澪のプライベートを聞いて来た。「はい。間違いありません。秋田県秋田市に県庁に勤める夫と3歳になる息子がおります。後夫のご両親と一緒ですがもう、半月ほど帰っておりません。まだ、しばらくは帰れません。各県の支部を回るつもりです。今年は熊の目撃情報が多いですから!特に広い範囲で目撃されてます。一番多いのは北海道です。続けて秋田県。山形県、青森県、岩手県、宮城県、福島県、山梨県、栃木県、群馬県、東京都意外ですが山間部に出るんですよ。神奈川県、茨城県、埼玉県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、新潟県、島根県、鳥取県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、和歌山県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、四国全県。九州はいないとされてますが下関まで来てます。ここを叩かないといけない。その為の今回の視察です。ほぼ全国に潜んでおります。」




