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解放

それから僕は毎日死体の画像などを見なければ落ち着かなくなった


そんなある日の休日僕は気分転換に散歩をしていた

その時曲がり角で歩く死体が目の前を通った

確かに歩く死体だった、とても綺麗なロングな髪で

白いワンピースそれと白い肌、僕は唖然とした


それから休日は毎回同じ時間に散歩することにした

そして彼女は、毎日のルーティーンなのか同じように歩いていた


確かあれは雨の日だったか、僕は彼女に声をかけられた


「雨なのに歩いているんですか」


とても静かな声だった、僕はキョドって少し大きな声で返事を返した

すると彼女は少し笑った

僕は恥ずかしくなった、でも、ここで話さないといけないと思い

一歩前に出た、すると彼女の真っ赤な傘に僕の黒い傘があたった

すかさず謝った、僕はなんて意味の無いことをしたのかと後悔しそうになったが

言った


「な、名前なんて言うんですか?」


彼女は答えてくれた


「白夢 美月だよ」


僕はその名前にとても驚いた、何故ならその苗字白夢は

もう無き片思いの彼女と苗字と同じだったからだ

僕は美月さんに言う


「もう離さない...」


本当に泣きたかった、でも彼女はキョトンとしていた

最後にお辞儀をして帰った


そしてこれから僕は恋という感情を取り戻した


解放されたのだ...


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