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Cigarette EXTRA Time Reverse  作者: 冬草
6/6

添加物たっぷり!

「やぁ、ここまで読んでくれて有難う。

 僕だよ、時間の魔女ティア・ムルジニア。

 今回は僕が最後の幕間の進行をするね。」

「ゲストはワシ。」

「や、久しぶりだね。」

「そうじゃのう、80年も経っとったんじゃなぁ。

 で?シス君はどうじゃった?」

「優しくていい子ってイメージかな。

 僕は嫌いじゃないよ」

「そうじゃろ?」

「で、あの子に頼んだんだよね?」

「うむ、全ての後始末をつけるのは彼に頼んだ。

 ……ティア、ワシのしとることは酷いと思うか?」

「ううん、君の考えは分かるからね。

 それに僕自身のことを考えるのであれば、君のしようとしている全ての魔女を滅ぼすと言うのは、僕を開放できる唯一の手段なんだよね。」

「ああ、そうじゃ。

 もちろん別の方法を模索すればーー」

「あの時も同じことを言っていたけど、水晶玉は他の答えがないって言っていたからね?」

「…そうじゃったな、ワシの異能を持ってしてもあそこから抜け出すことは叶わんかった。」

「いいのいいの、シス君に伝えて貰ったけど、最後に彼に会えてよかったよ。

 彼が死ぬまでの間にもう惑星直列なんて起こらないだろうし。」

「そうじゃなぁ、80年ですら短すぎるというので作者の奴め頭を悩ませておったわ。」

「ふーん、そうなんだ。」

「最初年に一回とかにしようとしてたらしいぞ?

 それだと悲惨さが伝わらんとか言うクソみたいな理由で、惑星直列しないと無理ってことにしたらしいが今度は長過ぎじゃなぁ。」

「本当にクソだね」


「お? やってるやってる」

「む?」

「あ、アルバさん。」

「久しぶりだね、ティア、舞台裏だからやってこれたよ。

 君はーー、初めまして、かな?」

「どうじゃろうなぁ、作者に聞いてみれば良いんじゃないかのぅ。」

「私が思うにどうせ秘密とかいって終わりだよ、彼は。(※その通り。)」

「まぁそうじゃろうなぁ。

 時間の魔女であるティアを閉じ込めたのも、『異能思いついたけど強すぎる』が理由の一つじゃからな。」

「やっぱり時間はやばいのかなぁ」

「やばいんじゃろうなぁ」

「出したらまずいならナーフすれば良いのにね。

 私も十分チートだし。」

「「それだ!」」


それだ、じゃないんですよ。

カードゲームじゃないんですから。


「あっ!鬼畜作者だ!」

「おっ、鬼畜作者じゃ。」

「よっ、クズ。」

 

いくらなんでも酷くないですか?


「女の子の手足ちぎってニヤニヤしてるんでしょ?クズじゃん。」


ニヤニヤはしてないですよ?


「でも鬼畜だよね?」


人を人とも思わないような残酷な行為が鬼畜らしいので、そこは否定しません。


「鬼畜作者で構わんよなぁ?」


まぁ、いいですよ。


「鬼畜って事はやっぱクズでは。」


アルバさんは面白い人ですね。

おかえり願って良いですか?


「あっ!ちょっ!おまっ」

「アルバさんが消えた!」

「流石鬼畜。」


そもそもアルバさんは人じゃないんで鬼畜では無いですね。


「ワシらも魔女じゃからな、いつ消されるか分からんぞ。」

「外伝扱いだから、僕も二度とこの作品に関われない可能性あるんだよね。」

「はー、おっそろしいのぅ。」


貴方の態度次第ですね、ティア。


「あの訳わかんない空間から僕を出す方法があるの?」

「あるんじゃろうなぁ、多分誰か生贄にしたりしてやるんじゃろ?」

「うわ、こわ」


コワクナイヨー


「あ、これガチで生贄系だ。」

「まだ見ぬ新人でも生贄に捧げるんかのぅ。」


って、そんなことよりしっかり進行してくださいよ。

2人がしないなら私から質問しますよ?


「えぇ、積もる話の一つや二つくらい......」

「そうじゃそうじゃ、80年ぶりなんじゃから構わんじゃろ?」


質疑応答が終わればいくらでも話して良いんで。

このままだと1日あっても終わらなさそうですし、文章が長くなるんですよ。


「そういいながら楽しんどるじゃろ?」


否定はしませんが......はい、これ。


「なんじゃこの紙?」

「僕らを殺すマジックスクロールとか?」


この世界にそんな便利なものはありません、カンペです。


「なんじゃ?ワシらのスリーサイズだのなんだの質問か?」

「変態!」


俎板と寸胴が何を言ってるんですか。


「うわっ、成長しない身体にしたのは作者なのに酷くないかな。」

「こいつにそんなこと言っても仕方あるまいて、鬼畜じゃし。」


......良いから、早く読み上げて下さい。


「仕方ないのぅ。

 構わんか、ティア?」

「いいですとも!」

「...そこはかとなくまずい匂いがする返答じゃが、一つ目『どうやってシス君を連れてきたんですか?』」


「そこからかぁ、鬼畜作者が話せば良いのに。」

「あ、確かにそうじゃな、全部知っとるじゃろうにのぅ。」


私が淡々と話すより、質疑形式の方が楽しいでしょう?


「確かに僕たちの方が花があるよね。」

「そうじゃな。」


そうですね。


「それじゃあ、答えていくよ。

 まず、僕のいるこの空間は、シス君達が住む世界と位相のズレた世界にあってね。

 シス君達の住む惑星と一緒に公転してるんだ。

 で、数十年に一度、僕がその位相を無視できるのが惑星直列する日なんだよ。

 完全惑星直列じゃなくても問題ないらしくて、なんか異能の力が増幅して普段できないこともできるようになる......らしい? って水晶玉が言ってたんだよね。」

「ふむ、それで?」

「その間に空間を操って惑星に到達して、気になった存在に触れて攫う訳だよ。

 今回は最初、前にも話した人を連れていこうと思ったんだけど、もっと面白そうな存在が居たからそっちに目移りしちゃった感じだね。」


「なるほどのう、ワシの時もそのやり方で......」

「そうそう、あの時の君の攻略法は面白かったなぁ。」


その話は本編か別短編でやるかもしれないので、一旦秘密で。


「はいはい、分かりました。」

「ケチなやつじゃなぁ

 さて、次の質問じゃが

 『シス君がそっちの空間にいる時に元の世界はどうなってるんですか?

 シス警部が居なくなった時間軸はあったりするんでしょうか?』とのことじゃが」


「そんなの気になる?

 どうでもよくないかな?」

「答えんと、また鬼畜ボイスが耳を貫くかもしれんぞ」

「...それは嫌だね。

 さっき話した通りの方法で此方に人を連れ込むとね、僕が人を此方に連れ込んだ時点で時間に齟齬...これを読んでる方達に伝わりやすく言うのなら『バグ』が起こるらしいんだよね。」

「ゲームとやらにある「予期せぬ行為による不審な挙動」みたいなもんじゃな」

「そうそう、結果どうなるかと言うとこの空間を除いて全ての時が止まるんだって。

 全部水晶玉の受け売りだけど。」

「ほうほう、それで?」

「シス君が戻るまでの間、つまりここの位相とそちらの世界の位相が元に戻るまでの間、時は動かない。

 でもシス君は大丈夫だけど僕の内部時間は動いているらしいんだ、よく分からないけど本来連れて来れない場所に連れて来れないはずの存在を連れてくる為の代償らしい。

 と言っても、◼️◼️◾️◼️を手に入れてるから関係ないらしいんだけど。」

「不自然に音声が歪んだのぅ、作者乙じゃ。」

「あ、これ言っちゃいけないやつなんだ、バレてそうなもんだけど。」


ティアとシガレットが言うところの賢しい人には当然気付かれてると思いますが本作投稿の時点では、まだ出ていない人に関わったり関わらなかったりするので。


「ネタバレ?だっけ、めんどくさいね。」

「まぁまぁ、落ち着かんかティア。

 次の質問にいくぞ?」

「はーい。」

「『シス君のことについて、ワシから聞いた通りと言っていたがどうやって知ったか。』

 ワシも話した覚えはないが、どう言うことじゃ?」

「別に直接聞いたんじゃないよ。

 彼に触れた際に彼の過去を直接見てきたんだよ。

 ややこしいけど同一時間軸の自分の体を維持しながら、触れている存在の過去を視神経と脳と目玉だけを飛び飛びで時間遡行させる感じ?」

「なんか恐ろしいことやっておるのう。」

「当然遡行先にバレないように、位相のズレた空間から見ているんだけどね。」

「その当然も意味不明じゃのう、お主一応時間の魔女じゃろ?

 そこまで来ると時間とか関係ないような気がするが。」

「んー、水晶玉が言うにはタイムパラドックスとか言うのをなんとかする為に◼️側が◼️◼️ーー」

「ティア、それは流石にちょっと」


はい、それ以上はいけませんよ。


「ぅゎ。」

「せっかくワシが止めたのに入ってきおった。

 出たがりめ」


いえ、問題なければ止めないのですけどね。

それは本当にNGネタなので。

さっきのが100の内5だとすると今回のは250くらいなので。

はい!これね、現在のNGワード一覧なので気をつけてください。


「多いなぁ。」

「多いのぅ。」


本当に頼みますよ?


「分かっとる分かっとる。」

「で、次の質問は?」

「ふむ、『アルバとは何者なのか?』」

「えぇ...ちらっと見たNG集に山盛り引っかかってるのにコレ説明するの?」

「なら、ワシから。

 アルバはこの作者の第一作目、cigarette-連続圧縮殺人事件-にて、ワシが名前を出した魔女の名前じゃ。

 原初、始まりの魔女であり、彼女が女性だったことから異能を持つものは等しく全て、男性であろうが女性であろうが『魔女』と呼ばれるに至った。

 そう言う存在じゃ。

 彼女が何故ティアの元に現れることが出来たのかは不明じゃ。」

「へぇ、そんな人だったんだ。

 あれは僕も本当にびっくりしたよ。

 泣いてたら目の前に見知らぬ女の人がいるんだもんね。

 お陰でとても助かったけど。」


長くなってきましたし、この辺りでお開きにしておきましょうか。


「好き勝手じゃなぁ」


作者ですから。

あ、積もる話は幾らでもどうぞ。

はい、アルバさんも戻しておきますね。


「え!私を消すなんて許されると......?」

「お帰りなさいアルバさん。」

「しっかり消えとったのう。」

「ほんとぉ?」

「ほんとほんと。」

「流石に私じゃまだ作者に敵わないか。」


相変わらず振り回されては居ますけどね。

シス君にも、君たち3人にも。


「そうらしいのぅ。

 本当はシス君が部屋に到達した後はネタばらしだけしてとっとと帰すつもりじゃったらしい。」

「ぇ。」


でもティアが勝手に人肌恋しさにシス君に抱き上げてもらうことを願ったり、自分語りを始めるもんだから長くなりましたね。

因みにエミールも本当は生き返ったりしない予定でした。

元々は単にエミールには死んでもらって、ティアにはそこにいる相手を全員虐殺してもらう予定だったので。


「...私が助けに来るって言うのは?」


それも元々有りませんでした。

アルバの登場は本来もっともっと先なんですよね。

君達だったらどうするのかが頭の中に沸いてくるせいで伸びるんですよね、文章が。


「でも本来なら無理やり修正することもできたんじゃないの?」


当然です。

が、私は貴方達の動きを尊重しているのと、それに合わせて辻褄を合わせているので...。

長編の第一作目の連続圧縮殺人事件もそうでしたが、あちらも本当は署長宅ではなくシス君の家に泊める予定でしたしね。

ただ、突然のお嬢様発言などから邸宅を用意する羽目になった訳ですが。


「確かに振り回されてるね。」

「脳内に振り回されてるのは笑えるのぅ。」


まぁ、嬉しいんですけどね。

キャラの一人歩き。

自分の子供が独り立ちしてる感じというか。


「なんか照れるな。」

「意外と尊重しておったんじゃなぁ。」

「気持ち悪いなぁ。」


アルバはまた消えたいようですね。


「いや、違う違う!一般論!一般論でしょこれ!

 自分が作ったキャラを現実の人間みたいに扱ってるって気持ち悪くない!?

 なんで私だけ妙に風当たりが強いの!?」


まだまだ貴方には秘密で居てもらいたかったんですよね。

なんで本当はここで喋るのも禁止なんですよ?

因みに服装以外の見た目の説明も省いているのはそう言う理由です。

アルバは読者の心の中で好きな魔女の見た目を考えてください。

じゃあ、おしゃべりは程々に、好きにしてね。




「はー、本当にもう一回消されるのかと思ったよ。」

「やるっていったら意外と素でやるもんね。」

「そうじゃなぁ、まぁワシらも決まってる話の通りには一応動いてやらんと.......ん?まーだ覗いとるんかお主ら。

 ここからは魔女宴サバトじゃ、お主らが覗いていてはできる話もできんからな。」

「私も結界しいとくから、また次会う時までね。」

「僕も、また会える時まで、ね?」


煙草の魔女が大きくタバコを吸い、息を吐き出すと空間が白い煙に覆われる。

その煙の彼方にて、彼女達の和気藹々とした声らしきものがが掠れて聞こえてくるのであった。




幕間 了

初めましての方初めまして、そうでもない方、ごきげんよう。

冬草です。


大変遅ればせながらこちらのTime reverseの方も完結とさせていただきます。

待っていただいていた方申し訳ございません。


ここからは言い訳です。


去年は別のサイトで20万文字ほど書いていたのでこちらが全く動いていませんでした。

というのも、私が学生時代サークル活動で本を出していた作品、東方Projectも一枚噛んでいるコンテストの話があったからです。


残念ながらコンテスト終了時点で完結しなかったからか、受賞はできませんでしたが、わりかし楽しくかけました。


そのうち同人誌にして、エンディング変えて出します。


さて、明日(2023/01/28)にcigarette新章、Water hazardを連続投稿いたします。

良ければお楽しみに。


では早いですがこの辺りで。

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